7月19日

 

 

車騎星→玉堂星が、次元を上げる流れとしては、自然ということです。

闘争心といわれる車騎星と、平和を愛する玉堂星と、和合する要素があるとは思えないのですが、玉堂星の次元上昇には車騎星が最良の働きをします。

 

車騎星とは日干を激剋する気の作用です。

庚剋甲(車騎星)と後ろから刀で切られる樹木は空洞化した甲となって、空洞は引力を起こします。

そこへ癸→甲(玉堂星)と水を与えられると、引力はその水を一気に吸収することになります。

 

牽牛星が自我を強めたのとは反対に、車騎星は自我を削ぐ働きをして、玉堂星を稼働しやすくする(目上のいうことを素直に聞ける人になる)わけです。

 

同じ車騎星が龍高星と組むと次元上昇につながらないのは、自尊心が龍高星を稼働させるのとは反対に、自我を削いでしまうためです。

ナルシスト龍高星が人のためにがんばってしまうという、禄存星みたいな働きになって、それはそれだとしても、my龍高星からは遠くなります。

 

車騎星→龍高星が次元の上昇につながらないと書きましたが、上昇しないということではありません。

 

そもそも人間は自然界とは異なる五行配置を生きているわけですから、自然に生きられないほうが普通です。

 

矢印も剋関係も同じものはありません。

自然の流れだけで次元が上がるとすれば、多くの人は次元を上げることができないでしょう。

 

次元は心の上下動をいいます。現実との相関性はありますが、連動するものではありません。

社長になったから次元が上がる、金メダルを取ったから次元が上がるというのは、まったく関係がありません。

 

「泥棒道を全うすれば、次元はあがる」と原典には書かれています。

自然の流れなど関係なく、星図に龍高星貫索星禄存星しかなかったとしても、安住の家庭を持たずに、幸福には目もくれず、警察に捕まることなく泥棒道を歩み続けて、次元を上げることはできます。

ただ、楽な道ではないでしょう。

 

その「楽なことではない」ことが次元を上げる一番のエネルギーになります。

 

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