56・己未
貫索星中殺に限らず、中殺の定義としては天中殺の「空間がない」を基準に考えるしかなくて、では、貫索星の空間がないとは何か、となります。
その前に空間とは何かといえば、天が定めた(自然の法則内の)存在規定と定義してもいいでしょう。貫索星とはこういうもので、という「こういう」がないのが貫索星中殺です。
具体的にいえば、規定されない自我。
日干己は天から受けた空間をもって己となっていますが、隣に並ぶ、己は天から何も注文を受けていない、自然(既存)とは異なる己です。
自分の中に普通の自分がいて、もう一人隣に自分であって自分ではない自分を抱えることになります。
この別の自分をどうするのかが貫索星中殺を燃焼させる動機になります。
前回ご紹介したように、兄弟がいるとそこに兄弟をあてはめると、従うか反発しあうか関係は極端になりますが、収まる形です。
反発するにしても、自分の中の自分と反発することになるので、関係は複雑です。
他者とあるいは、他の何かと、自己同一化現象が起こることも考えられます。
有田さんは上田さんとコンビを組んでずっと一緒にやっています。
貫索星中殺に入る人(もう一人の自分)は異質で執着できる人(好きになれる人)だろうと思います。
お二人は同級生縁しかありませんが、三角形の重なり具合が良く、反対の位置にいながら、日支と月支がともに半会して盛り上がるつながりを持ち、お互いに、日月に納音と天剋地冲という形を残さない位相法を持っていて、その時その時の対応力にすぐれています。
また、何かあっても次の日は忘れるというさっぱり感がこの関係にはあります。
有田さんはお笑い仲間でも、極端に仲の良い人が何人かいます。
『アンタッチャブルの山崎弘也を可愛がっており、2013年まで山崎と同じマンションの上下階に住んでいた』とありました。
こちらは天剋地冲と納音、律音という強い縁で結ばれています。
やはり領域図の重なり具合は、仲が良いという形になっています。
この関係の天剋地冲と納音は丑が未を一方的に打つ形です。打つ=悪いイメージですが、だいたいは、打つ側が面倒見たり、つくしたりという形になります。
年齢が逆なら、一方的な関係になるのですが、打つ側が低いために、山崎さんは自分が激剋する己未をフォローしていく形になります(禄存星の関係)。打たれる側は案外居心地は良いのです。
山崎さんのほうは、気の世界では自分が優位な位置にあるので、先輩に何をされても
(丑)はこたえないので、荒っぽく扱われても、スルーできる利点があります。
先輩後輩が逆だと、そうは行きませんけど。
二例だけでは結論できませんが、貫索星中殺は、空洞化した自分を密度のある他者で埋めるか、お気に入りの何かに執着して自己同一化を図るか、なんらかの形でそれを埋めるものが必要になってきます。そして、それは心地よいものになると思います。
それから、有田さんを検索していくと「女好き」「浮気」という言葉が出てきます。
・20代後半の全盛期は多い時は週に9回合コンしていた。
・合コンで簡単に落ちない女性を様々な戦法を使って落とすのが好き。
・土下座して頼んで女性を口説いた事がある。
だいたい未とか丑という陰土の支は、陰土自体が肉体を意味して、全部陰干なので和合性がなく、気持ちの満足度は本能に求める傾向があります。
「面食い」という言葉がありますが、そのニュアンスでは「体食い」の傾向です。
また納音や天剋地冲は、ゲーム好きが多いです。じっとしていると気持ちが暗く澱んでくるので、常に活性化させる何かを必要とします。
ゲームは最高の対冲解消アイテムでしょう。テクニックも納音の能力です。
wikiにも『いわゆるヘビーゲーマー』と書かれていました。
書ききれないくらい、さまざまな能力とキャラクターを備えた人で、お笑いの世界だけで終わることはないでしょう。
今でも多方面に活躍していますが、まだまだ意外な才能を発揮する機会が出てくると思います。
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