43・丙午

 

丙午は中央に位置する天将星干支。下に矢印が向かうこのグループとしては、エネルギーも矢印も異質です。

このグループでは唯一、天干と地支が比和となっていて、空間に現実を取り入れて空間の流れを変化させる役割です(丙←丁)。

 

真夏の太陽という強すぎるエネルギーに安定感はありません。

天将星グループの中でも過保護厳禁とうたわれている干支です。

 

『苦境を乗り越えて大成功する。子供の頃の過保護は厳禁。出来るだけ厳しく育てる。仕事に喜びと生き甲斐を感じるような宿命なので、女性が結婚して専業主婦になると不満が鬱積してしまう』

 

それだけではなく、『若年にして有形の宝を散ずる』と言われていて、若い時の成功は、真の成功ではなく、むしろ挫折のあとに、本来の能力発揮の場がくることになります。

 

天将星干支ですから、平穏な人生はなく、動乱期が活躍の場です。

といっても、見るからにタフそうな天将星は少ないです。

 

天将星干支はだいたいおっとりとして、ゆったりとして、マイペースに我が道を行くタイプになります。それでいても、なにかあると、頑として譲らない、強い意思表示は出てきます。見かけとは裏腹に根は相当の頑固が天将星です。

 

古典では次のように紹介されています。

 

丙午「旅をするウマ」
・かつては暴君になる運命を持った生まれと言われた。
・自主性が強く、思い通りの生き方をしたいと思う。
・女性は妥協できない人となって協調性に欠ける。
・仕事で道が開けると最高のキャリアを身に着ける。
・モテるタイプの人が多い。

 

丙午は、とにかく人生に目的を持つことが何よりも大切です。

目的達成のためには、平気で頭を下げることができる、柔軟な天将星です。

そして、ひとたび目的を達成すると、威風堂々の大将として輝くことができます。

 

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