ジョージ・ブッシュ <アメリカの政治家。同国第43代大統領>

シルヴェスター・スタローン <アメリカの俳優、映画監督、脚本家>

高峰圭二 元俳優 <2010年以降、作品がなく、2021年に始めたTwitterでは「時々ウルトラだけ役者?」と自己紹介している>

 

ここでは履歴ではなく、結婚に絞って観てみる。

 

*ジョージ・ブッシュ

1977年、ローラ・ウェルチさんと結婚。二人の子供がいる。

 

『ブッシュ一家は結婚後29回、ワシントンD.C.や北京まで29回転居した。夫が様々な政府の仕事に従事して家族から離れている間、彼女は単独で家族の面倒を見た。政治家の妻として様々なチャリティーにも関わった。一方で、夫がCIA長官になった後、家庭内でも仕事の話を一切共有できなくなったために、会話が減ったことからうつ病を患った。夫の薦めでホスピスでボランティア活動に勤しみ、中国での生活を講演したりしたことで病から回復した』

 

これだけで結論するわけではないが、丙に入った妻は、政治家の妻として、サポートする側に回っていたと思われる(丙剋庚はなかった)。

 

この形で玉堂星が牽牛星にふさわしい稼働をすると、昨日の細野さんのように、アンチテーゼという側面(龍高星的側面)が出てきて「体制内改革というイメージで、既存のフレーム内で自分流の創造をして行く」という能力に変わる。

 

政治家が天極星に向いているのは、政治家という仕事は自分が現実を作っているわけではないためだろう。自分は死人のままでも、政治という現実は他者が作ってくれるというシステムがある。

 

 

日本の男性二人も総理大臣経験者。小渕さんはまだ若いので、これから大物に育っていく可能性もある。

 

*シルヴェスター・スタローン

過去に3回結婚、2回離婚している。

 

サーシャ・チャック(女優・1974年 - 1985年・息子2人)
ブリジット・ニールセン(モデル・1985年 - 1987年)
ジェニファー・フレイヴィン(モデル・22歳年下・1997年 -・娘が3人)

 

ジェニファー・フレイヴィンさんとは今現在も円満継続中で、インタビューなどで、次のように語っている。

 

『スタローンは「19年かけて、私はジェニファーの言うことが常に正しいと気づいたんだ。女性は物事のコツを知っているんだよ。少なくとも私の妻はね」「私は『ハニー、君が全て決めてくれよ。どんどん決めて。君を信用してるから』と、ついに言えるようになったんだ。いままでそんなことは1度もなかったよ」と話している。その後もインタビューで、「妻と口論しても私に勝ち目はない」「家では誰も私のことなんか怖がらないよ。うちの女性陣は、私が牙のない虎だと知ってるんだ」などの恐妻家発言も度々口にしている』

 

「今までは一度もなかった」と語っているように、丙剋庚で庚(現実の自分)が強いと、逆に丙を打ち返すことになる。

 

 

 

これは算命学にはないが、東洋医学で使われている、五行の勝復関係というもの。

打たれた金性が水を生じ、その水が打った火性を打つ。

 

夫婦関係でいえば、喧嘩になる形で、スタローンさんはずっと強い金で生きてきたが、ジェニファーさんとの結婚の中で、打たれる庚という本来の在り方に変わってきて家庭を維持してきたということだろう。

 

庚の空化は演技にも創作のインスピレーションにもプラスになることで、なおかつ一家団らんも作って、これが男性による辛巳の公私の安定パターンになるように思う。

 

*高峰圭二

既婚で2人の息子がいるという情報以外には特に目立つ記事はなかった。

1987年のインタビューでは、『私みたいに、特別なキャラクターを持たない役者がいてもいいのではないかと思っています』と述べている。

 

同じ誕生日のスター俳優、元大統領と比べると、地味なコメントで、おそらく家族を大切にする、良き夫なのではと想像する。

 

結婚とは関係ないが、高橋さんについては次のようなエピソードがあった。

 

『6才か7才っだったか。母に連れられ近所の友達と箕面公園に一泊旅行した。夕食前友達と2人滝を見に行った。滝の右側が急に騒がしくなったと思うと数匹のサルが数珠つなぎになって、左側の大木に飛びうつった。まるで一本のロープの様に・・・サルの谷渡りだ!あれは本当だったのか?幻か? 帰り道一匹の老猿に追いかけられ、友達が持っていたお菓子を取られた。半分鼻が欠けてブラブラしていたその顔の恐かったことは、今でもはっきり覚えている。
それから数年後「竜巻小天狗」というテレビ番組で、その滝の前の橋から宙吊りにされたのが僕の役者としてのデビューカットだった』

 

『裏六甲で一人キャンプをしていると、夜中にドスドス、ザワザワと変な音がする。地面に寝ているから馬鹿に大きな音。夜間登山の人間の足音ならもっと重い音だ。野犬かな(緊張!)しばらくして静かになり、又ねむりに落ちた。次の朝、周囲を調べると、犬とはちがう足跡。ヒズメの様な!もしかして猪(ゾーとした)。昨年こいつの子孫が山から下りて神戸の街を荒しまわっているのをテレビのニュースで見た。

そして数年後、怪獣や超獣と戦う日々が一年間続いた。そう。北斗星司として、ウルトラマンAとして・・・あれから三十数年、あの日々も幻だったのか?』

 

言葉にするとわかりにくく、読み手にはそれほどリアルに実感は伝わってこないが、辛巳・天極星+天胡星のもつ霊感とはちょっと違う既視感のようなもの。

あるいは、「あの日々も幻だったのか?」という述懐には、人生そのものが幻なのかもしれないと、死体の魂は教えているようにも思える。

 

魂はすでに知っていて、死体になるまでのプロセスを逆行しているのではと妄想的推論をしたが、それに近い出来事のように感じる。

 

一般の辛巳の人の話の中にも、こうした既視感や直感的にわかってしまう経験を少なからず耳にしている。

 

エネルギーは掘り下げて考えれば考える程、人生を作っている部分の大きさを強く感じるようになる。

 

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