丙申と壬寅は同じ天胡星エネルギーで動き、同じ星を持っていても、気の流れ方が異なるために性格の出方も変わってくる。

 

丙申では、鳳閣星が車騎星(壬)を激剋して変形させ、そこへ禄存星が流れ込む形。

壬寅では鳳閣星→禄存星→車騎星と一つの流れができて、エネルギーが車騎星に溜まる。行動的な干支の一面を持つ。

 

『表面はのんびりとおとなしく見えるが内面はアクティブ、直感力が鋭く、夢を追いかけて生きるタイプ』

「夢を追う」「直観力」は天胡星の特性。車騎星に打たれてアクティブになるが、向かう先は夢の世界。

 

『感性は鋭く、直感的な判断と解釈には天分がある。現実的な立場に立脚しながらも、精神世界への興味も豊かで、その世界で自分を美化するようになる。』

「現実的な立場に立脚しながら」というのが天胡星にはついて回る。捨てられない現実であっても気は別次元へと向かう。この矛盾と葛藤が創造の原点になる。

 

壬寅は特に直下車騎星に激剋されて、日干が空化しやすく、そこに天啓が舞い降りて天胡星の行く先を決める。

 

『技術、芸術の世界にあって創意工夫にすぐれる。開拓者的な要素をもつ』

春という季節の先頭にあって、大きく夢の世界へと波打つ壬寅は、既存世界が生き場になりにくく、自分で道を開いていくという役割も与えられている。

 

壬寅で月支にも天胡星を持つ有名人リスト。中田大輔さんだけ天胡星×3。

これまでに比べると、スポーツ選手が少ない。代わりに女優俳優タレントが名を連ねている。

これは本元鳳閣星が禄存星へ流れ込む形が、相手本位の愛情奉仕とサービス精神の発揮となり「相手」が必要という意味が強く、そこに役柄が入り込む余地が出てくる。

 

特に天胡星的エピソードはないが、役者自体が肉体を使って非現実的世界を居場所にできる天胡星らしい職業になる。

 

簡単にwikiから引用した個々のコメントを入れておく。

 

KONAN:タレント。詳しい情報なし。

嶋崎百萌香:NMB48の元研究生。小学生のときからこの世界に入って、モデル、お天気お姉さんになるのが夢。アクティブに夢を求める天胡星。

山崎静代:お笑いタレント、女優、元ボクサー。高校時代は女子サッカー部に所属。趣味はボクシング、漫画、絵を描くこと。特にボクシングは近年趣味の領域を越えて本格的にアマチュア選手として取り組んでいる。絵画は壬寅の能力の一つでもある。

山本寛斎:デザイナー。「歌舞く」をテーマにした独特な衣装を手掛けており、洋服ながら着物のような柄を取り入れたり、仏像から影響を受けた立体感のある服をデザインしている。筆で習字のように描いたデザインも特徴の1つであり、世界各国での人気も高い。新しい世界を作る天胡星壬寅。

五社英雄:映画監督、脚本家、演出家。五社さんは極貧家庭に生まれ博徒の叔父に育てられた。『子供の当時の英雄には現実の惨めな環境は耐え難く、死にたいという思いから特攻隊の入隊を希望する』天胡星は病室のような現実になると、絶望感が生まれて、ここを去りたいという意識が強まる危険がある。

竹中平蔵:実業家、政治家、経済学者。内閣府特命担当大臣(経済財政政策)。『大学のマンドリンクラブで指揮者を務めながら、プロの奏者から打楽器を習ったり、編曲を行い、音楽家を目指したが断念』天胡星=音楽の資質もあったようだ。天胡星の経済予測は思い込みもあって、批判を受けることも少なくない。

立川志の輔:落語家、タレント、司会者。ソフト(軟式)テニス部に所属し、富山県代表でインターハイに出場したこともある。現代落語の衰退を憂い、東西、流派を超えた落語家達と共に落語家グループ「六人の会」を結成し、「東西落語研鑽会」などの落語会を開催。古典落語と現代落語の新しい姿を創るべく努力している。古典落語と未来落語、天胡星らしいテーマになる。

船戸与一:作家。1979年『非合法員』(講談社)で冒険小説家としてデビュー。外浦 吾朗の筆名で『ゴルゴ13』、『メロス』の劇画原作も著している。1983年、日本冒険作家クラブの創設の発起人の一人となる。「冒険」というジャンルは天胡星壬寅らしい。

大岡信:詩人、評論家。大岡さんの詩は飛躍した情景を重ねながらも地に足がついている。「どんなに難しいことを考えていても、人に伝わらなくては意味がない」と語っている。現実を離れない天胡詩人。

ハン・ヒョジュ:韓国の女優。ユン・ソクホ監督の季節シリーズ完結編『春のワルツ』の主演を射止めた。主役抜擢はユン監督がヒョジュの写真を見て、その子供のような純真さと神秘的な感受性が役にぴったりだと判断したためと伝えられている。これは天胡星の人物イメージでもある。

大地真央:女優。元宝塚歌劇団月組トップスター。宝塚自体が夢の世界。

千葉千恵巳:声優、舞台女優。14歳の時、芸能事務所に入る。趣味は人形観察や妄想、好きなものはドクロ、嫌いなものは人間。早い時期に夢に向かったり、異色の趣味と妄想は天胡星的。

増田由紀夫:俳優。趣味は野球観戦(阪神タイガースファン)。

原田芳雄:俳優、歌手、映画監督。大の鉄道ファンとしても知られている。

高倉健:俳優。終戦を迎えた中学生の時、アメリカ文化に触れ、中でもボクシングと英語に興味を持った。学校に掛け合ってボクシング部を作り、夢中になって打ち込み、戦績は6勝1敗だった。「俳優は肉体労働」というのが信条で筋力トレーニング・ジョギングを欠かさなかった。

森本レオ:俳優、声優。高校時代、将来作家になりたいと思っていた。大学時代、放送研究会。ラジオドラマを作っていた。大学時代、コピーライターを目指して久保田宣伝研究所に通った。大学の卒業論文としてシナリオを書いた。創作の天胡星。

吹越満:俳優。劇団WAHAHA本舗に参加。ソロパフォーマーとしても活躍。

柴田勲:元プロ野球選手。コーチ、評論家。

中田大輔:プロトランポリン競技選手。タレントとしても活動。全日本トランポリン競技選手権7年連続優勝(日本新記録)を達成。
 

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