ブルックナーの“大盛り”(?)交響曲は第四番から聴いてみて!


今回はブルックナーの交響曲なんだけど、全部で9曲あるんだけど…どれも重厚&長大なんですねヽ(*'0'*)ツ


この交響曲第四番変ホ長調『ロマンティック』なら70分るんです。

超然と聳え立つ大聖堂のような音楽で、ガッツリ聴けば深い感動があると思います。

超大盛りの偉大な音楽で満腹になちゃうかな…?


♪「決め技」を覚えてブルックナーの弟子に…?


ヒーローには「決め技」がありますよね?

ウルトラマンなら「スペシウム光線」、悟空なら「カメハメ波」というように。

実はブルックナーにも音楽的決め技があるんですよ。


【ブルックナー開始】

これは、微弱な弦楽器のトレモロによる神秘的なオープニングを指すんです。

『ロマンティック』の第一楽章の冒頭に使用されています。

深い森のごとく雄大な光景を想起させます。


【ブルックナー・リズム】

「二連符+三連符」または「三連符+二連符」という特徴的なリズム。

『ロマンティック』でも「タンタン、タタタ」というリズムが繰り返し登場します。


決め技中の決め技【ブルックナー休止】

この技はクラシック音楽にしては大胆過ぎるんですよ!

曲の変わり目にオーケストラのすべての楽器がピタリと休止するんですΣ(・ω・ノ)ノ!

音楽の流れが一瞬途切れちゃうんでけど、ドラマティックな効果があるんです。

雄弁な沈黙と言ったらいいのかな…?

オルガンの大家だったブルックナーならではの特徴ですね!

オルガンのストップ(オルガンの音色・音質を変化させるために用いられるスイッチ)を操作するために間が開くことを連想させるから…ともいわれています。


ブルックナーは生涯を通じて一貫したスタイルで作品を書き続けたんです。

なので、どの交響曲にも「決め技」は共通して登場するんです。

どの曲も似た楽章構成なので、どの交響曲を聴いても同じようかもしれないけど『ロマンティック』は比較的聴きやすい作品かも知れないですね(*^▽^*)


♪偉大なロマンティストは失恋ばかり…?


『ロマンティック』という曲はブルックナー自身が付けたんです。

と言っても男女の甘い恋をイメージしたわけじゃなくて「中世の夜明けに城門から白馬の騎士が狩りに出かける」といった絵画的情景を思い浮かべていたらしい…。


だけどブルックナー自身は極度なロマンティックな人物だったかも…?

41歳で弟子の一人である17歳の少女に求婚したけど拒絶されちゃうんです。

56歳で田舎で出会った17歳の少女に心を奪われて文通で求婚したけど、これも拒絶されちゃうんです。

60歳でもまたもや10代後半の少女に求婚したけど、もちろん拒絶されちゃうんです。

極めつけには60代後半になっても、またまた10代後半の少女に求婚したら、ナント今度は彼女を婚約者として周囲に紹介するところまでは辿り着いたんだけど、結局…破局を迎えちゃうんです。


生涯独身を貫いた「夢見るオヤジ」ですね!



ブルックナー:交響曲第4番/ベーム(カール)
¥1,280
Amazon.co.jp

この曲は交響曲にしては70分あるので覚悟して聴いてくださいね!

もし、この曲が気に入ったら交響曲第七番も比較的聴きやすいのでオススメですね(*^▽^*)

この曲を聴かずに

交響曲は語れない!!


交響曲の代名詞という曲…それは『運命』ですね!

風の音色 -クラシックの調べ- -ベートーヴェン
だって、「ジャジャジャジャーン♪」とカタカナで書いて、これを読んだ人は


「あっ、『運命』のことだねっ」

って解ってくれるじゃないですか!


交響曲の代名詞でもあって、クラシック音楽の代名詞とも言われる『運命』の冒頭主題はよく知られていますよね?


1808年、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770.12.17-1827.3.26)によって、【交響曲第五番ハ短調『運命』 Op.67】は作曲されました。


簡単にベートーヴェンを説明すると…


“楽聖”と呼ばれる音楽史上最大の作曲家の一人なんです。


ドイツのボンに生れ、修行のためにウィーンに出てから成功するんです。

ハイドン、モーツァルトと共にウィーン古典は音楽を築きあげました。

芸術における理想を求め続けて、波乱万丈の生涯を送ったんです。


♪“悪夢”の初演!? その失敗と失態とは…


1808年12月に『運命』は初演されました。

その時のプログラムは、今の演奏会ではありえないプログラムだったんですよヽ(*'0'*)ツ


1808年12月22日 アン・デア・ウィーン劇場演奏会


【第一部】

◆交響曲第六番 ヘ長調『田園』

◇シェーナとアリア 「ああ、不実なものよ」

◇ミサ曲ハ長調より 「グロリア」

◆ピアノ協奏曲第四番ト長調


【第二部】

◆交響曲第五番ハ短調 『運命』

◇ミサ曲ハ長調より 「サンクトゥス」と「ベネディクトゥス」

◆合唱幻想曲


◆のついているタイトルはベートーヴェンによる作曲です


長~い、長~い一夜で、ざっと4時間以上もある演奏会。


当時のウィーンでは演奏会場には暖房が用意されていなかったし、まばらな聴衆客は寒さに震えながら音楽を聴いていたんだって!


耐久耐寒レース…罰ゲーム(?)のような一夜だったんですね。

最後の曲の「合唱幻想曲」では、演奏中に奏者が混乱したために、最初からやり直すという失態があったんですよ Σ(・ω・ノ)ノ!


♪観客も勝利に酔いしれるラスト


初演の失敗にもかかわらず、交響曲第五番ハ短調『運命』は評価を高め、ベートーヴェンの代表作として愛聴されていますよね?


緊密な構成… 主題の展開の見事さ… 作品の魅力はいろいろだけど、ポピュラリティを獲得した最大の要素は、曲が持つ解りやすいドラマなんじゃないでしょうか?



「暗から明」…「苦闘から勝利」…

この物語的な内容が音楽に明確に描かれているんです。


最初のハ長調の“ジャジャジャジャーン”を『運命』の動機。

ヴァイオリニストのシントラー(1795-1864)は「運命はかく扉を叩く」と言った言葉は有名ですが…。

決然と自分の運命と向き合っている意思の強さを感じます。


シリアスな苦闘は第四楽章の最初で輝かしい勝利を迎えるんです。

明るくダイナミックな主題は、闘いが報われたことを示しているんじゃないかな?

「暗から明」… 「苦闘から勝利へ」… 「ハ短調ハ長調へ」…

オーケストラの編成もトロンボーンやピッコロが加わって大きくなって、力強く凱歌を歌っているよう…。


♪曲の構成


交響曲のの定型通り4つの楽章で構成されています。

演奏時間は約35分で「暗から明へ」という構成をとっていて、激しい葛藤を描いた第一楽章から瞑想的な第二楽章、第三楽章の不気味なスケルツォを経て、第四楽章で歓喜が解き放たれるような曲想上の構成となっています。


◆第一楽章 Allegro con brio ハ短調 2/4拍子 ソナタ形式

◆第二楽章 Andante con moto 変イ長調 3/8拍子 変奏曲

◆第三楽章 Allegro-attacca 

        ハ短調 3/4拍子 複合三部形式(スケルツォ―トリオ―スケルツォ―コーダ)

◆第四楽章 Allegro 



ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命>/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
¥1,831
Amazon.co.jp

ベートーヴェンはこの交響曲第五番ハ短調『運命』で、交響曲で史上初めてトロンボーン、ピッコロ、コントラファゴットを導入したんです Σ(・ω・ノ)ノ!

当時、管弦楽では「珍しい楽器」だったんです。

屋型、管弦楽の定席を占めるようになったんです。

管弦楽法にも与えた影響は大きいんですね!


聴くなら、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をお勧めします(*^▽^*)




オーケストラの演奏会で主役になることが多い『交響曲』。

大編成のオーケストラが生み出す豊かな響きは、クラシック音楽ならではの楽しみのひとつですよね(*^▽^*)

また、『交響曲』にはその作曲家の代表作といえるような大作や傑作が多いですよね?


ということで今回は『交響曲』について書こうと思います!


♪『交響曲』ってなに?!


『交響曲』って何だろうって思いませんか?

他のオーケストラと何が違うんだろう?って…。


『交響曲』には決まった型のようなものがあります。

通常の古典派の『交響曲』には4つの楽章と楽曲の形式から構成せれているんです。


◆第一楽章…ソナタ形式

◆第二楽章…緩徐楽章(変奏曲、3部形式など)

◆第三楽章…メヌエットまたはスケルツォ

◆第四楽章…ソナタ形式またはロンド形式


スケルツォ…テンポの速い快活な3拍子の曲の事で、ソナタや交響曲に組み込まれることが多いです。

イタリア語で「冗談」の意味で、ユーモアが込められていることから「諧謔曲」と訳されています。


ロンド…ロンド(旋回、クルクル回る)という名が示すとおり、ある同じ旋律が異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される音楽形式のコトです


ソナタとかロンドというのは音楽形式のことなんです。

緩徐楽章というのはテンポの遅めの楽章で、第一楽章と第四楽章のテンポは速いことがおおいですね。


『交響曲』という様式を作ったのがハイドン(1732.3.31-1809.5.31)です。



♪『交響曲』にはストーリーがない?


『交響曲』は「絶対音楽」なんです。

特定のストーリーを持ったり…具体的な情景を描き写したりしない…純粋な音楽…

音楽そのものを表現している音楽ですね。

「絶対音楽」は『交響曲』にとっての必要条件のひとつだったんです。


ハイドンは【交響曲の父】と呼ばれているのをご存知ですか?

クラシック音楽の中で最も人気のあるジャンルを創り出したんだから、偉大ですよね?



♪ルール無視の名曲がズラリ…いったい『交響曲』ってどんなもの?


ハイドンに続く大作曲家たちは『交響曲』の定型に逆らって、いろいろなアイディアを試していたんです。


例えば…【楽聖】とも言われているベートーヴェンの“交響曲第六番【田園】”は絶対音楽の『交響曲』にもかかわらず、田園の様々な情景を題材とした描写音楽なんです。

そして四楽章じゃなく、五楽章となんです。

更に年末になると流れる「第九」交響曲は声楽が入るという異例の構成なんです。


その後もいろいろな『交響曲』がたくさんの作曲家によって書かれました。

シベリウスの交響曲第七番はたった一楽章で完結しているし、チャイコフスキーの【悲愴】は第三楽章が行進曲で第四楽章が緩徐楽章の不思議な構成なんですo(_ _*)o


例を挙げるとキリがないけど、交響曲の定義はあって無いようなもの…なんじゃないかなぁ。

実際、交響曲は「自己申請制」らしいです。


ホントのところ、いったいどこまでが『交響曲』なのか、よくわからないんです。

わからないまま交響曲の歴史が現世までずっと続いているんですよ(´_`。)



どうですか?

クラシックをよく知らない人も、なんとなく理解できましたか?

余り知らないクラシックよりも皆さんが聴いたことある曲や、タイトルだけきいたことある曲をご紹介していこうと思っています。


もう一つの『♪~風の音色~♪』の更新もあるので、毎日の更新は無理かも知れませんが、できるだけ更新していきますので、よろしくお願いしますm(_ _ )m