『YOU、やっちゃいなよ』
ジャニーさんといえば、というくらい有名なこのフレーズ。
幼少期をアメリカで過ごしたジャニーさんからしたら、そんなに違和感のないフレーズだったのかもしれない。
でも、日本の少年たちにとったら、自分のことをYOUなんて呼ぶそのひとは、きっとユーモアのある、それでいて少しキザな存在だったのかもしれない。
「やっちゃいなよ」
それは、きっと、君がやりたいと思っていることなら、僕がついているから心配せずにやってごらん、という意味だったと思っています。
それが、前例のないことでも、周りの大人達が反対したとしても、やりたいと思うなら、僕が後押しするよ、というエール。
それは、少年たちにとってどんなにか勇気をあたえたことだろう。
そんなことは無理だ、とかもしも失敗したら、とかつい大人はそんなことを言ってしまいがち。
なぜなら、責任を取るのは大人の方だから。
ジャニーさんという人にとっては、彼らのやりたいという気持ちの方が大事で、その責任を引き取る覚悟があった人なんだなあとも思う。
それぞれがやりたい方向に向かっていった結果、ジャニーズのタレントは、歌とダンスだけではなく、俳優だったり、ミュージカルだったり、MCだったり、バラエティだったり、小説を書いたり、キャスターだったり、バンドだったり、絵を描いたり、デザイナーだったり、演出をしたり、本当にびっくりするくらい多岐にわたる活動をすることになった。
それぞれのグループも、みんなカラーが違う。
そして、同じグループにいながら、そのメンバーも個性がばらばらなのである。
何もかもがばらばらのように思えるのに、なぜか1つになると、大きなまとまりとなって魅力的な存在となっていく。
そして、ジャニーズのファンは、その底知れぬ魅力にハマってしまうことを、「沼」と呼ぶようになる。
いつしか私も、ジャニーズの魅力にとりつかれ、今は千賀さん、という沼にどっぷりハマっているという状態です。
個性を大事にする、という考え方は、これまたアメリカでの生活を体験しているジャニーさんらしい発想でもある。
戦後の日本など、それまでは没個性を求められていたわけだから、そんな発想を持ち込んでも、最初はなかなか認めてもらえなかったに違いない。
それでも、自分流のやり方を貫いてきたジャニーさん。
敬語を使うと怒られて、友達のように身近な存在として振る舞うジャニーさんは、少年にとったら、きっと自分の周りにいる大人達とは何か違う、魅力的な人に映ったに違いない。
嘘偽りのない、ありのままの姿をさらけ出せるように仕向けてくれた。
こんなことを言ったら怒られるだろうか、というような不安を抱かせないように、自然と、自分の意見や考えを言い出しやすくしてくれる雰囲気を作ってくれていたんだね。
そして、そうして出てきたアイデアを汲み取っては、やっちゃいなよ、と背中を押してくれる。
個性って、こうやって引き出すものなんだと知りました。
ジャニーズのタレントそれぞれが、ジャニーさんへ向けたコメントを発表してくれた。
「見つけてくれて、ありがとう」
ジャニーさんに見つけてもらえた子供達は、本当に幸せだったんだね。
みんな、ジャニーさんにもう逢えないことが寂しくてしかたないのだ、ということが伝わってくる。
寂しい、と感じるということは、それだけたくさんの愛情をもらっていたことの裏返し。
ジャニーさんが、本当に愛に溢れた人だったということが、子供達の言葉から伝わってきます。
毎日更新してくれるキスログ。
昨日ほど、その更新が有り難いと思った日はなかった。
それぞれの、ジャニーさんへの溢れる愛の言葉が聞けて嬉しかった。
本当にありがとう。
愛情に敏感な千ちゃんは、きっと人一倍寂しい気持ちになっているのかもしれないと少し不安でした。
寂しくないわけはないよね。
でも、みんなが、ジャニーさんこれからの僕たちを見てて、頑張るよ、というコメントだったことも、とても嬉しくて素敵な出来事でした。
誰一人、寂しい想いをする子がいないように心がけていたジャニーさん。
名古屋から上京してきた少年は、品川駅まで迎えに来てくれたジャニーさんを見て、どれほど嬉しかったことだろう。
千ちゃん、ジャニーさんとの大切な想い出を教えてくれてありがとう。
最後に。
ジャニーさんが亡くなる前の数週間、子供たちにとってもジャニーさんにとっても、とても幸せだったと思われる時間を、神様が与えてくださったことに感謝して。
ジャニーさんの心からのご冥福をお祈り申し上げます。