こんばんは
今月初旬のこと。
久々に夫婦でおでかけをしてきました。
昼食に休憩がてらおでんとおにぎりをペロッと食べ、帰り道に醤油蔵に寄りました。(なかなか有名なお醤油造りをしています)
ペロペロと色々な醤油やタレを味見して、味噌だれというのが気に入った私。
お土産買わない民の私が味噌だれを持ってレジに。すると、味噌だれを使った焼肉丼なるレシピカードがあったので何気なく
「これ美味しそう!作ってよ」と夫に言ったところ、「いいよ~」とのことで、土日料理男子の夫に依頼成功(笑)
その後、材料を買い帰宅しました。
その日の夜……
お風呂も済ませ、いざ食事タイム。
私と違ってちゃんと分量とか計ってると思いながら待っているとテーブルに乗るは、ごはんの上に炒めた野菜×味噌だれの焼肉。
めちゃくちゃ普通に「いただきまーす!」と食べ始めたのです
が
夫が黙ってうるうるしていました
え!?先にパクパク食べたのが悪かったのかな?と思っていたら
「昼にこれ食べたい!って言ってくれただけでも嬉しいのに、目の前でこんな食べてくれて泣きそう」
と。
その時に、私はこの病気が自分の中でしぼんでいたことを再確認しました。
最近は、あまり『吐くのが怖い』と思わなくなっていたし、あれが食べたいこれが食べたいも復活してきていました。
でも、なんとなくまだ病気の影に怯えていた部分もありました。
しかし、いざ病気の実体・現実を見てみればもうあの頃のような自分ではいないし、恐怖感をコントロール出来るようになっていたことに気づきました。そして、それが出来るくらい病気の存在自体も、時間をかけて小さくなっていることにも。
すごく、すごく時間がかかったような気がします。一食一食が試練で、たった茶碗一杯のお粥すら食べられず、カロリーをほとんど栄養補助食品に頼る生活。
大変でした。
でも夫の涙に、重い荷を背負わせてしまっていたことを痛感し、大変だったのは自分だけではなかったと思わされました。
家族だから支える。
家族だからわかりたい。
でも……
家族だから出せない態度や言葉がある。
家族だから辛いこともある。
焼肉丼は、忘れられない大切な大切な1品になりました。
ブログをはじめて、摂食障害のことだけでなく本当にさまざまな視点で物事を学んだり、改めて自分の親や家族への感謝を再確認する毎日です。
妻として女性として、また人としての立場、娘としての立場、患者としての立場……
このブログも今年で4年目。
これからも引き続きよろしくお願いいたします