※あくまでブログを書いている2024年9月上旬時点での情報ですので、
実際にカードを発行する際は、各クレジットカードの会社などでその時の最新情報を入手の上で、発行するようにお願いします。
既にネットニュースや他のYouTube動画などで旅行好き界隈の間では大騒ぎになっていますが、
・JCBや三菱UFJニコスのクレジットカード付帯のプライオリティパスが改悪となり、
・JCBは国内 / 三菱UFJニコスは国内外とも レストラン特典が対象外
・・・と、なってしまいました。
プライオリティパスのレストラン特典は、
国内外の空港の所定のレストランやスパ施設などを、フライト時に無料で利用できるというものです。
だいたい3500円程度の食事や施設使用料が無料で利用できたのですが、
これらが対象外となり、空港内の各種ラウンジのみが対象ということになります。
元々、アメックス発行クレカ付帯のプライオリティパスは、レストラン特典が対象外だったのですが、JCBや三菱UFJニコスも「これに倣う」という形になってしまいました。
最近はレストラン特典の対象店舗が日本国内に増えてきたこともありますし、
さらにこの特典は国内線のフライト時も有効で使える機会が多いため、
利用者がかなり増えていたようなので、
カード会社の収支を圧迫する所まで至り、今回の改悪となったようです。
他のカード会社も状況としては似たところが多いと思われますので、
今後、「右に倣え」という形で、同様の改悪をしてくるカード会社も多いかもしれません。
特に今回のJCBやMUFGについては、発表の翌月 もしくは 翌々月から対象外にするという、既存ユーザーにはあまりフレンドリーとは言えない突然の改悪をしてきました。
もしプライオリティパス特典を目当ての一つとしてクレジットカードを作ったとして、
作った直後に「翌月から改悪です」等となれば、最悪ですよね?
しかし、もしもそのカードの年会費が無料であれば、
作ってすぐに仮に改悪があったところで痛くはないと思います。
そこで、一旦そういったカードを代替カードとして作成するというのも、
選択肢の一つとしてアリになってくるとは思います。
今回のブログでは、いろいろな条件付きにはなりますが、
・年会費を実質無料で持つことができる
かつ
・レストラン特典が現時点では使えるプライオリティティパス付帯のクレジットカード
・・・について、特集していきたいと思います。
こちら、本日の目次になります。
①セゾンプラチナビジネス
まずはセゾンプラチナビジネス。
ビジネスカードにはなりますが、個人での申し込みも可能です。
本来の年会費は税込22000円ですが、初年度は無料で持つことができます。
そしてこちらにはプライオリティパスのプレステージ会員資格が付帯し、
年間の無料利用回数の制限なく、レストラン特典含め何度でも空港ラウンジサービスを利用することが出来ます。
追加カードも初年度無料で申し込み可能ですが、プライオリティパスが付帯するのは本カード会員のみですので、家族で利用したいという場合は別のカードを検討ください。
また、セゾンプラチナ個人カードにも同様のプライオリティパスが付帯しますが、
個人カードは初年度年会費は無料ではないのでご注意ください。
但し、このセゾンプラチナは、プライオリティパスの付帯やJALマイルが実質1.125%の高還元率で貯められるなど、元々から旅行好きには人気のあるカードでしたので、このカードの特典としてのプライオリティパス利用者はかなり居ると推察されます。
よって、今回改悪のあったJCBや三菱UFJニコス同様に、プライオリティパスの利用コスト増に伴い懐事情が厳しくなっている可能性もありますし、そもそもセゾン系のクレジットカードは今年に入ってから各種年会費の値上げや還元率の低下など様々な改悪が続いてます。
なので、このセゾンプラチナビジネスは、プライオリティパス関係で早い段階で改悪を仕掛けてくる可能性が一番高いと個人的には思っておりまして、カード作る時はその点ご留意頂くようお願いします。
どのみち「初年度無料」なので、作るだけ作って改悪されたら「その時はその時」という考え方でもいいと思います。
②ダイナース クラブカード
続きまして、ダイナースクラブカードです。
現在、2024/12/1申し込み分までの期間限定で、家族カード含む初年度・年会費無料キャンペーンが実施中ですので、今なら無料でカードを持つことが出来ます。
もしこのキャンペーン期間外でも、既存のダイナース クラブ会員からの紹介があれば、家族会員含め初年度年会費無料でカードを作るかつキャッシュバックを受けることのできる「紹介入会制度」というものがございます。
こちらのダイナース クラブカードのプライオリティパスについては、
家族カードにも無料で付帯しますし、先ほど述べた通り家族カードも初年度は無料で発行可能なので、ご家族複数人で飛行機を使う場合はこのダイナース クラブカードがかなりオススメです。
一点デメリットとしては、プライオリティパスの年間無料利用回数は「10回迄」という回数制限はありますが、本会員や家族会員毎それぞれ10回ですので、家族での利用を考えている方で、そんな毎月のように飛行機利用や旅行をしないのであれば、十分ではないかなと思います。
なお、ダイナース クラブカードがプライオリティパスの付帯を始めたのは最近で、
従来から「海外空港ラウンジ特典」というラウンジ特典がプライオリティパスと並行して現在もあります。
こちらは「海外」空港ラウンジと名乗ってますが、国内空港の施設も対象になっており、プライオリティパスの施設とほぼ同じです。
当日の航空券とダイナース クラブカードを提示するだけで使えるので、事前のアカウント登録が必要となるプライオリティパスより良いです。
なお、先ほどダイナース クラブカード付帯のプライオリティパスの利用は年間10回までと言いましたが、この海外空港ラウンジ特典とプライオリティパス合算で10回までという回数制限になっています。
それぞれ10回、計20回まで行ける!とはならないので、ご注意下さい。
他にもダイナース関係のブログも出しておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
ダイナース関係で質問や相談がある方は、問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。
③アポロステーション ザ プラチナ
こちらは年会費22000円のカードですが、今現在はポイントサイト案件が出ています。
ポイントサイト案件につき、
・ポイント数が突然変動したり
・案件自体が無くなる可能性もあります
・・・が、2024/9上旬現在、ポイントサイト経由の入会と入会翌月末までの10000円利用で、22000円相当のポイントが獲得できるので、実質的に初年度年会費無料となります。
プライオリティパスは、年間利用回数無制限のプレステージ資格が付帯し、家族カード分も無料付帯です。
家族カードは4枚まで発行可能で、初年度の家族カード分は年会費無料になります。
さらにこのカードの特筆すべき点として、
年間300万円決済をすると、次年度も家族カード分含め年会費無料で持つことが出来ます。
年間300万円決済となるとこれ自体がかなりハードルは高いですし、
他のクレカの決済修行をしている場合はさらに厳しいとは思いますが、
家族含めプライオリティパスを使い倒す環境にある方で300万円決済をクリアすることのできる方は、本動画のプライオリティパスを年会費無料で付帯できるカードという本動画のテーマだけに特化して考えると、このカードはなかなか最強だと思います!
④静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
こちらもアポロステーションプラチナと同額の年会費22000円のカードですが、
今現在はポイントサイト案件が出ています。
2024年9月上旬時点では、ポイントサイト経由の入会後に入会翌月までに5000円以上のカード利用で22000円相当のポイントを貰うことができるので、実質的に初年度年会費無料で持つことが可能です。
※こちらもポイントサイト案件ゆえ、今後突如として変わる可能性は有り。
プライオリティパスは年間利用回数無制限のプレステージ資格が付帯し、
家族カードは無料で1枚まで作ることが可能です。
家族カードにもプライオリティパスが付帯するので、
家族2名で海外に行きまくってプライオリティパスを使い倒すような方には、お勧めの一枚になります。
なお家族カード自体は4枚まで作成可能で、2枚目以降は有料にはなるものの、
1枚あたり3300円と割と安い年会費で作ることも出来ます。
僅か3300円でプライオリティパスのプレステージ会員資格を追加できると考えたら、
かなり破格なので、家族3名以上での利用も大いにアリだと思います。
(補足)アメックス のプライオリティパスについて
上記の「静銀セゾンプラチナ」や「アポロステーションプラチナ」などは、
「レストラン特典は従来から対象外」と冒頭では書いていたアメックスのカードになりますが、「レストラン特典が対象外」になるのは「アメックスプラチナ」や「アメックスゴールド」、「ANAアメックスプレミアム」などといったアメックスが発行しているカードの話であり、今回の静銀セゾンプラチナ等は国際ブランドはアメックスなものの、発行元自体は異なるので、現時点ではレストラン特典は対象ということになっています。
⑤UCプラチナカード
こちらは年間無料利用は6回までという回数制限があるので、
先ほどのアポロステーションや静銀セゾンプラチナより条件としては落ちますが、
プライオリティパスが付帯します。
現在はポイントサイト案件があり、初年度の年会費は実質無料で持つことが出来ます。
本来の年会費は税込16500円、ポイントサイト経由での入会で16500円相当のポイントが獲得可能です。
家族カードにもプライオリティパスをつけることが出来ますが、
家族カードの年会費として1枚あたり3300円かかります。
⑥住信SBI銀行プラチナデビット
こちらは少し毛色が異なり、クレジットカードではなくデビットカードになります。
年会費は11000円ですが、2024/9/30までに住信SBI銀行のデビットカードを新規発行の上、もしくは既存のデビットを持っている場合でもOKで、それをMasterCardブランドのプラチナデビットに切り替えた上で、10/20までに10000円を利用するという条件を満たすと、年会費分の11000円がキャッシュバックされるという期間限定のキャンペーンが実施中です。
このカードの付帯特典のプライオリティパスは年間無料利用回数は3回までという制限がありますが、デビットカードですので子供でも発行可能なため、子供にプライオリティパスを持たせたい場合は選択肢に入ってくるかと思います。
以上、レストラン特典が利用可能なプライオリティパス付帯の実質年会費無料で持つことのできる、クレジットカードの特集でした。
今後プライオリティパスを使いたい もしくは、JCBやMUFG付帯のプライオリティパスを持っていたが今後切り替えを考えている方の参考になれば幸いです。
繰り返しにはなりますが、このブログの内容は2024年9月上旬時点の情報になります。
今回、JCBやMUFGが突如として改悪したように、クレジットカードの特典内容は突如として今後の変更がありえますし、ポイントサイト案件はもっと変更が多いので、実際のクレジットカードを発行する際はその時点での最新情報を入手の上、発行をご検討頂ければと思います。