以前のブログで「ダイナース クラブカード」を発行した旨報告させて頂きました。

その中の「デメリットの一つ」として軽く触れた通り、このダイナース クラブカードは、

チャージルートについては正直、弱いです。

 

そこで、今回のブログでは、以下2点について掘り下げて解説していきます。

 ①ダイナース クラブカードから繋がっているチャージルートとポイント還元率

 ②チャージルートの弱さをカバーする方法

  ①−1主要な電子マネーやプリペイドカードへのチャージ可否

まず、主要な電子マネーやプリペイドカード類へのチャージ可否についてはこのようになっています。

 

WAONやnanacoはiPhoneユーザーの場合はApple Payでのチャージとなりますが、

このようにApple Payの画面で「このappは使用できません」と出ており、

それ以上先に進むことが出来ませんでした。

 

kyashやidareの場合はクレジットカード番号を登録してチャージする事になるんですが、このように登録画面の国際ブランドのところにダイナースのロゴは表示されておらず、登録しようとしても弾かれてしまうという結果になりました。

 

TOYOTAウォレットの場合もクレジットカード番号を登録してのチャージになるのですが、そもそもVISAかMasterCardから登録ができないので、ダイナース クラブカードの番号を登録しようとしてもVISAや MasterCardが4桁✖︎4の16文字なのに対しダイナース は14桁になるので、最後の桁数がおかしいですよと弾かれてしまいました。

 

 

  ①−2 チャージ時のポイント還元率について

ではチャージが出来たEdy、ANAペイ、auペイ、PASMOや Suicaへのチャージ時のポイント還元はどうなるのでしょうか?

 

残念ながらダイナース の公式サイトにはこのような明記があり、これらへのチャージではポイントが付かないようです。

 

・・・というわけで、

今回の検証項目1つ目の「ダイナース クラブカードからのチャージルート」については、

Edy、ANAペイ、auペイ、Suicaや PASMOへはチャージ自体は可能なものの、

チャージ出来たとしてもポイント還元は一切つかないということが分かりました。

 

  ②チャージルートの弱さをカバーする方法

ではここからは、

ダイナース クラブカードのチャージルートの弱さをカバーする方法について、

お話しして行きたいと思います。

 

ここで出番となるのが、「コンパニオンカード」です。

このコンパニオンカードとは、ダイナース クラブカードをお持ちの方であれば無料で追加可能なMasterCardブランドのカードです。

ダイナースクラブカードの日本での発行元にあたる三井住友トラストクラブが発行しているトラストクラブプラチナカードを、本会員・家族会員共に無料で追加発行可能です。

勿論、月々の支払いや付与されるポイントは、ダイナースクラブカード側と一本化されます。

なおコンパニオンカードを発行できるのはプロパーのダイナース クラブカードだけであり、ANAダイナース などの提携クレジットカードは対象外です。

 

ではこのカードからのチャージを試してみたいと思います。

結果、ダイナース クラブカードではチャージが出来なかったwaon やnanaco、kyashや

IDAREに対しても、チャージ可能でした。

 

このようにダイナース クラブカードでは出来なかったチャージ先でも、

MasterCardブランドのコンパニオンカードではチャージすることが可能となり、

チャージ先の選択肢が非常に広がるということを確認出来ました。

 

 

ではチャージができたことは良しとして、

次はその場合のポイント還元率はどうなるか?について検証して行きます。

 

まずダイナースの公式サイトにこれまた、Edy、SuicaとPASMOについてはポイント付与の対象外である旨の記載がありました。よってこれらのチャージについては、MasterCardブランドのコンパニオンカードでチャージしても、ポイントは付かないということになります。

 

では、他のチャージ先はどうなるか?実際に検証してみました。

なおコンパニオンカードの基本的なポイント還元率は、ダイナース クラブカードの半分の0.5%、200円につき1ダイナース リワードポイントの還元になります。

 

ではそれぞれの電子マネー&プリペイドカードへ実際にチャージをした結果について、

決済金額と獲得できたポイント数を纏めたのが下表になります。

 

500円チャージしたトヨタウォレットでは2ポイント

1000円チャージしたIDAREやkyashではそれぞれ5ポイント

 →0.5%のコンパニオンカードの基本分の還元を獲得!

 

一方で・・・

1000円チャージしたWAONやnanaco、ANAペイではそれぞれ10ポイント

 →なぜか1%還元を獲得

 

実はカラクリがあり、コンパニオンカードの基本還元率自体は0.5パーセントですが、

ダイナースクラブの公式サイトにこっそり記載があり、

Apple Payでの利用の場合は100円につき1ポイント還元・・・となるようです。

 

WAONやnanaco、ANAペイはiPhoneユーザーの場合はApple Payでのチャージになりますので、コンパニオンカードであれば1%還元を受けることが出来るということになります。

 

 

  まとめ

以上、まとめです。

 

①ダイナース クラブカードからの電子マネーなどへのチャージでは、

 ポイント還元いっさい無し!

 

②コンパニオンカードからのチャージであれば、幅広くチャージが可能。

 基本還元率は0.5%だが、Apple Payを使ったチャージであれば1%還元でのチャージが可能

 

コンパニオンカードの本来の目的は、

「世界的にシェアの高いMasterCardブランドのカードを付帯させることで、ダイナース が使えない決済先での支払いをフォローして幅広い決済先でユーザーが困らないようにする」・・・といった所が本来の趣旨なんですが、チャージに関してもダイナース では手の届かない部分を幅広くフォローしてくれる代物になっています。

 

もしプロパーのダイナース クラブカードをお持ちでコンパニオンカードを発行していないという方、もしくはこれからダイナース クラブカードを発行しようと考えている方は発行されてみては如何でしょうか。