2023年にANAアメックスゴールドの新規入会キャンペーンの決済修行を達成し、

10万マイル以上を獲得することが出来ました!

 

10万マイルあれば、

ローシーズンのハワイだとエコノミークラスで約3往復出来るマイル数となります。

 

そこで念願だったハワイに家族で行こうと思い、

生まれて初めて「国際線の特典航空券予約」というものをしたのですが、

その時に生じた初心者ならではの疑問とその答えや気をつけるべきことについて、

本ブログでは紹介していきたいと思います。

 

特に僕は香川県在住の地方空港民で、

地方在住者ならではの疑問や気をつけるべき点も紹介していきますので、

興味ある方は最後までご覧頂ければと思います。

  ANA国際線特典航空券の基本情報

まずは基本情報です。

[ANAマイルによる国際線特典航空券の基本情報]

・ANA便をはじめとするスターアライアンス運行便が手配可能

・フライト355日前の午前9時から予約開始

・予約はANA公式サイト もしくは電話(※手数料有)

・無料になるのは航空運賃代部分のみ

   (燃油サーチャージなどの諸費用がかかる)

 ・往復予約のみ可能(片道予約は不可)

 ・他社と比べ必要マイル数は少なめ 傾向

     例えば日本・ホノルル往復の場合・・・  

 

 ・必要マイル数はロー・レギュラー・ハイといった、シーズンによる変動性

 ・特典航空券の空席数  <<<   実際の空席数

 →特典航空券用に割り当てられている席には枠があり、

  人気路線は特に取りにくいです!

 

上記の基本情報を踏まえつつ、

ここからは実際に予約時に生じた初心者ならではの疑問とその答えについて、

紹介していきます。

 

  疑問① 地方空港発着時の必要マイル数について

僕の最寄りの空港は香川県・高松空港になります。

高松空港は国際空港ではあるもののハワイ便は飛んでいないので、

一旦羽田か成田まで出た上で、ハワイ便に乗り継ぐ必要があります。

この場合、高松→東京間のフライトについては追加でマイルが掛かるのか否か?

ちなみに国内線特典航空券だと、高松・羽田は片道6000マイル必要となっています。

 

→(答え)国際線特典航空券利用時の国内移動分のマイルは不要!

 

下記は2月出発の成田・ホノルル間の必要マイル数と、

高松・ホノルル間のエコノミークラスでの必要マイル数を並べたものになります。

どちらも35000マイルで行けることが分かります。

 

国内移動のための新幹線や航空券を別途わざわざ手配する必要ありませんので、

覚えておきましょう。

 

  疑問②子供のみの予約可否

これは購入の場合も特典航空券の場合も同様ですが、

ANAのweb上は子供のみの予約はシステム上出来ません。

 

一方で「後から子供のみの予約を追加したい」というケースも出てくるかと思います。

僕の場合は4人家族ですが、全員分のハワイ往復特典航空券を取るには14万マイルが必要で手持ちのマイルでは足りなかったので、子供の分は「チケット購入」という形で別途追加する必要がありました。

 

→(答え)この場合、ウェブではなくANAの予約センターに電話をすると予約を入れてもらう事が出来ます。

なおこれはチケット購入の場合でも、特典航空券予約の場合でも同様です。

また特典航空券を電話で予約する際は本来は2000円ほど手数料が掛かりますが、

今回のように後から子供だけ追加するケースであれば無償で予約対応して貰えます。

 

  疑問③座席クラスを分けることは出来るか否か

・往路復路で座席クラスを分けたいケース(帰りはビジネスクラスにしたいなど)

・高齢の同伴者がいるのでその人だけビジネスクラスで予約したい

・・・など、搭乗者で座席クラスを分けたいケースもあるかと思います。

 

往路と復路で座席クラスを分ける場合:

→(答え)通常の往復予約画面ではなく、「複数都市・クラス混在」画面から予約を入れると可能。

区間1、区間2、区間3といった形でそれぞれの搭乗便と日付を指定する画面になっており、

その次の画面で区間毎に座席クラスを指定することが可能です。

 

搭乗者でグレードを分ける場合:

→(答え)予約自体を分ければ可能。

2名で予約をするのではなく、1名ずつ予約を分けて入れるようにしましょう。

 

  疑問④往路と復路で座席クラスを変えた場合の必要マイル数

→(答え)両クラスの必要マイル数を足して2で割ったものが、必要マイル数となります。

 

(例)

ローシーズンの日本・ハワイ往復の場合:

 エコノミー:35000マイル

 プレミアムエコノミー:53000マイル

なので、片道をエコノミー・片道をプレミアムエコノミーで予約した場合は44000マイルが必要マイル数となります。

 

  疑問⑤発券後のキャンセルや変更は?

→(答え)

搭乗便出発前迄であれば、キャンセルや変更が可能です。

キャンセルの場合は手数料として1名・1予約あたり3000マイル引かれたマイル数が返ってきます。

変更(※)については手数料などは掛かりません。

 

※変更可能な内容について

・当然、変更先の日時で特典航空券の空席がある場合のみ。

・変更可能なのはあくまで日時のみ。

 航空会社・搭乗者・座席クラス・区間・経由地の変更は不可。

 (不可の例)

  ・同じスターアライアンスのユナイテッド航空の便に変更

  ・ホノルル→成田→羽田→高松で予約していたものをホノルル→羽田→伊丹に変更

  ・ビジネスクラスに空きが出たからエコノミークラスから変更  など

 

  上記のような変更をしたい場合、

  一旦キャンセルしてから、再度予約を取り直す必要があり。

 

 (例外)ビジネスクラスで予約をしていたが変更後の日時にビジネスクラスに空きがなく  

    エコノミークラスなら空いているなどの場合、

    差額分のマイル数は返ってこないもののダウングレードでの日時変更は可能。

 

  疑問⑥ANAアメックスゴールドカードのマイル還元率

特典航空券の場合、航空運賃の支払いは当然ありませんが、

燃油サーチャージや各種税金の支払いがANAの場合は発生します。

 

これらについてANAアメックスゴールドカードで支払った場合、

還元率はどうなるのでしょうか?

ちなみに通常であれば、ANAアメックスゴールドのANA利用時の還元率は3%で、

内訳としては以下の通り。

 

 1.カード通常決済分  +1%

 2.カードマイルプラス  +1%(ANAカード共通特典)

 3.メンバーシップリワードプラス +1%(アメックスゴールド限定特典)

 

→(答え)

これに対してANAとアメックスに確認したところ、

・1に関しては当然付与、

・2に関しても航空券に関する支払いとなるのでANAに対して支払ったものであれば付与される・・・との事。

・しかし3については、残念ながら対象外  との回答を頂きました。

 

一方で実際のポイント付与履歴を確認したところ、3についても実際にはしっかり付与されていました。回答が間違いだったのか、システムで間違って付与されたのか分かりませんが、実際問題としてはANAアメックスゴールドで支払った場合は3%還元となってました。

 

 

なおANAアメックスの海外旅行傷害保険は利用付帯となりますが、

燃油サーチャージの支払いだけでも保険は適用対象となるようです。

ここは公式サイトには明記はなく電話で聞いた内容なので、今後は変わる可能性もあります。

またANAアメックスゴールドの場合、本人だけでなく生計を同一にしている同伴者のご家族も保障対象となる点、非常にお薦めです。

 

 

 

ここからは国際線の特典航空券を取る上での注意点について、

紹介していきたいと思います。

 

  注意①地方空港発着の場合、「複数都市・クラス」画面から予約すべし

出発地が地方空港等で乗り継ぎが発生する場合、実際は空席があるにも関わらず、通常の「往復」画面での検索結果が何故か満席扱いで表示されないことがあるようです。

 

この場合は「複数都市・クラス」画面で、

高松→東京、東京→ホノルルと便を分けて検索をかけるとキチンと空席として表示され、

予約を入れることができました。

 

もし「往復」画面で検索をかけたが空席が表示されなかった場合、

「複数都市・クラス」画面でも再度検索をかけてみるようにしましょう。

 

  注意②ANA上級会員ステータスによって空席枠が異なる

どうやら会員ステータスに応じて、特典航空券の開放枠が異なるようです。

 

こちらはとある日の成田発ホノルル行のプレミアムエコノミーの空席状況になります。

僕の場合はプラチナステータスを保持しており「空席あり」となっていますが、

ステータス未保持の妻のアカウントで予約をしようとしたところ、「空席待ち」になっていました。

 

  注意③大人と子供、必要マイル数は同じ

特典航空券の場合は、必要マイル数は子供だろうが大人と同じです。

 

一方で通常の有償航空券であれば、子供料金は大人より割安に設定されていますね。

よって子供のチケットを特典航空券で手配した場合、相対的に1マイルあたりの価値が低くなってしまいます。

子供の航空券を特典航空券で取る場合、少し立ち止まって1マイルあたりの価値が幾らになるかを確認の上、本当に特典航空券で発券するか検討するようにしましょう。

 

一般的にマイルの価値は1マイルあたり2円以上と言われています。

それを下回るようであれば有償でチケットを購入したほうが、フライトマイルも積算されるので良いと言えます。

特典航空券の場合、搭乗後のフライトマイルは一切付与されません。

 

ちなみに僕の2月予約の場合は、必要マイル数35000に対して子供の運賃は65300円(+燃油サーチャージ等で54960円)でした。

1マイルあたりの価値は1.86円と言うことになり、これだとマイルは温存した方が良いなと思いましたので、子供のチケットについては購入する事にしました。

 

※マイル価値計算時の注意

なおこの計算の時の注意点ですが、燃油サーチャージなどについては通常購入だろうが特典航空券だろうがANAの場合は発生する費用なので、1マイルあたりの価値を計算するときは合計金額ではなく運賃本体代から割り算するように注意して下さい。

 

 

 

以上、ANA国際線特典航空券を取る際に感じた初心者ならではの疑問と答え、

また地方空港民ならではの内容含む特典航空券予約時の注意してほしいポイントのご紹介でした。

ANAの特典航空券は人気なのでなかなか予約は取りにくいですが、

マイルと特典航空券を上手く使って、安く楽しい旅を楽しんでいただけたらと思います。

これから特典航空券を取ろうとしている方の少しでも参考になれば幸いです。