4月22日「埼玉県秩父市と飯能市の2酒蔵と
パワースポット神社をめぐり、
郷土料理を楽しむプレミアム酒蔵ツアー」にて、一日ガイド役をさせていただきました。



埼玉県飯能市にある五十嵐酒造、
秩父市にある矢尾本店の2つの酒蔵を巡りましたよ。

バスの車内では、日本酒の歴史的背景や
基礎知識、トレンドなどお伝えしました。

埼玉県には、現在日本酒蔵が34蔵あり、
利根川と荒川、2つの川が流れ、
豊かできれいな伏流水に恵まれています。

利根川水系に比べて荒川水系の方がやや水の硬度が高いですが、
全体的に埼玉県の水は軟水のため酒質はやわらかく、
口当たりの良いまろやかな酒が特徴です。



また平成16年、埼玉県で新しい酒米「さけ武蔵」が開発されました。

「若水」を父に「改良八反流」を母に持ち、
大粒品種で、心白があるのが特徴。
良質の麹を造ることができ、現在、
花陽浴、鏡山など、埼玉県内の17蔵が使用しています。

まず訪れたのは、明治15年創業、天覧山を醸す五十嵐酒造。



五十嵐正則社長にご案内いただきました。

名栗川と成木川という 2 つの清流の合流点近くに建てた蔵で、
奥秩父の伏流水を井戸から汲み上げて造られる酒は、
淡麗ですっきりとした味わいが特徴です。







杜氏や蔵人、蔵元の娘さん達で書いた書が、
醪タンクの部屋にどんと飾られていましたよ。



ちょうど、搾ったあとの板粕をはがしているところも見ることができました。





小林誠司杜氏に解説いただきながら、テイスティングも。







様々な味わいの日本酒があり、参加者の皆さんも美味しい!と口々に音譜



少し前に、ナニコレ珍百景でも紹介された酒ガチャも人気で、
500円で日本酒やお猪口などが当たるとあって、
皆さんチャレンジされてました!!






そして、昼ご飯は秩父の地元料理「わらじかつ丼」と蕎麦。







秩父錦を冷やと燗酒で飲み比べしつつ、楽しみました音譜
わらじかつ丼にも合いましたよ!



お腹を満たしたあとは、秩父錦を醸す矢尾本店へ。
1749年創業で、昨年、そして今年も
全国新酒鑑評会で金賞受賞している、実力蔵です。



蔵の中はとても清潔で、ピカピカ!!











醪タンクのある部屋の入口には注連縄が張られ、中には松尾様も祀られていました。





売店も充実していて、色々テイスティングさせていただきましたよ。






芳醇でコクのある味わいが特徴です。

酒粕ソフトクリーム、いただきましたが、
酒粕風味がしっかり感じられて美味しかった音譜





ちょうど、この日は蔵開きのイベントも開催され、賑わっていました!!




そして最後に訪れたのは、聖神社。
「お金に不自由しない」と伝えられる銭神様が祀られています。



慶雲五年(708年)、秩父で見つかった銅が
朝廷に献上され、年号が「和銅」に改元、
日本最初の流通貨幣「和同開珎」がつくられました。

まず、その銅が発見された場所まで15分くらい歩きましたよ。



和同開珎の大きなモニュメントの穴に小銭を投げて、その小銭を小川で洗い、
聖神社に参拝の際お賽銭として奉納すると金運が上がるのだとか。




本殿横には、ご利益のあった人々からのお礼のメッセージが並んでいました。
宝くじが当たりました!借金返済できました!などなど…、
我々もご利益をいただくことができるのでしょうか音譜



そしてバス車内で、映画「吟ずる者たち」をご覧いただきつつ帰路に。

丸一日、盛りだくさんの内容でしたが、
埼玉の魅力を五感で感じる素敵な機会になったのではと思います。



これまで20回以上酒蔵ツアーに携わっていますが、
今後も地酒を通じて地域の魅力をお伝えし、
活性化に繋がるお手伝いをしていきたいですね。

お世話になった皆様、有難うございましたニコ