福島県のお仕事で、昨年10,11月と
「福島県酒の魅力パワーアップ事業」のプロジェクトがあり、
お酒の専門家としてお手伝いさせていただきました。
 
リクルートのじゃらんさんにお世話になり、
主には「ふくしまの酒と食 ペアリングガイド」の作成、監修、
そして福島県内のホテルや旅館スタッフの方々に向けて、
宿泊のお客様に夕食時に一杯でも福島の日本酒を飲んでいただけるような
サービス提供、押しの一言など、ロールプレイングを取り入れた
プログラムを作り、レクチャーをさせていただきました。

 

 

一週間かけて、浜通り、中通り、会津と11のホテルや旅館を巡りながら、
日本酒の基礎知識や福島県の日本酒の特徴、
ペアリングのポイント、お客様からの質問を想定し、
例えば「辛口のお酒ください」と言われた際にどう対応すればよいか…など、
一時間半と限られた時間で、即実践に活かせる内容を凝縮してお伝えしましたよ。

 

 

 

 

 

 
参加者も社長お一人の場合もあれば、
サービススタッフや料理長など30名以上の方が
参加くださったホテルもあったりと、規模もそれぞれ。
 
特に重点的に学びたいポイント、お悩み、疑問など事前にお伺いし、
極力ニーズに沿った具体的な内容で臨機応変に対応。

 

 

 

 

全体を通して感じたことは、これまで福島県の日本酒を扱っていても、
飲んだことがない、銘柄が分からない、酒蔵に行ったことがない…
 
という方が半数以上で、知るきっかけがなかった、
ハードルが高い、という印象をお持ちの方が多かったよう。
 
一方で、地元の日本酒を魅力的にメニュー上で紹介できている
旅館があったり、若いスタッフさんで、積極的に質問される方がいたり、
私が以前監修した書籍「日本酒日和」を購入し、
事前に勉強されている方もおられて、嬉しかった音譜
 

 

誠心誠意お伝えさせていただきましたが、
講座を通して少しは問題解決のお手伝いができたようで、
講座後のアンケートでは、嬉しいことに9割以上の方が、
「とても満足」と答えてくださいました。
 

 

皆さん真剣!! 話す方も力が入ります!!

 

 

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講座前は、各々で温度差はあったものの、レクチャーを通して
福島の日本酒に関心を持っていただけたようですので、
どうすればお客様の注文に繋げていけるのか…
少しずつでも実践に繋げていただければ嬉しいなと思います。
 
ペアリングガイドについても、何度となくやり取りを重ね、
鈴木賢二先生にもお世話になりましたが、
時間をかけたぶん良い内容になったのではないかと思います。
 
福島を横断、縦断しながら、たまたま酒蔵の近くを通り、
口万、廣戸川、磐城寿の酒蔵に寄ったり、
宿泊した宿が源泉かけ流しの温泉だったり、
福島名物の食&地酒を堪能したり…、
お仕事しつつも、福島の魅力を存分に感じることができました。

 

 

それぞれのレポートは、ブログにアップしてますので、よければご覧ください音譜
 
じゃらんの市場アンケートによると、旅先で楽しみたいお酒は、
ダントツでその地域の地酒(日本酒)ですし、
お酒を提供する人達の人材育成は、大切な取り組みの一つだな、
と今回関わらせていただき改めて実感。
 
インバウンドに向けてなど、まだまだ課題はあると思いますし、
どこの県にもあてはまる事ですので、引き続きこうした取り組み、
お手伝いできれば嬉しいです音譜
 
今回、貴重な機会をいただきご縁に感謝ラブラブ
お世話になった皆様、有難うございましたニコ