10月に仕事で沖縄に行った際、一泊して翌日は酒蔵巡りへ。
 
まずは、うるま市にある日本酒の酒蔵、泰石酒造。
沖縄県唯一の日本酒蔵で、黎明、という銘柄で造っています。

 

 

実は、以前から日本酒セミナーなどで黎明もラインナップに入れ、
参加者の皆さんに、沖縄にも日本酒を造っている蔵があることをお伝えしてきたのですが、
どのような方が造っておられるのか大変興味あり、
念願叶ってようやくお伺いすることができました。
 
三代当主の安田泰治社長がご案内くださいましたよ。

 

 

泰石酒造は1952年に創業しましたが
当時は沖縄返還前ということもあり、アメリカ軍人からの需要もあって、
泡盛だけでなく、清酒、甲類焼酎、みりん、リキュールなど、様々製造していました。
 
初代の安田繁史氏は、新たなチャレンジをどんどんされていらしたようです。

 

 

会社としても大きく、社員旅行に行ったり、
沖縄の文化であった闘牛のスポンサーをされたり、、
当時の様子を写真を見ながらお話しくださいました。

 

 

 

 

 

 

酒蔵は、当時そのままの広い建物、設備で、現在は安田社長お一人で造られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

酒粕は、なかなか使い道がなくて、廃棄されることが多いとのこと…。
何か有効に利用できるとよいのですが。

 

 

 

 

 

 

ふな搾りで搾っています。

 

ボトルのラベルも、一枚ずつ糊を貼って手張りで。

 

 

味わいとしては、複雑味がありラフテーなどの沖縄肉料理にピッタリですよ。

 

 



基本全てお一人でされているとのことで、なかなか大変だと思いますが、
息子が早く帰ってきてくれれば…とのお話も。

 

 

ぜひこれからも、日本最南端、沖縄唯一の清酒蔵として
愛されるお酒であり続けてほしいな…と感じました。
安田社長、ご案内いただき有難うございました