普段、私自身のインプットとアウトプットの比率を分析してみると…、
圧倒的にアウトプットが少ない!多分9対1くらいで、
インプットばかりしている日々…(苦笑)
 
もっと発信、していかねば!ということで…!!
 
今学んでいる事の一つが、令和アカデミー倶楽部で開催されている講座
「和の基本を学ぶ」 ~食文化の背景にあるもの~。

 

 
食環境プロデューサー木村ふみ先生に、
世界無形文化遺産となった和食の食文化の成り立ちや背景を、
改めて基本から考える機会をいただいてます。
 
日本の伝統行事の成り立ちや背景にある、
稲作文化とのかかわりや暦、もてなしの文化、
しつらいの意味や決まり事(床の間や花、掛け軸等)、
五節句の行事の意味合い、しきたりなど…、
 
普段当たり前に接している和の空間や器、膳組にも、
一つ一つに意味が込められていて、
本当に日本の文化は奥深いなぁと改めて…。
 
たとえば、五節句の一つ、間もなく7月7日七夕がやってきますが、
もともとは水にちなんだ祭りで、井戸替えや硯流、膳洗いなど、
けがれを水に流す行事でした。一方で奈良時代に、中国から乞巧奠(きこうでん)という
技巧や芸術の上達を願う祭りが伝わり、
日本の棚機津女(たなばたつめ)伝説と祓いが合わさって、今の七夕行事へと繋がります。
 
七夕のお菓子、索餅(さくべい)は、病を鎮める、という意味合いがあります。

 

 


そこから時を経て今の素麺の形状となり、
無病息災を願って七夕に素麺を食べるようになりました。

よく素麺の中に色がついたものが数本入っていることがありますが、
本来は青、赤、黄、白、黒の5色で(中国の陰陽五行説に由来)、
七夕の時に飾る風習からきてるんですよ。
 
他にも七夕にお供えするものや意味合いなど色々とあるのですが…、
ただ短冊に願い事を書くだけの行事ではないんですね七夕
 
木村先生は、G20 など国賓をお迎えしての晩餐会などの
テーブルコーディネートも担当されているのですが、
この日はおもてなしの際のちょっとしたコツを実践で教えてくださいました。

 

 

日本ならではのアシンメトリーな美を意識しつつ、
器やテキスタイルなど、ストーリーを持たせて
適度に和を感じてもらうのも素敵なおもてなしですね。

 

 

 

 

さらにこの日は特別に、お抹茶とお菓子もご用意くださり音譜
 
両国にある1740年創業の老舗和菓子屋、越後屋若狭の水牡丹。

 

 

事前予約制ですが、水ようかんが特に有名で、手土産にお薦め。
 
なんとも艶っぽいお菓子ラブラブ美しく、また涼やかさもあって、
上品な甘さがホッと心を落ち着かせてくれました。

 

 

いくつになっても、学びは続きますねー。
あと残る1回の講座も、楽しみたいと思いますニコ