先月、栃木県足利市にあるココファームワイナリーにお伺いしました。



足利市で特殊学級を受け持っていた川田昇氏が、
1950年代に知的障害者を支援する「こころみ学園」を創設。

こころみ学園と業務委託し、生徒達と畑を開墾して
ブドウを植えてワイン造りをスタートさせ、今年で65年目とのこと。

除草剤をまいていないので草花が咲き、虫や鳥たちも来る自然な環境。
お伺いした時もカラスを追い払うために、丘の上で
ドラム缶を叩いている音がワイン畑に響いていました。
ココファームワイナリーの風物詩だそうですよ。 
有り難くも、専務取締役の池上知恵子さんがご案内くださいました。

ブドウ畑の急斜面を上がり、丘の上からの景色の美しいこと…ラブラブ



そこで、ウェルカムワインをご用意くださいました!!

なんて素敵なシチュエーションラブラブ
しかもトップキュヴェであるスパークリングワイン
「NOVO」をご用意くださいました。


沖縄サミットの際に大絶賛されたというスパークリング。
辛口でスッキリしつつも、芳醇なブドウの香りが広がり、幸せ気分に満たされました音譜


ブドウ畑の周辺には松が生えているのですが、
松が生えているところは養分が少なく、
ワインのぶどうを育てるにはちょうどいい土壌だそう。



そして、酵母は基本野性酵母を使用しているので、
いつ発酵が始まるかが分からない、と。

自然に任せた醸造法なのですね。
ぶどうがなりたいワインになるように…、というお話が印象的でした。

そんな中、ちょうど発酵している樽に出会えましたよ!!

発酵栓からポコポコ音が鳴っていて…、これが発酵している合図。

なかなか発酵のタイミングに出会えることはないそうで、
超ラッキーですね!と言ってくださり、嬉しかった音譜
ポコポコ、の音に癒されましたよ。




ワイナリーの中にはツバメの巣もいくつか。
それをあえて除去するのではなく、どのよう共存できるかを考えて
受け入れているんです、というお話からも、ココファームが
何を大切にワイン造をされているかが分かります。



ココファームワイナリーでは、足利で作っているぶどうだけでなく、
全国のぶどう農家さんと契約栽培で、そのぶどうに
最良の地で作られたものを使用しています。

様々なタイプのワインを造られていますが、
中でも興味深かったのが、益子焼の甕で仕込んでいるワイン。


お披露目にはまだ少しかかりそうですが、どのような味わいになるのかとても楽しみですね。

瓶内二次発酵中のスパークリングワインも見せていただきました。


この本数、全て手作業は大変ですね。


そして、ワイナリーに併設されているレストランで
ランチをしながらテイスティングさせていただきました。




全部で7種類、ロゼのスパークリングから、白、赤、デザートワインまで…、
それぞれに個性がありつつ香り、甘味、酸味とのバランスが素晴らしく、
本当に美味しくいただきました。






カトラリー置きも、葡萄畑の枯木を再利用。素敵です!

売店も充実していて、中には足利に縁ある相田みつをさんの書が
ラベルになっているワインもありました。





テイスティングコーナーもあり、5種類いただけて1000円には驚き!




ぜひ色々な種類飲み比べてみてくださいね。

毎年収穫祭には多くの方がいらっしゃり賑わうとのこと。
緑あふれる風光明媚な場所で、ゆったり贅沢な時間を過ごせますよ。



またぜひお伺いできればと思います。
心づくしのおもてなしを有難うございましたニコ