先日兵庫訪問の際、西宮にも訪れました。
 
 
阪神西宮駅には酒どころをPRするポスターが貼ってあり、早速ワクワク感高まります!!
 
今回の目的は「白鹿」を醸す辰馬本家酒造が運営する、
公益財団法人白鹿記念酒造博物館。
 
こちらは、記念館と酒蔵館があり、
日本にただ一つの、日本酒と桜の博物館なんですよ!!
 
辰馬健仁理事長や博物館の皆さんとお話させていただいたあと、
学芸員の方がご案内くださいました。
 
まずは酒蔵館へ。
 
 
瓦屋根のとても立派な造りでびっくりビックリマーク
 
 
 
こちらは「板石道」といって、まさに江戸時代、江戸への樽廻船が停泊する港まで
井戸から宮水を、酒蔵から酒を運ぶ時の道がそのまま残っています。
 
当時はアスファルトなんてありませんし、土の上だと重量あり運びづらいので、
石のレールに台車の車輪を載せて運搬していたのですね。
 
車輪の跡が残っているところからも、リアルに当時の様子が思い浮かびます…。
貴重な生きる資料ですよね。
 
こちらは、昔使われていた井戸。
 
このようにして水を汲み上げていたのですね。
 
ミュージアムは昔の酒蔵の跡地になっているので、
まさに蒸米の窯があった跡もそのまま残っています。
 
そして、昔使われていた酒造りの道具も沢山展示されていますよ。
 
 
 
 
兵庫県発祥のきもと造り。酒母を造っている様子ですね。
 
また、私も経験者として感慨深い、震災の記憶、のコーナーも。
 
阪神淡路大震災で、灘の酒蔵は甚大な被害を受けました。
 
 
 
歴史あるお猪口も様々展示されていて、
このコーナーだけでもあっという間に時間が過ぎていきそうビックリマーク
 
この立派な漆塗りの看板!!
昔、取引先の酒屋さんなどにお渡ししていたそう。
本当に貴重ですね…。
 
こちらでは、もろみの中にいるような感覚が体験できますよ音譜
 
 
 
 
江戸時代の酒造りの様子、とても興味深いですね…。
 
 
 
 
 
流石は灘の地で1662年創業、歴史ある辰馬本家酒造さんだけあり、
貴重な資料の豊富さに感動しっぱなしでした!!
 
まだまだ眠っている資料も沢山あるとのことで…
お酒ファンにはたまらない空間。
再度時間あるときに、ゆっくり伺いたいです!
 
そして、酒蔵館の隣にはレストランと売店「白鹿クラシックス」がありますよ。
 
日本酒は勿論、酒粕や山田錦を使ったスイーツ、
粕漬などの日本酒に合うおつまみも色々販売されています!
 
 
 
 
 
 
そして、記念館の方では桜にまつわる展示があり、
そちらもご案内いただきました。(写真撮影はNG)
 
 
酒蔵が博物館を運営するのは正直大変なところもある、と仰っていましたが、
辰馬家で代々受け継がれている資料は本当に貴重ですし、
素晴らしい取り組み、ぜひもっともっと多くの方に触れていただきたいな…と感じました。
 
そしてなんと!今月21日から
「お酒でのぞくミクロな世界」の展示が始まっています。
お酒好きの方必見ですよラブラブ
 
他にも、「竹の魅力再発見」、「今日から君も桜博士」の展示も。
 
 
日本人の心でもある日本酒と桜を感じに、ぜひこの夏、訪れてみてくださいね音譜
 
 
丁寧にご案内いただき、有難うございましたニコ