先日、日帰り出張で香川へ。
 
東かがわ市引田にある、瀬戸内キャビアの養殖場に行ってきましたよ。
 
日本でも最近は全国でチョウザメの養殖がされていますが、
香川でも中学校の廃校を利用して養殖場を運営。板坂社長の母校でもあります。
 
 
体育館の中に水槽があり、成長に合わせて移動させています。
 
 
 


常に新鮮な地下水を汲み上げ、掛け流しにしているので、綺麗な水質を保っています。

良質なキャビアの為に、最適な環境を整える事がまず大切なのですね。



 


EU HACCP、US HACCPを取得していて、

衛生・品質ともに、しっかり管理されています。




 
7年ほど経つとこんなに大きくなるとは、驚きです!!
 
 
生き物を扱うのは大変。
キャビアは一度しか採れないため、それまで年月をかけ大切に育てられています。
 
とても珍しい、白いチョウザメも。
 
 
校舎がそのまま会社になっているので、校長室が社長室、
理科室が研究室、加工場が家庭科室だったり…!!
 
 
 
 
 
廊下に、書初めも貼られていましたビックリマーク
 
地元の小学生も、見学に。
 
現在、市場に出回っている輸入キャビアの多くは、採卵後に加熱処理され、
劣化を防ぐために塩分濃度の高い状態で缶詰めされていますが、
瀬戸内キャビアは生キャビア。
 
無添加、塩分濃度は3%未満で、加工後瞬間冷凍で新鮮さを保っています。
 
 
キャビアそのもののまろやかでとろけるような味わいを感じて欲しい、と板坂社長。
 
輸入キャビアの塩辛いイメージが一気に覆る、
リッチな旨味が口いっぱいに広がる贅沢なキャビアです。
 
レストランガイド、ゴエミヨ2020にて、テロワール賞も受賞していますよ!

 
 実は今回、このキャビアに合う日本酒を検証するのが目的で
こちらまでお伺いしました。
 
チョウザメの種類によって、その特徴をより引き出す岩塩や製造方法を研究されているため、
傾向に合わせてより合うお酒のタイプを検証するのですが…。
 
まずはキャビアの繊細な味わいの違いを確認したあとに、
一つずつ、6種類のタイプ別日本酒とペアリング検証。
 
感覚を研ぎ澄ませて一つずつ検証すると、それぞれに合うお酒が違い、
キャビア一つとってもこんなに違うものかと、新たな発見!!
 
ペアリング検証なので、お酒もキャビアもかなりの量をいただきましたが、
集中力を切らさないように…。
 
こんなにもキャビアを食べ比べる機会が、普段まずありませんが、
一度に食べ比べることでの個体差を感じることができ、
本当に貴重な機会となりました。
 
瀬戸内キャビアはオンラインでも一般販売されており、
食べ比べセットもありますので、機会がありましたら
ぜひ召し上がってみていただきたいですね。
 
国産キャビアのポテンシャルを改めて実感じ、
これからの展開が益々楽しみです!!
 
日帰りでの香川でしたが、とても有意義で濃い一日となりました。
有難うございましたニコ