今日は1月7日、七草粥の日。ということで、
「医食同源セミナー 七草粥いただきます~喰い改めよ~」に参加してきました。
 
料理教室なんて、久々!!
 

 
講師は、いつもお世話になっている松嶋啓介シェフ。
一緒に主催している酒サムライディナー(フレンチ×日本酒の会)でも、
いつも食の大切さについてお話いただいてますが、
今回も色々解説いただきつつ、実際に七草粥を作りましたよ。
 

 
そもそも、年始のお祝いのご馳走やおせち料理など濃い味わいの料理が続き、
弱った胃を休める為に七草粥を頂く習慣がありますが、
今回は2つの調理法で七草粥を作りました。
 
まずは、生のままそれぞれの野菜が持つ味わいを確認。
 

 
一つは米を洗わず、そのまま大根や蕪も一緒に弱火でコトコト。(お米は魚沼産のミルキークイーン)
途中から葉っぱも加えて、さらにコトコト。
 

 
もう一つは、米を洗い通常のやりかたで中火でぐつぐつ火を通しながら、
七草は別の鍋で塩ゆでし、氷水で冷やして、仕上げにお粥の中に入れて混ぜます。
 
 

2つとも塩を全く使わずに作りましたが、
同じ食材でも、調理の仕方によって全然味が違うんですね…。
いざ、実食!!
通常の調理法だと、彩鮮やかで見た目は美しく、
野菜のシャキシャキ感が感じられますが、
粥との一体感がなく、淡泊な味わい。塩分が足りない印象です。

一方、手前の弱火でじっくり作った七草粥は、野菜の旨味が出汁となってお粥にも溶け込み、
お米ももっちり食感。噛むほどに野菜と米の優しい味わいが感じられて、ホッとする感じ。
そのままでも十分美味しくいただけます。
 
七草は、くたくたになっているのですが、こちらの方が栄養も腸から吸収しやすいのだそう。
 
ここで初めて、お好みで塩を少し。
 
この塩、実は元サッカー日本代表FWの久保竜彦さんが山口の牛島で作っている月咲 という塩なんです。

彼の生き方も興味深いところですが、
Yahoo!ニュースはこちら

満月と新月、それぞれの日に汲み上げて作った塩を食べ比べると、
味わいが全然違うのにも驚きましたビックリマーク
 
満月の日は引力の関係で、海底に沈んでいるミネラルが海上に浮いてくるので、
マグネシウムやカリウム、カルシウムなどが豊富なのだそう。まろやかで奥深い複雑な味わい。
 
一方新月の日の塩は、ナトリウムの成分が濃い塩で、鋭角な味わい。面白いですね…。
 
 
塩分過多になっている現代の食。
改めて塩を見直すきっかけとなる七草粥の日となりました。
 
旨味も、ひとくくりにするのではなく、旨味成分の構成、バランスを考えることで、
より美味しさを感じることができるのも楽しい音譜
 

お酒のおつまみにも通じるところあり、追求していきたいですね。

 

ちなみに、エプロン持参とのことだったのですが、
普段からエプロンして料理しないもので…酒蔵の前掛けで参戦しましたラブ
 
松嶋シェフ、新年早々ありがとうございましたニコ