飯田橋にあるフレンチ、INUA(イヌア)へ。




先日発表されたミシュラン東京2020では、2つ星獲得、おめでとうございます!!

ミシュランのお祝いということで、一杯目のシャンパンはお店からのお心遣い。


トーマス・フレベル シェフは、「世界ベストレストラン50」で4度もNo.1になった 
デンマーク「NOMA」から、姉妹店のINUAが昨年オープンするにあたり、来日。

そして、現在放映されているTBSのドラマ「グランメゾン東京」で、
尾上菊之助さんがシェフとして演じているレストラン 「gaku」の料理監修もされています。

以前から一度伺いたかったお店だったのですが、
ドラマ放映のタイミングも重なり、期待値もアップ!

時間を見つけては、シェフやスタッフが日本全国を巡り、食材探しの旅をされているとのこと。

食材と向き合い、時間をかけて、
存分にその美味しさを引き出す調理法を研究されているのが伝わってくる、一皿、一皿。

例えば、舞茸は5日間発酵させたあと、桜の薪で3日間いぶしています。




舞茸のコリッとした食感も楽しく、この旨味たっぷりなスープがたまらない…。
体が喜ぶ滋味深い味わいで、全部飲み干しました。

高知の文旦は、七味と昆布のオイルで…。
香り、酸味、旨味、食感…絶妙のバランスで一つにまとまりながらも、
これまでに頂いたことがないような、新しい味わいに感動ラブラブ

アルコールは、ペアリングでいただきました。
日本酒も2種類、入っていましたよ!

まるで絵画のような一皿!


味噌クリスプの上には、タラバガニに白トリュフがたっぷり…音譜

枝豆のシチューには、長命草やガーリックフラワーなどのハーブをくぐらせて香りづけ。
ドクダミも入っているとのこと。


土鍋で出てきたのは、きのこの醤油を使った、ななつぼしの炊き込みご飯、

ブナの実やナッツの香ばしい食感がたまりません!


鹿肉は勿論美味しいのですが、エノキの茎をこんなに美味しく食べさせてくれるだなんて!!


麦麹を使用したキャラメルアイスに、桜の木の香りをつけた米油、そして松ぼっくり!
スタッフ皆で摘みに行き、何度もあく抜きしてシロップで煮ていくのだそう。

まるでドライフルーツのような食感で、程よい苦みと甘味がたまらず!!
松ぼっくりが食べられるとは知りませんでした…。
これだけでもまたいただきに来たいくらい、記憶に残る一皿。


そして、2か月も経ってしまいましたが、一応誕生日のお祝いということで…
カタバミを使ったケーキ、そしてシェフやスタッフのサイン入りカードを頂きました!


カタバミの自然な酸味が心地よい、さっぱり頂けるケーキで美味しかったです音譜



昆布や麹の旨味、甘味を活かすなど、日本の食文化を上手く取り入れ、
胃にも優しいながら満足感ある唯一無二の料理を作りだす、トーマスシェフの感性に脱帽でしたラブラブ



食後には、キッチンツアーもしてくださり…。





桜の花や松の葉など、色々なものを乾燥させたり、発酵させたり、まるでラボのよう。



料理人にはたまらない、キッチンのスペースの広さと充実の設備。

そして、毎日新しい料理を研究し生み出しているとのこと。

お弟子さんが考えた料理をチェックしている、トーマスシェフ。

緊張のやりとりを間近で見せていただけるという、絶妙のタイミングでしたが、
隠すところなく全てをオープンにしていることにも驚きでした。

そしてトーマスシェフ、真剣なやりとりをされているかと思いきや…

気さくに写真も撮ってくださり、この表情!!

店内は広く、程よく自然を感じる空間で、北欧にいるような感覚に。

こちらは、個室。

肩ひじ張らず、ほっとくつろげる空間なのも素敵です。


こちらのスペースでは、食後のお茶や食後酒も楽しめます。



予想をはるかに超える、お料理のクオリティの高さだけでなく、
ホスピタリティ溢れる接客に心から感動ラブラブ

またすぐにでも伺いたいくらい、私の中で記憶に残る体験となりました。

ちょうど、先週末放送のグランメゾン東京では、gakuのラボのような厨房や、
料理の一部がINUAにそっくりで、また違った楽しみ方ができましたよ。

今週の放送も楽しみにしつつ、またぜひお店にも伺いたいと思います。

感動のお料理、ご馳走様でしたニコ