先日、豪雨で被害を受けた広島の日本酒を飲んで応援しよう!と、
酒友が会を企画してくれました。
場所は、五反田にある広島お好み焼き屋さん、ほじゃひにて貸切。
 
 
 
こちらのお店では、日本酒は広島の地酒のみを扱っていて、
現在日本酒を頼む毎にその一部が義援金に回る取り組みをされていることもあり、
この日も沢山の広島酒を頂きましたよ。
 
 
 
 
雨後の月の営業、渡辺さんも参加くださいました。
 
 
 
お料理もどれも美味しくて、〆のお好み焼きが特にビックリマーク
カリッとしたそばの部分と、中のふんわりした食感にソースの香ばしさがたまりません。
イカ天が中に入っているのもまたアクセントになっていてお薦めです音譜
 
今回、僭越にも乾杯の発声をさせていただいたのですが、
その際、被害の現状など少しお伝えさせていただきました。
 
 
 
広島では特に被害の大きかった、竹原にある龍勢を醸す藤井酒造さん。
藤井社長にお話を伺ったところ、創業以来の水位で丸一日浸水していたことから、
土壁の浸水していた部分が溶けてしまったように全て抜け落ちてしまったとのこと。
 
以前蔵に伺ったこともありますが、趣ある日本家屋であっただけに、
お送り頂いた写真を見てあまりの惨状に、言葉が出ませんでした…。
 
泥水が蔵の中に流れ込んでしまったため、電気関係、機械関係も全てダメになり
泥をかきだすだけで2週間、製品を洗ったり蔵の洗浄はまだこれからとのこと。
 
お酒も約6000本が水没したため、廃棄せざるを得ないそうで…。
積まれている瓶の写真を見ると、29BY 雄町ひやおろし、と書かれていて、
これから陽の目を浴びるはずだったお酒が…と思うと、
とても切なく悲しい気持ちになります。
 
10月からの酒造りに何とか間に合えばとのことでしたが、
製造機器などがその時期までに搬入できれば、と。
 
麹室、甑、酒母室などは2階なのでまだ助かっているとのことでしたが、
やはり飲んで支援をすることが、長期的に支援を続けられる一つの方法かなと感じました
 
藤井社長からも、ぜひ飲んで支援していただければ…とのことでした。
 
雨後の月、渡辺さんからもお話があり、呉は一時陸の孤島になってしまい、
物流もストップして大変だったと。

スーパーボランティアの尾畠さんも現地入りされていますが、現在も復旧半ばで、以前の街を取り戻すには相当な時間がかかるようです。
 
この会では募金箱にも募金が沢山集まり、
39700円をお店を通して広島県酒造組合に寄付することになりました。
 
 
 
お酒好きな皆さんが集まり、広島のことを思いながら美味しくいただき、
微力ではありますが継続していくことで、少しでもお役に立てることがありましたら…。
 
 
広島以外でも、愛媛では養老酒造、緒方酒造さんが2階まで浸水し、
愛媛の蔵元の皆さんで復旧のお手伝いに行かれたりと、
力を合わせて復旧に向けて歩んでいます。
 
改めて、今回の被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。
 
今回早速行動に移してくれた幹事の千恵ちゃん、本当にありがとうニコ