昨日は、日本橋三越カルチャーサロンにて、第3回日本酒講座講師。
今回は外出講座ということで、みちば和食銀座たて野にて、
日本酒の夏酒中心に、お料理とのペアリングをお楽しみいただきました。
舘野雄二シェフと事前に打ち合わせをし、試食しながらお酒を合わせ、
ソースの濃淡や香辛料などを微調整。
なんとなく合う、ではなく、ピタッと合った時の感動を体験いただきたく、
この作業も楽しい時間でした
そして、当日。
有難くも、あっという間に満席をいただき、21名のお客様に向けて。
夏酒の特徴や、料理とお酒のペアリングポイントについて解説させていただき、
いづみ橋の夏ヤゴ活性にごりで爽やかに乾杯
例えば、たて野のお造りは、通常板状の岩塩にすだちを絞り、
刺身を数回滑らせていただくか、ポン酢をご用意しますが、
今回白ワインのような、クエン酸主体の富久長 海風土(シーフード)という日本酒を合わせるにあたり、
すだちとポン酢だと酸が立ちすぎるので、岩塩と鰹出汁で割った醤油をご用意。
岩塩の刺身と海風土が合わさることで、
口の中で塩レモン風味の刺身が楽しめる、まさに口内調味を体感頂きました。
牛タンの味噌煮は、ソースをもう少し煮詰めてもらい濃くしたものと、
玉川の山廃無濾過生原酒を60度近くの燗酒で比重を合わせ、
粉山椒の香りと玉川の長い余韻が一体となる感覚を味わっていただいたり。
酒肴は、ウニ床に3年漬けた塩辛もあり、酔鯨なつくじらと。
これだけで何杯もいけそう…
温物は、旬の鱧を。 萩の鶴の夕涼み猫との相性抜群
蒸物は、こちらも今が旬のおこぜ。中骨で出汁もしっかりとったスープと、
磯自慢 特別純米を。 旨味の相乗効果が半端ない
味噌ベースのつけダレにつけていただきます。
ご参加の皆様からは、
それぞれのペアリングがしっかり考えられていて、とても楽しい！
肉と日本酒がこんなに合うと思わなかった、
ラベルもかわいい！早速酒屋のネットショップで購入した、
などなど、嬉しい感想沢山いただけて嬉しかった
今回は、日本橋三越、新宿伊勢丹のお客様が中心、
父の日企画ということでご夫妻での参加が多いかと予想していましたが、
男性も女性もお一人参加の方、
もしくは女性連れ、男性連れの方が多く(笑)
奥様方は、もっと人生楽しまなきゃ！ということで、
一人で不安もあったけれど申し込みくださったと。
初対面の皆様同士のお席ばかりでしたが、
各テーブルとても和やかな雰囲気で楽しんでいただけて、ほっと一息。
これも、たて野さんのお料理、素晴らしい日本酒、
サービスの方々の柔軟な対応があってのこと、心から感謝です
初めてご参加のお客様から、「日本酒の瓶が似合いますね」
と最高の褒め言葉をいただきました（笑）
もっと気軽に、季節を感じながらお料理と合わせる
日本酒の楽しみ方が広がれば嬉しいですね
実は、次回9月も外出講座を予定していて、
外苑前のアクアパッツァでイタリアン&秋の日本酒を楽しんでいただきますが、
募集開始後すぐに満席、すでにキャンセル待ちも多数いただいており、有り難い限り…。
ご期待に添えられるよう、頑張ります
ご参加くださった皆様、ありがとうございました
