先週末は、兵庫県宍粟市にて開催された、まぼろしの酒『三笑』蔵出し式にて司会、
そして『日本酒発祥の地・発酵のまち宍粟のキックオフミーティング』にて、
講演をさせていただきました。
 

 

 

宍粟市(しそうし)は以前テレビ番組で、難読・誤読地名番付の西の横綱として
紹介されたこともありましたね!
 
宍粟市には、播州一献、老松、三笑の3つの酒蔵が同じ通り沿いにあり、
うち三笑の酒蔵は現在酒造りをしておらず、蔵を利用して町家カフェをしています。
 
今回、播州一献の山陽盃酒造と老松の老松酒造が、
三笑の銘柄でそれぞれ酒を造り、そのお披露目の場となったのです。
 
 
宍粟市産兵庫夢錦を使用していますが、
山陽盃酒造は きもと純米(きもと造りは今回初チャレンジとのこと!)、
老松酒造は純米吟醸と、タイプの違う味わいで、ラベルも紅白になっています。
 
酒蔵通りとして、この夏にはSAKE BARもオープンしますし、
観光客誘致のために日本酒、発酵をキーワードに、まちづくりを進めています。
 
 
 
 
 
三笑は宍粟市のみでの限定販売ということで、
ぜひ多くの方にお越しいただきたいですね。
 
蔵出し式は、庭田神社で行われました。
 
 
 
お天気も良く、厳粛な雰囲気。
 
 
 
 
 

 
1300年前の播磨国風土記に、麹を使った日本酒に関する最も古い記述があることから、
この庭田神社は日本酒発祥の地と言われています。
 
 
『庭音の村。大神の御粮、沾れてかび生えき すなわち酒を醸さしめて 庭酒を献りて宴しき』
 
本殿裏側にある ぬくい川に米を浸したところ、かびが生えて美味しい日本酒が出来た、
とされていて、蔵出し式では、巫女さんがぬくい川から三笑を本殿まで運び、
宮司さんが祝詞をあげました。
 
 
 
 
 
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現在も、ぬくい川が残っていて、神社の周囲は田んぼ、そして山…。
奈良時代初期の当時、この場所でお酒が生まれたのかと思うと、
なんともロマンがありますね…きらきら!!
 
 
 
前日には、福元晶三市長や蔵元の皆様達と懇親会も。
宍粟市が日本酒発祥の地として積極的に発信し始めて5年ほどとなりますが、
市として地元の日本酒を盛り上げていこうとする取り組み、とても心強いです!
 
 
夕食、そして宿泊もこちらでした。
 
 

山陽盃酒造の、壺坂雄一専務取締役兼杜氏。

東京のイベントなどでも、よくお会いしています!

 

 
老松酒造の、前野久美子専務。特にお燗酒が大好きとのこと!
 
 
宍粟市は兵庫県で一番山が多く、プロのダイバーが訪れるような美しい川も沢山あり、
鮎の品評会で日本一になったことも何度かあるそう。
 
 
 
この日はアマゴのお刺身や塩焼きをいただきましたが、
クセなくとーっても美味しくて感激でしたラブ
アマゴっていただくの初めてかも…。
 
他にも、播州百日鶏や山菜など、地の美味しいものをいただきました。
 
またお話によると、宍粟牛、数が限られているので地元消費がほとんどなのですが
実はとても美味しくて、料理人からも評価が高いのだとか。
 
山が多いだけに鹿の数も相当数いるとのことで、
次回訪問時は宍粟牛やジビエも頂いてみたいですね。
 
昼食は、三笑のカフェでいただきましたが、
お店の雰囲気もよく、お客様も沢山いらしてました。
 
 
 
 
 
 
また、歴史ある酒蔵さんだけにお宝が沢山!!
昔は端午の節句に、鯉のぼりではなく大きな旗を立てていたのですね。
 
 
 
 
明治時代頃に作られたのぼりが沢山保存されていて、
大きいものだと10メートルあるのだとか!!
カフェにも一部飾られていて圧巻でしたよ。
 
三国志やヤマタノオロチなど…、これは見る価値ありますキラキラ
 
そして講演では、四季を通じて楽しむ日本酒、のお話だけでなく、
日本酒の現状や地域創生の可能性についてなどもお話させていただきました。
 
チラシの顔写真が大きくてびっくりでしたが(笑)
 
 
 
色々参考になった、とのご感想いただけてよかったですほっこり
 
 
 
ゴールデンウィークには藤まつりも開催されたり、
森林ウォーキングなど様々な催し物もあるようですので、
自然好きな方、お酒好きな方、ぜひ訪れてみてくださいねビックリマーク
 
 
 
 
 
 
地元兵庫県からお声がけいただけるのは、とても嬉しいですね!!
2日間、大変有意義な時間でした。
宍粟市の皆様、本当にお世話になり有難うございましたニコ