9月7日、青木酒造創業300周年記念式典が、
越後湯沢にあるNASPAニューオータニにて開催され、光栄にも司会をさせて頂きました。
全国各地から370名の方々が集まり、大切な節目での式典とあって緊張感ありましたが、
御世話になっている酒屋さんやお知り合いの方々、お久しぶりの方々にも
沢山お声がけいただき、心強い気持ちで進めることができました。
創業300周年記念ボトルの発表もありましたよ。
佐藤可士和さんやブックディレクターの幅允孝さんによるプロデュース、
中のお酒は10年熟成の純米大吟醸。
瓶詰の際、真空状態になっているそうで、青木社長のこだわりも含め、
想いの詰まったお酒、素敵なデザインです。
青木酒造の歴史を紡ぐ写真集などもセットになっていますが、
税抜き17万円のボトルもあり、すでにほぼ完売だそうで…すごいですね。
ニュージーランドからお祝いに駆けつけた、南魚沼出身のスキー選手、
小野塚彩那選手へ支援金の贈呈あり、
新潟市から古町芸妓の皆さんがお祝いの舞を披露くださったり、
鏡仙三郎社中の仙三郎さん、仙成さんが太神楽曲芸を披露くださったり…。
お祝いビデオメッセージは、阿部取締役の幼なじみという、
ハイキングウォーキングの鈴木Q太郎さんや、笑福亭鶴瓶師匠、
三遊亭好楽師匠からという豪華な面々、とても華やかな宴となりました。
2次会も大変盛り上がりました…。
翌日は、今年完成した雪室貯蔵庫を見学。
今後は、鶴齢、雪男共に全量雪室囲いでの貯蔵となりますが、
まずは大きな設備にびっくり!
中に入ると、常温、5度、マイナス5度(この部屋は雪と電気との併用)の3つの部屋があり、
それぞれの部屋によって貯蔵するお酒の種類を変えています。
マイナス5度には生酒が貯蔵されていました。
貯雪室には、まだ今年の雪が残っていましたよ。
大きなカマクラ…というよりは洞窟のような大きさだったので、
青木酒造の阿部さんに勧められて、ちょっと中に入ってみたり(笑)
この部屋、ほんと寒かったです!雪のパワー、すごいですね…。
雪国の方にとって、冬は雪かきも一苦労だと伺いますが、
ぜひ有効利用して雪をエネルギーとして使う企業が増えていけばいいのにな、と感じました。
青木酒造の自社栽培の田んぼにも伺いました。
すっと背を伸ばした越淡麗が美しく、収穫前に栄養を一生懸命蓄えていましたよ。
蔵に向かう道中には、日本一と言われる魚沼産コシヒカリの田んぼが黄金色に色づき、
キラキラ輝いてました
そして、今回着付けでもお世話になった、やまだ織の山田千晴社長を訪ねて工房にも。
牧之通りからほど近い場所にあり、
実際に職人の方が織っているところも見せてもらいました。
1ミリの誤差も許されない繊細な作業。
職人は女性が中心ですが、年配の方が多いとのこと。
雪輪の模様も陰影で浮き上がるような柄なのですが、
細い糸を一本ずつ感覚で合わせながら織っていくとは…
見ていると、気が遠くなるような作業!
伝統の技術が今も活かされているのは素晴らしいですし、
大切にしていきたいですね。
お昼は、越後湯沢駅近くにある人気のお蕎麦屋さん、しんばしへ。
舞茸の天ぷらの大きさに驚き
ニシンもお蕎麦も美味しかった…!!勿論、鶴齢も色々ありましたよ。
ぜひ再訪したいと思えるお店でした。
越後湯沢駅にある、ぽんしゅ館もちらっと覗きましたら、泥酔サラリーマンさん達は健在で
南魚沼は、今回で4度目の訪問。
今年2月は酒蔵ツアー企画もしましたが、来る度に色々新たな発見があり、
四季それぞれに魅力ある場所ですね。ご縁に、心から感謝です。
これからも、青木酒造の社是である「和合」の精神で、益々のご発展をお祈り致しています。