先月の話ですが、セララバアドへ、夏のメニューをいただきに
橋本宏一シェフは、スペインのエルブジで修行されていた方。
分子ガストロノミーに基づいたお料理の数々を、物語仕立てで楽しめます。
木の枝に見立てたグリッシーニから始まり、驚きの連続!
ペアリングでそれぞれの料理に合わせて国産ワイン、日本酒も。
れんげの花飾り、小さい頃よく作りましたね…。
お料理に合わせて、店内に流す音楽も変えています。
まるで自分が物語の主人公になったような感覚。
食事が進むにつれ、五感が研ぎ澄まされでいくような…
勿論、ご一緒した方々との会話もあり、お酒も入っていくのですが、
橋本シェフのさり気なくも細部にまでこだわりある世界観の中に自分はいるんだ、
という意識は最後までしっかり。
橋本マジックにすっかりはまっていました。
海をイメージしたムール貝や砂浜に見立てたお料理を頂いたあと、
このガラスの箱を開けると、中から小瓶に入ったメニューが出てきます。
ぐりとぐらの絵本で、手紙の入った瓶が岸辺にたどり着く、というストーリーがあり、
小さい頃その絵本が大好きだったのを懐かしく思い出しました…
お料理からも温かく優しい温度感が伝わり、
ほっこりする橋本シェフの感性、素敵です