審査員をさせて頂きました。
25回目の節目ということで、例年と趣向を変え、日本のカクテルを世界へ、
をテーマに、食とのペアリングを考えたコーディネーションカクテルを考案。
80名の予選を勝ち抜いた33名が本日の決勝に進みました。
メディア関係者も沢山いらしてましたよ。
一度に33種類のカクテルをいただくのは初めての体験!
私は、礼儀・身だしなみ、カクテルの見た目、味覚、
サービス・プレゼンテーション能力、創作意図を審査。
バーテンダーの皆さんそれぞれに、
今日の日の為にどれだけの練習を積み本番を迎えておられるか、
を考えると、審査も責任重大です。
最前列が審査員席でしたが、モニターにも審査の様子が映し出されていたようです。(集中してて全然気づきませんでした!)
6分の時間制限があるなかで、650名の観客を前に
ステージ上でカクテルを完成させなくてはなりません。
皆さんの緊張が伝わってきましたが、創意工夫が感じられるカクテルの数々、
目でも舌でも味わいながら審査させていただきました。
こちらのカクテル、お題は「月見酒」。
カクテルと料理のペアリング、当たり前の時代なのですね。勉強になります!
別会場では、スピリッツや日本酒の試飲もあり、
審査のあとに少し覗いてみたところ、
日本のオリエンタルなかっこよさを感じる演出で、
さすがは日比谷バー
外国人の方々がもっと参加されていたらよかったのになーとも感じました。
サントリーから新発売のジン ROKUや、
ボンベイ・サファイアのスペシャルバージョン、ヘネシーメアリー、
ヴェルモットの飲み比べなどなど、色々試飲させていただき楽しかった
SAKE HALL HIBIYA BARにラインナップされている日本酒も、勿論ありましたよ!
コンペティションでは日本酒は使用していませんが、
参加者のお土産に日本酒が提供されていて嬉しかったです。
懇親会では審査の総評、
そして表彰式でのプレゼンターもつとめさせていただきました。
女性のバーテンダーの方々が決勝に多く残っておられたのも、
個人的に嬉しかったのですが、7つの賞のうち、
女性バーテンダーが5つ受賞されていましたよ。
背筋が伸び、凛とした空気感。
無駄がなく美しい所作で繊細な味わいのカクテルを作っておられ、
皆さん輝いていました。
ちなみに7つの賞は、新人賞、ベストプレゼンテーション賞、
ベストテイスティング賞、ベストテクニカル賞、ベストコーディネーション賞、
準優勝、優勝。
そして栄えある優勝は、四谷店の手塚千夏さん。
副賞として、スペイン研修旅行も!素敵ですね。
作品は、バジルの葉の香りや味わいと合わせながら楽しむカクテル、
MIYABI~雅~
見た目はシンプルですが、バジルには金粉がキラリと輝き、
細部までのこだわりを感じます。
ぜひ四谷店で皆様にも味わっていただきたいです!
これまで、日本酒や梅酒の審査員は何度もさせていただいていますが、
カクテルの審査は初めて。
様々なお酒を組み合わせて見た目、味わいそれぞれに世界観を表現、
器によっても全然印象が変わりますし、カクテルってアートのようですね。
バーテンダーのセンスが光るカクテルの数々に触れる、
貴重な機会をいただきました。
SAKE HALL では、これまで20回以上日本酒カクテル×和文化のコラボイベント、
SAKE日和♪を企画、主催していることもあり、このご縁からお声がけをいただきました。
いつも主催の日本酒会に参加してくれるメンバーや、フードアナリスト協会で
御世話になっている方々にもお会いし、心強い思いで楽しい時間を過ごせ、感謝
御世話になっている日比谷バーの山本さん、有難うございました