現在、日本のプレミアムを発信するサイト、「プレミアムジャパン」にて連載をさせていただき、1年と少し。

LEONの西園寺元編集長が立ち上げたサイトで、素敵なお宿や温泉、レストラン、伝統工芸などなど日本の魅力を存分に発信しているのですが、私はそこで “あおい有紀の気になる日本酒”として、日本酒を中心に、焼酎の記事も連載。

他にも、昨年IWC日本酒審査が兵庫県で開かれた際の模様をレポートしたり、お正月やお花見にお薦めの日本酒を選定したり、色々な切り口で発信させていただいてます。

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新しい取り組みをしているお酒を中心に取り上げてほしいと言われており、毎回1つの蔵の日本酒紹介に合わせて、歴史や造り手の想いもお伝えしていますが、伝えたい事が多く、書くうちにどんどん文字数が増えてきて…。

編集者からは、600文字もあれば十分、と言われているのですが、回が進むうちに、つい2000字~4000字になってしまい、自分で自分に負荷をかけ…、1年間は週1更新をしていたのですが、それでは息切れしてしまいそうだったので、今は隔週で更新。今回、50本目の記事となりました。

蔵元の顔を思い浮かべつつ、どう表現すれば彼らの想いが伝わるんだろう、と頭を悩ませ、毎回子供を一人産むようなくらいのエネルギーを使ってるんじゃないかと思うくらい、私が今持っている力を振り絞って全力で取り組ませていただいてます。

ブログやFBなど気軽に発信するのとは全く別物で、長文だったとしても、最後まで負担感なく読んでもらえるような構成かつ、臨場感あり正確な情報をお伝えする。まだまだ試行錯誤の連続ですが…。

有り難いことに、記事を一本仕上げることで自分の頭の中が整理され、試飲会などで軽くお話させていただくだけでは知り得なかった深層に触れることもでき、新たな発見もあり、一蔵元とじっくり向き合える時間をもらえている。

正直、書くことがそもそも生業ではない私にとっては修行のような日々ですが、この積み重ねが自分自身を成長させてくれ、また大好きな事を発信できる場をいただけていることに感謝しかありません。

これまで執筆にあたり、ご協力くださった蔵元の皆様も、本当に有難うございました。

一本ずつ、丁寧に、あまり知られていないお話も盛り込みながら…。

例えば鳳凰美田ですと、普段殆ど表に出て来られない奥様の麻由美さんにお話伺ったり、霧島酒造や八海醸造など、中~大手規模の酒蔵で年々利益を上げている経営者にインタビューして手腕を伺ったり、財政赤字を抱えたまま代替りをして一から立て直し、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの蔵元にお話を伺ったり。

それぞれにストーリーがあり、これからの未来もワクワクしながら見続けていきたい、そんな想いを読者の皆様と共有できれば幸いです。

読み終わったあとに、このお酒一度飲んでみたいな、この蔵元に会ってみたいな、と思っていただけるような記事を目指して、これからも本数を重ねてまいりたいと思います。

お陰様で、一昨年はNEXT5、昨年は黒木本店の球の記事が、グルメのカテゴリーでそれぞれ年間アクセスランキング一位をいただきました。日本酒専門サイトではないので、幅広い層の方々に和酒の魅力をお伝えできているのも嬉しいですね。

50本目の今回は、華鳩の「大古酒累醸貴醸酒オーク樽貯蔵2012」を取り上げていますので、よろしければご覧くださいラブラブ