離陸してから、地上の街明かりが消えるまで

GReeeeNの遥かを聴いていた。

 

 

「窓から流れる景色 変わらないこの街 旅立つ

 

 

 春風 舞い散る桜 憧ればかり強くなってく 

 

 

『どれだけ寂しくても 

自分で決めた道信じて、、、』

 

 

 手紙の最後の行が あいつらしくて笑える」

 

 

 

 

機内食を食べてすぐ、出発までの疲れからか

まもなく眠りについた。

 

 

目が覚めると、

バンクーバーまで残り2時間の距離にいた。

 

 

私は趣味で飛行機に乗ってからFlight Logを

書いてもらっている。

今回も同様にCAさんに、パイロットへの手紙も

併せてお願いした。

 

 

 

 

 

 

 

このようなお手紙をいただくと、

航空業界を志望している私にとって

とてもうれしく、

今後の留学生活にもお守りになると思う。

 

 

バンクーバーの直前になると、

地上の様子がはっきりと見えた。

山にはまだまだ雪が残り、

港には大きな船が見える。

 

 

 

 

ついにカナダに来てしまった。

 

 

友だちも知り合いもいないという不安感は

想像以上であったが、

どうすることもできない。

 

 

入国審査と学生ビザの手続きを終え、

ホームステイ先へと向かった。