真っ白な翼がほしい。
あの鳥たちのように、自由に空を飛べるように。
きれいなひれがほしい。
あの魚たちのように自由に空を飛べるように。
立派な牙がほしい。
もっと強くなって。
愛する人を守れるように。
人間は、いつでも何かを欲しがってきた。
そして、それを得るために人間は働いた。
自分の願いをかなえるために。
誰かの願いをかなえるために。
いつしか時は過ぎ、人間は自分たちがもてる全てを手にした。
望むものは全て手に入れ、満足した日々を過ごしていた。
もうこれ以上望むものなどない。
何1つなくなったはずだった・・・。
人間は平和な世界で時間を持て余していた。
争いのない世界。
苦しみのない世界
人間は望んだ。
世界の変動を――――
