地下鉄大門駅を降りると、まず目につくのは江戸の鬼門となった増上寺。この日は、そのわずか少し手前で商店街に入った芝大神宮を参拝して来ました。

 

もうすぐ夏祭りでしょうか。近くではお神輿を丹念に手入れされている商店街の方たちもいらっしゃいました。こういうシーンに出くわすと、ああ、もう夏も終わるんだな、と感慨にふけってしまいます。

 

■芝大神宮(しばだいじんぐう)

 

主祭神:天照皇大御神(あまてらすおほみかみ)

    豊受大御神(とようけのおおかみ)

 

 

ビルの間に白くそびえる鳥居が美しいです。

 

 

急な階段を登ると、神様にぐぐっと近寄れるような感じがします。

 

少し驚いたのが、狛犬の存在。アマテラス様を御祭神とする神社で、狛犬を見かけたのはこの芝大神宮が初めてでした。ご神職の方にその理由をお伺いしたかったのですが、皆さんお忙しそうでしたので、また次回、質問して来ようと思います。

 

 

小網神社もそうなのですが、こちらもビルとビルの間に立つ神社です。その歴史は古く、平安時代の1005年に創建されたとのこと。今から1000年以上前にお社が建てられた訳です。

 

神社のホームページにも記載されていましたが、芝地域は、大江戸の下町から大東京のオフィス中心地へと変貌を遂げた地でもあります。人々の暮らしや、町の変化を、じっとここにとどまって見届けてきた守り神。源頼朝や徳川幕府も信仰・寄付をし、江戸時代には「関東のお伊勢様」として庶民にも慕われてきたそうです。

 

拝殿の前に立つと、伊勢で感じるような緊張感や格式の高さは感じられず、柔らかい温かみのあるエネルギーの神様だと思いました。庶民の強い味方感があります。

 

長い歴史の中で、これからの未来も、町や人々に寄り添って、変化を見守ってくださるありがたい神社だと感じました。

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。