奈良旅の最終目的地、玉置神社。奈良交通バスで辿り着いたときには、感無量でした。

 

 

土日祝のみ出ている予約バスを利用したのですが、帰りのバスまで2時間弱の参拝時間しかなく、電話予約の方には、「御祈祷はできませんよ、いいですね?」と念押しされていました。

 

が、そこは思いっきり無視して、第一鳥居をくぐってから、山道を思いっきり速足で巡り、社務所を目指しました。せっかく参拝に来たからには、どうしても御祈祷を受けたいと思っていたからです。

 

「玉置神社山道」と矢印の標識があるこちらの鳥居からは、なぜか下りだ続くのですが、すごい御神気と身体に絡みつくような独特の気持ちいい風です。ここまででかなり息も上がっていたのですが、こちらの鳥居をくぐった直後から、軽いめまいがしました。次元が変わる感じです。

 

参道に下りを作ることに何か秘密があるのでしょうか。。。

 

 

で、ようやく着きました。本社前の鳥居です。

 

 

■玉置神社

 

本社御祭神
国常立尊(くにとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)

摂社・三柱神社御祭神
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)
天御柱神(あめのみはしらのかみ)
国御柱神 (くにのみはしらのかみ)

末社・玉石社
 大巳貴命 (おおなむぢのみこと)

 

 

本社で手を合わせ、国常立尊様に参拝させていただくのはこれが初めてだと思います。ここまでお導きいただいたことに、ひたすら感謝しました。

 

 

社務所に向かって、御祈祷の予約を入れていないことをお詫びし、帰りのバスの時間を伝え、それでも御祈祷受けられるかどうかお伺いしたところ、二つ返事でご了承いただけました。しかも、前の方がもうすぐ終わるため、すぐにご案内できますよ、とのこと。社務所の方が本当にご親切で心に染み入りました。

 

社務所のすぐ横にある奥まった和室で御祈祷を受けました。今回も一人、正座です。宮司との距離が近く、玉串奉納の作法を誤り優しく注意されましたが、心穏やかに、御祈祷を受けることができました。緊張感なく、アットホームでそのままの自分を神様に繋いでいただいた感じでした、

 

御祈祷を終え、宮司と少し歓談させていただいたのですが、自分が大学時代に通っていた駅に何年かお住まいになっていたことが分かり、すごく親しみも持てました。

 

今、玉置神社は令和の大改修の最中で、帰途に着いた後、今後もこちらの神社や神様、宮司とつながっていたいと思い、僅かばかりですが奉賛金をお送りしました。

 

自家用車が無いと交通手段は限られるのですが、山の1000メートル付近に位置しているこちらの神社、空気が澄んでいて、樹齢数千年の杉の巨樹群に囲まれ、元気をいっぱいチャージしていただきました。

 

山を更に登った白山社には菊理姫命(くくりひめのみこと・きくりひめのみこと)がお祀りされていました。「こんな高いところに、ひっそりと、おひとりで寂しくないんですか?」と思わず聞いてしまいましたが、高い山の空気の澄んだところでお力を発揮される重要な神様、という感じを受けました。
 

今回は時間切れで玉石社の大巳貴命にはご挨拶できませんでしたが、次回は別のアクセス方法も思いついたので、時間に余裕を持って参拝・御祈祷してきたいと思います。

 

御祈祷で頂戴した品々とおみくじ

 

これにて奈良の神社参拝、完結です。

 

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。