Donny Hathaway - He Ain’t Heavy, He’s My Brother | . : * :・’゜☆ 三ツ星からの招待状 . : * :・’゜☆

. : * :・’゜☆ 三ツ星からの招待状 . : * :・’゜☆

Yahoo!ブログの終了に伴い引っ越してきました。
ためになる事など何ひとつ書けませんが、よろしくお願いされちゃってください(@ ̄∇ ̄@)

 

- He Ain’t Heavy, He’s My Brother -

Donny Hathaway

 

 

今回ご紹介するこの曲、日本語にすると
「(背負っている)彼はやっかいものじゃない、重くなんかない。彼は僕の兄弟だから」といったところでしょうか。
邦題は『兄弟の誓い』と言うタイトルが付いています。

この楽曲を書いたボビー・スコットはある時、自分と同じかそれ以上の兄弟を背負って歩いている女の子を目撃します。
するとそれを見た通りすがりの者が「どんなにか重いだろうね」と声をかけたところ、すぐにその女の子は「彼は重くなんかないよ、私の兄弟だから」と答えたそうです。

その彼女の言葉に感銘を受けたボビーが、その時の情景を譜面に起こしたのがこの『He Ain’t Heavy, He’s My Brother』です。

下に歌詞を載せましたが、ここからは読む方の受け取りようやと思います。
背負うものは兄弟というだけでなく、悲しみや苦しみ、苦労といったものも表わせると思います。
つまりこの曲の解釈は、聴く者の自由やと言うことです。


1969年に発表されて以降、この曲が持つ普遍的なメッセージはその後の911、イラク戦争、カトリーナ、東日本大震災の被災者にも素晴らしいメッセージとなりました。

Donny Hathawayは、1979年1月13日に33歳の若さで亡くなります。
しかし没後も彼の音楽は高く評価され、アリシア・キーズ、R・ケリー、ジョン・レジェンド、カーク・ウェイラム、平井堅など世界各国で多数のミュージシャンに影響を与えました。


世界を動かしている大国アメリカ。
そのアメリカを背負っているキリスト教の心理を皆さんはご存知ですか?

『神の名の下において、人類はみな兄弟である』
その神の言葉を使って戦争を起こすのは、何か違うと思うのです。


それとも宗教の問題ではなく、全ての人間が持っている“ 自己中心 ”という「罪」の問題なのでしょうか...

 

The road is long
With many a winding turn
That leads us to who knows where
Who knows where
But I'm strong
Strong enough to carry him
He ain't heavy, he's my brother

 

If I'm laden at all
I'm laden with sadness
That everyone's heart
Isn't filled with a gladness
Of love for one another

 

He's my brother
He ain't heavy, he's my brother

 

道は長く
いくつも曲がりくねっている
それが僕たちをどこに導くのか
誰にもわからない  誰にもわかるはずもない
だけど僕は負けない
彼を運べるほど強いんだ
重くなんかないよ  僕の兄弟なんだから

 

もし僕が何かを背負っているとしたら
それは  みんなの心が

愛し合う喜びで  満たされていないという

悲しみを背負っているのさ

 

彼は僕の兄弟さ 
重くなんかない  僕の兄弟なんだから

- He Ain’t Heavy, He’s My Brother -

 

 

Donny Hathaway

(1945・10・1 ~ 1979・1・13)