今夜の夕食


でも、その辺に売ってるシロモノではない



白くフンワリと
柔らかな生地
手にとった瞬間の感触で
懐かしい味が口に拡がる

最初から中身が
わかっていても、
その味を期待する

魅力的な食べ物の一つだ




この寒い時期
小学生の頃は
学校が終わって母親の
買い物について行くと
決まって帰りは
ふたりで頬張っていた

冷たい北風も
白い湯気と母親の笑顔で暖かく感じた


食べるとき
決まってあの時の風景を
思い出す





それで…だ

コンビニに立ち寄ると
買いたい衝動に駆られる




写真を食い入るように
見つめて中身を確認する
という非常に重要な作業
があるため

結局、声をかけられない



最近の肉まんは
やたらと蘊蓄をならべて
たった数百円に
その何倍もの価値観が
ついてくる


まあー企業努力なのだが

食べたくても
興味があっても“確認”
しなければ購入できない




凝ってるものにも必ず

最近は
アイツが偉そうに顔を
だしている




私は椎茸を食べない

栽培農家に申し訳ないが
食べ物として認めない



嫌いな理由?
存在そのもの、全てだ

一方的に悪口を言うのは
フェアじゃないから
『とにかく私は無理!』
とだけ言っておく



本日、食したものは
当然事前に材料確認済

安心して、ゆっくりと
味わう事ができて大満足



ちなみに
兄弟のような小籠包も
食べた

似てると思うのは私だけ?