休日前は
それだけで幸せな気分

楽しみがなくても
嫌な事ばっかの一日でも許せる気がする

ただ
『彼』との時間が終わってAを知るまでは
虚しい金曜日でもあった

仕事モードから一気に素に戻って『彼』にまとわり付いていた週末
あの逞しく整った体と
会社とは違う様々な表情に、いつもドキドキしていた金曜日の夜


たとえ無意味な恋に身を投じてでも
『彼』を思い出す苦しみから逃れたかったのか

でも
体型や雰囲気がよく似ているAでは
苦しみが倍になることもある


今日も残業だ
Aを見るチャンスさえ奪われる