引き続き、車の話です。これは、腹が立った話。
6月下旬の日曜日、夜間の通行量が少ない時間帯、国道で私がシエラを走行中に、他の車(2台)がもの凄い速度で追い抜いていきました、法定速度で走っている私にイライラして。
そして、その2台が通過して、数分後に、野生動物が血まみれで路上に転がっている光景を目にしました、
鮮血で、遺体も荒らされておらず、ついさっき轢かれたばかりという感じ。首が飛んでいて、絶命でした。
さっきの2台のうちのどっちかが、殺ったんだと、すぐに分かりました。
酷いことをしやがります。
夜間でも、法定速度程度で、前方左右から飛び出してきそうな何かが居ないか気を付けながら前方を見ていたら、避けられるのです。
長年、運転していますから、「絶対避けられないってぇ。」っていう奴の発言は、自分可愛さから出る嘘ですからね。
殺したことが過去にあるヤツの発言だと思いますよ。
急に山から、もの凄い勢いで飛び出た鹿すら、間一髪避けた車に同乗していたこともありますけど、ちゃんと速度を守っていたら、よほどの高齢者ドライバーでない限り、100%ではなくとも、多くの場合、回避できるんです。
特に、夜間だと動物の目が反射して光りますから、見えるはずなんです。
しかし、競争のように法定速度プラス20キロも出してハンドルを握っていると、余裕などなく、単なる走行に集中するだけしか出来ず、前方の左右とか見もしないし、動物に気が付きも出来ないわけです。
鉄の凶器を、自然界ではありえない速度で毎日数えきれない回数、地上を走らせているわけですから、自然界の生き物にとっては、人間界でいうところの通り魔よりも避けがたい脅威です。
動物にしてみたら、毎日数えきれない多数の、マッハ速度で移動する通り魔がいるのと同じでしょう。
地球上には人間以外の種族がいます、日本でも、です。
自然環境を破壊して彼らの住居を奪い、食料確保しづらくした人間の何割かが、「車を飛ばしたい」欲求等を満たすために、毎日、無用な殺生を続けているわけです。
轢き殺したドライバーは轢き殺したことを自覚しているわけですが、その時に停車して下車することもなく、通報もせず、放置して逃げるわけで、『仕方ないよ、別に悪いことしていないよ』などと擁護する気にはなれません。
自分は、夜間、フロントガラスに激突して死ぬ甲殻類相手にも、罪悪感を感じますから、特に田舎の高速だと、登坂車線に移動し速度を下げます。
殺された血まみれの遺体を見るたびに、むかむか腹が立ってしまいます。
霊能力もない自分は何もしてあげられないので、かわいそうにとか同情しないようにしていますが、轢いた奴に対して腹が立ちます。
それと白いLEDの明るいヘッドライトも問題です、人間の目にも良くないです。対向車、まぶしいですよねぇ。
それを野生動物が目にしたときに、目がくらむのでしょうか、動けなくなって、車が近づいてきても、じっとしたまま、轢かれてしまうんですって。さぞかし、恐ろしいでしょう。
目の前の動かない野生動物を、避けるテクニックもないような低レベルな奴らが、自動車性能だけに頼り切って、法定速度オーバーの高速で走らせていることが、腹立たしくて、腹立たしくて。
「ミリ波レーダー」「前方カメラ」で自動停止する装置が装備された車種も増えてきましたけど、小動物までは探知できないケースが多いかと想像します、
それに、急には止まれませんからね、たとえ人間相手であったとしても、そんなに速度を出してれば轢き殺してしまうでしょう。
やはり違法な速度の出し過ぎは、悪です。
いずれにしても、次の車は、自動停止装置の性能がいい車を選ぼうと思いました。