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    綻びた箇所を
    気づかぬ振りして
    取り返しの付かない程
    記憶から欠落したまま
    雲間の月を眺めてる

    逝く場所もなく
    俟つ人もない
    輝いていたのは
    内なるものではなく
    外壁の光の反射のみ

    追い着いていかない
    気持ちと裏腹に
    加速する時に
    残された姿を晒す
    惨めな哀れみの中に 













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          198




   優しい風を待ちわびて
   散り逝くために
   硝子の花びらは
   砕け堕ちて消えるから

    瞳いっぱいに
    涙をためたまま
    微笑む君が愛しくて

   咲き誇る時は過ぎたまま
   散り逝くために
   次の季節の扉を
   探したまま沈黙する

    躰を震わせて
    哀しむ鎮魂歌
    君の声は遥かに

   月の光浴びたまま
   眠りに堕ちる
   忘れられた月光華
















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     197




   混沌とした夜が続く
   見上げる事さえ
   出来なくて
   わが身に起こる総て
   何かが足らないのか

   祈る言葉も忘れ
   うつむく頬に
   流れる雫
   わが身に起こる総て
   何も望んではいない

   それでも廻り行く
   月は満ち欠けて
   静かに昇る
   何がいけないのか

   頭をかかえたまま
   姿は同化させて
   時の狭間に堕ちる
   何もかも忘れて















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          196



    ほら誰も気づかないよ
    僕がいなくなっても
    世界は変わりなく
    時を刻んで逝くから

     右ででも左でも
     上でも下でも

    愚かな僕を赦して
    少しだけ間違えた
    違うと信じただけ
    時は刻んでいたまま

     左でも右でも
     下でも上でも

    黒き翼のアスタロス
    僕を元の場所に戻して
















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       195




   言葉が
    
    昔の扉を開放する
  
   言葉が

    

    次の返事を飲み込ませる

   

   言葉が

    

    残酷な姿に変貌して逝く

   

   言葉が

   

    虚しく流れる涙になる

   

   言葉が

    

    哀しみを思い出させる

   

   言葉は

    

    もう僕の元を離れた。。。














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      194




    消えて逝く時間
    消えて逝く思い出
    消えて逝くカタチ

     君の笑顔も
     君の歌声も
     流砂に飲まれ

    戻せない言葉
    還らない日々
    崩れて逝くカタチ

     どんな声だった
     どんな姿だった
     幻になる記憶

    失われた欠片
    失われた安らぎ
    もう過去のカタチ

     忘れ去られた
     哀しみの
     月のカタチ。。。 














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     193



    思いつく限りの
    言葉を並べても
    闇は深まって
    自分の居場所さえ
    わからない

    心が壊れてゆく
    足元は流砂のよう
    何処まで堕ちたら
    闇の底に辿り着く
    時は残酷に

    優しさを受け止めても
    差し出した両手から
    零れ落ちて闇に消える
    もう引き返せない
    闇は其処にいる














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     192



    哂うことができるのは
    仮面をつけた時だけ
    啼く事のできるのは
    仮面をはずした時だけ

     いつからだろう
     僕は僕を見失った

    楽しかった思い出も
    残酷な秒針から
    哀しかった思いでも
    遁れる事はできない

     どこからだろう
     僕は僕で無くなった

    廻る月に問いかけて
    真実の姿を
    晒す勇気を貰おうか














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      190



   いつの事だろう
   限りなく夢に近く
   現実との境界線は
   消えて無くなった

   音のない世界が
   囁くように揺れる
   まだ僕は眠ったまま
   幻を追い続ける

   想いも煌く間に
   姿を変えてゆく
   真実の姿を
   晒す勇気はない

   幻の夢よ
   褪めぬ風となれ













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       189



   知らずに零れ落ちた涙は
   静まり返った湖面に
   波紋は広がり形を変え
   そして消えてゆく

    ひとつの波紋は
    それぞれの想い
    気づかぬままに

   平静を装っても笑顔は
   凍りついたまま水面に
   その姿を晒して歪む
   そして過ぎ去るだけ

    みたままが虚像
    感じたままが残像
    忘れたままに













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