May J.さんが主演の「レイチェル・マロン」を務めたミュージカル『ボディーガード』が先月19日に大千穐楽を迎えた。(^^♪
3人でのトリプルキャストだったので、May J.さんのレイチェル=メイチェルの千穐楽は18日だったが、大阪公演から始まったその感動は、今も色あせることは無い。
ということで、かなり詳細に、いや相当マニアックに解説してますが、ここまで細かく解説していると、時間が掛かりすぎるので、ここからは少しペースアップしていきます。
ミュージカルを観ていた人でさえ、「アルファロミオ1215」どころか、フランクに情報をもたらしていた捜査官がコートという名前だったことも知らない人は多かったんじゃ無いかと思うので。(笑)
さて、昨日は、暴徒化した観客に襲われかけたレイチェルがフランクに助け出される話でしたが、その続きです。
救出されたレイチェルは、フランクに連れられて自宅の部屋に戻る。
その時の衣装が、このブラウンのワンピース。↓
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— May J. (@MayJamileh) February 24, 2022
「大丈夫か」とフランク。
そして、「自分は隣の部屋にいる」と立ち去ろうとする。
その手を、レイチェルは掴んで、フランクを引き留めて言う。
「何故、私がこんなことをするのか聴かないの?」と。
「分かっている」とだけ、フランクは答えるのですが、これで二人の心は通じ合う。
助けられたことで、フランクに対する信頼が強まっているところに持ってきてのこの言葉は、プロ意識の高い二人だからこそ、通じ合う言葉だったんだろうと思います。
レイチェルが、ショーを強行したのも、彼女の歌を聴きたがっている人達の為。(^^♪
そのためなら、メイチェルは、自らの身に危険が迫っていても、ショーを中止したりしない。
これは、May J.さんに、通じるところでもありますね。(^^♪
星の数ほどの、May J.さんのライブやイベントに行っていますが、その大小に拘わらず、May J.さんのライブが中止になったことは今まで一度も無い。(驚)
あ、訂正!!
一度だけ、大型台風が迫ってきた時、中止になったんだった。(^^ゞ
でも、その時も、May J.さんの気持ちとしては、行いたかったみたいでしたが。
中止は主催者側の意向だったんでしたね。(^^ゞ
人間である以上、体調を崩す時も有るはずなのに・・と思っていたら、そのMay J.さんの体調管理が、本当に徹底していたんですね。(^^♪
喉のケアのために、加湿器を何台も置いているのは勿論、夏でさえほとんどクーラーを点けないという武勇伝も聴いたことがありますし。(^^ゞ
「今はクーラーを点ける」とMay J.さん自身、それを否定してましたが、その言葉を聴いて、逆に、余り点けてないなと思いましたね。(笑)
それは、さておき、May J.さん自身にも通じる、プロとしての自覚。
同じプロだからこそ、フランクは、レイチェルの気持ちを理解していた。
レイチェルがショーを続行したのは、単なる我が儘ではないと。
そして、レイチェルもまた、「分かっている」のこの一言で、フランクが自分のことを理解してくれていたことを知る。
そして、その思いが次第に、フランクに対する愛に変わっていく。
この時のフランクへの愛に芽生えて歌った、「ラン・トゥ・ユー(RUN TO YOU)」。
キュンとしましたよ。(^_-)-☆
あ、勿論、自分に歌ってくれていると思ってけどね。(#^^#)(#^^#)(#^^#)
この「ラン・トゥ・ユー(RUN TO YOU)」。
メイチェル単独で歌っただけじゃなく、姉のニッキーと共に歌っているシーンも有りましたね。
とはいっても、互いを意識してデュエットしたわけじゃ無いけどね。
姉妹二人。男性の好みも似ていたのかな?
ともに、一人の男性、つまりフランクに恋してしまった。
そのフランクへの愛を込めて、レイチェルとニッキーが、それぞれ歌っているという感じの構成でしたね。(^^♪
この時の、ニッキー役のAKANEさんと、レイチェル役のMay J.さんの歌声は聴き応えが有りましたね。(^^♪
May J.さんは、元々、オペラのような歌い方も出来る人ですが、この場面での、声楽的な歌い方は素晴らしかった。
単独での情感的な歌声は勿論のこと、ニッキーとの掛け合いの場面の歌声も聴き応えがありましたよ。(^_-)-☆
ニッキーがメロディーラインを歌っている時には、低い音域の歌声で優しく寄り添うように歌い、最後には、自らが高い音域をクリアな歌声で歌う・・この歌声には、心が震えました。本当に素晴らしかったなあ。(#^^#)(#^^#)(#^^#)
そして、このニッキーとの掛け合いは、二人の恋の行方を予感させるような構成になっていたんじゃないかと思います。
最初に、ニッキーがメロディーラインを歌っていたことは、この時点では、ニッキーのフランクへの気持ちの方が優っていたことを表現していたのでは無いか?
そして、そこにレイチェルが加わってくる。レイチェルは、最初はフランクのことを寧ろ嫌っていたから、そこでは、愛の歌声は響かせていない。
でも、フランクに対する愛が芽生えてからは、ニッキーとの立場が逆転する。
最後に高らかに歌ったあの歌声は、フランクの愛を勝ち取っていく、そんな未来を象徴しているんじゃないかと思いましたよ。(^^♪
そうでなければ、主役のレイチェルが主旋律を歌わないなんてことは考えにくいし。
実際はどうだったのか、演出家?の方にも伺ってみたいところです。
何はともあれ、この美しい鳥の鳴き声のような、澄んだファルセットに、あなたがこのミュージカル「ボディーガード」で、また一つ、大きく進化したことを、感じてましたよ。May J.さん。(^_-)-☆❤️❤️