気が向いてみたので、バスの行先表示器の写真をメーカー別に上げてみようと思います。

メーカーの区別は、個人的にローマ字表記のところが分かりやすいと思います。



●レシップ


全体的に発色が明るい(鮮やか)なのが特徴。関西地方の事業者によく見られます。


フルカラー(路線 オールカラー) 許容SS:1/125
◯京都市営バスが採用

オールカラー式の表示機です。
京都市営以外で採用されている事業者は聞いたことがないのですが...少なくともオールカラー表示機は関東ではオージに占領されています。たぶん。

フルカラー(路線 一部カラー+白色) 許容SS:1/640
◯京都バス、奈良交通、大阪シティバス、神姫バス、西武バス等が採用

此方は系統番号部分のみカラー、他は白色となっています。
シャッタースピード1/640でも写る強い表示機ですが、色が変になったり、(カラー部分のみ)稀に文字が粉砕したりすることも。これはSS1/250まで落とさないと解決しなさそうなので、筆者はもう割り切っています。。

アンバー色(路線1) 許容SS:1/200
◯京阪バス、西日本JRバス等が採用

走査速度が早い方の表示機です。下の表示機との違いは、系統番号の枠線が上下いっぱいまで引かれているか、でしょうか。

アンバー色(路線2) 許容SS:1/100
◯奈良交通、神戸市営バス、神姫バス等が採用

走査速度が遅い方の表示機です。上との違いは、系統番号の枠線が上下いっぱいに引かれていない(余白がある)といったところです(あくまで感覚ですが)。また、上に比べて明るさが大きいです。昼間に見ると分かりやすいです。

フルカラー(高速ほか) 許容SS:1/640
◯阪急バス等が採用

高速タイプのフルカラーです。シャッタースピード1/640でも写り、比較的やりやすい方です。
側面表示機がオージより一回り小さいので、そこで見分けられると思います。

アンバー色(高速ほか) 許容SS:1/50
◯JRバス(西日本、東海、関東、東北など)、京阪バス、WILLER EXPRESS、観光バス等が採用

高速タイプのアンバー色です。シャッタースピードが1/50でないと写らないという、もはや鬼畜ゲーの表示機です。うまくいけたと思えても、見返すとブレブレだったりがよくあります。
見分け方としては、走査速度自体が遅すぎるので、歩きながら表示を見るだけでも点滅してるのがわかっちゃいます。あとは、側面表示機の方を見ると、漢字の文字色が赤寄りだったり、アルファベットが緑というところでも見分けられます。まぁ、その後表示を写して撮るのがキツすぎますが(苦笑)


●オージ

走査速度は全体的に統一されており、わかりやすい方です。単色LEDは発色暗め、逆にフルカラーはめちゃくちゃ明るいです。


フルカラー(路線 オールカラー) 許容SS:1/160
◯都バスなど関東地方の事業者、京都市バス(九条の一部車両)、高槻市バス等が採用

オールカラー表示機です。関東地方で多く見られ、地方でもたまーに入れている事業者があります。
正面タイプは夜になると極端に暗くなり、カメラで撮ってもあまり白飛びがしないです。昼は普通に明るいです。

アンバー色(路線) 許容SS:1/160
◯京都市バス(一部)、京都バス、都営バス、他関東地方の事業者等が採用

アンバー色の表示機です。此方も関東地方で多く見られ、他地域でも見られる普遍的な表示機です。
発色はレシップより暗く、夜になっても白飛びはしにくいです。

フルカラー(高速ほか) 許容SS:1/200 ※側面は1/160
ニュースター号、徳島バス、その他高速バス、観光バス等が採用

高速タイプのフルカラーです。極めて明るく、暗所で撮ると表示が白飛びしまくってしまいます。また、側面表示機はレシップより一回り大きいです。


●交通電業社

アンバー色(路線) 許容SS:1/100
◯京阪バス、大阪シティバス等が採用

交通電業の表示機は関西地方に多い印象です。1/125で切るとギリギリ薄線が入るので1/100が無難。鉄道では、京阪や神鉄なども採用しています。


●その他

メーカー不明 白色(高速) 許容SS:1/125(特記事項あり)
◯西日本JRバス、JR東海バス、ジェイ・アール北海道バスが採用

JRバスに採用されている表示機です。
この表示機、1/160で連写すると、切れているカットと切れていないカットが出てきたりしてしまいます。1/80にすると完全になくなるっぽいですが、1/125でもほぼカット写ってくれるのでとりあえず筆者は125で切っています。
ちなみに、1/250で切るのは完全に博打です。運が良ければ写り、悪ければ粉砕、消えたりします。



まだ他にも様々な表示機がありますが、全部挙げるとキリがないのでこのくらいで留めておきます。