久しぶりの毒舌感想です。

 

ブレディーテネル

 22才と今のフィギュアスケート選手としては高年齢の部類だが、22才って若いでしょう。

その割に、年齢不詳感ある。マライヤベルのほうが童顔なためか?

 相変わらず安定感のある演技。コンビネーションスピンでlevel3以外はレベル4揃え、冒頭の3Lz+3T綺麗。2Aと3Aの差がほぼ1位との点数差。総合力はピカイチだろう。この方をランドマークとしてシニアというものを考えたら、フィギュアを素直に観れる、そういう滑り、か。40.93+35.00=75.93

 

ユ・ヨン 

 新鋭の韓国エース。3Aをクリーンに確実に決めるのはまだ少し時間がかかるのか?ステップシークエンス、やレイバックスピンでレベル取り切れていないのも若いせいか?素人目には冒頭の3Aの両足着氷以外は綺麗だな、と思って見ていた。40.81+32.74=73.55

 

紀平梨花

 3Aはもはや失敗する姿が想像できない。大会に入る直前にバタバタとするのはもはや視聴者をハラハラさせる演出かもしれない(冗談)。3Lzが戻ったことは嬉しいが、Lzのコンボにはしないのだな、とふと思った。3Lz+3T で11点 後半に跳べば12点以上 3F+3Tで10.5、Lz単独後半で8点 Lo後半で7点。まあ、負担のかかるLzのコンボを後半に入れるより今回の構成はリスクベネフィットが高そうだ。

 ただ、今回はなんとなく恐る恐る滑っているような印象で、スピード感にかけたかなあ。

PCSが高くないのはそのためか?ただ、コストルナヤのGPFとの点差は主に各要素のGOEの差の積み重ねなので、、、うーん。46.16+35.02=81.18

 

坂本花織

 全日本のトラウマを引きずらず思い切りの良い演技だった。後半稼ぎどころの3Loで軸がぶれ、転倒してもおかしくないところをこらえたのはお見事でした。まあ、これが最大の減点要因だったのだけれど他のエレメンツのGOEも少しずつ稼ぎきれていない結果か。それにしてもこの方のPCSはどうして高いのか?フィニッシュで審査員席にガン飛ばしているのは間違いないが。フリー4T成功することを楽しみに。37.63+35.44=73.07

 

樋口新葉

 昨季の大スランプからよくぞここまで上げてきたな、と言うしか有りません。

 明後日3Aを決める(というより逃げない)ことで真価が問われる。これやらなかったら逆転台乗りはありえないからチャレンジしておくれ。38.82+34.13=72.95

 

イ・ウンス

 恵まれた体格(フィギュア選手にとっては恵まれてはいない長身)、スタイルを持っているけれど、その事もあって全てに渡りバタバタしている印象。テネルさんが良いお手本でしょう。37.15+30.95=68.10