マツダは、好き嫌いはともかくとしてこの10年位で一定のマツダデザインというものを確立し、認知されてきていると思う。
Bセグメント デミオ (将来的にはマツダ2を名乗る) これをベースとしたCX3
Cセグメント マツダ3 (以前のアクセラ) これをベースとしたCX30
Dセグメント アテンザ これをベースとしたCX5
これに3列シートのCX8を加えてラインナップは完結している
それぞれガソリン車、ディーゼル車(コモンレールディーゼル)を擁している。
それぞれ、装備によりグレードはいくつかあるものの、車種によって基本性能に差は設けられていない。
内装も比較的上質で、すべての車種でナビゲーションやメディアはセンターコンソールのコマンダーダイヤルで操作できるようになっている。まあ、BMW Audi が採用しているメカニズムに倣ったものだと認識している。
ディーゼルモデルは凝ったメカニズムを採用しているので、ガソリン仕様に対しすごく割高感はあるが、永く乗ればもとは取れるだろう。
最も魅力的なのはそのデザインで、遠くから見てもああ、マツダだ、とわかる。シンプルだが塊感のあるデザインで、マツダ3,CX5はモデルチェンジ後ライト周りを幅狭くすることによって、更に上質感が高まったと思う。マツダ3のファストバック仕様はいささかやりすぎで、5ドアのくせにフォルムはクーペで、斜め後方の視界はほぼ犠牲になっている。デザイン有りきなのだろう。
トランスミッションは全て6速AT(プラネタリーギア)を採用(マニュアルの設定もあったかもしれない)しCVTではない。CVTの違和感を嫌い、少々コスト高でもBクラスにまでこのミッションを採用しているところが良い。
聞くところによると、頑張った車作りをしている割に、収益はいまいちらしい。
まあそうだろう。クルマの質に比べて価格は比較的安く設定されていると思うから(ディーゼルを除く)。
最近、マツダのディーラーは、黒壁で、看板も黒基調に変えてきている。ちょっとレクサスコンプレックス入っているのか?と思い店員さんに聞いてみたら、高級志向に変える一環でそうしていますとのこと。 レクサスパクリはどうかと思うが、頑張ってもらいたいなあ。