別れは突然やってくる

 

 

おばんです

夜中ですね

良い夜です

映画を観ちゃいました、楽しかった。

 

 

 

お気に入りだった場所

絵本に迷い込んだかと思うほどとっても可愛いケーキ屋さん

誕生日と言えばココ

贈答用のお菓子もココ

デートのお茶もココ

 

本当に大切な一部だった。

 

 

この日もふらっと寄ったの。

お会計台の張り紙を見つけてなんぞやと覗いたの。

 

 

閉店のお知らせ

 

な、ななな・・・

へへへへhっへいてっ

なんで!?????

 

無気力

 

 

思考回路はショート寸前★

月に代わっておしおきよ★

 

 

ちがうちがう

 

 

平静を装いつつも思わず店員さんに聞きますと、移転になるのだそうで

あ、なーるほどええーそうなんですかー

 

なんて言いながら力なくお店を出る。

 

 

移転かぁ

ずっとこの地でやってきたのに

なんならあなたが2代目店主になる前からココだったのに。

地元裏切るのかぁ・・・お前・・・引っ越すのかぁ・・・ゆるせん・・・ギリギリギリ

 

 

泣くうさぎ

 

 

 

ショックがでかくて放心状態で買ってきたお菓子をモシャモシャする。

 

 

ワンチャン夢じゃないかと思って寝る。

 

 

 

まぁ、否応なしにその日はやってまいりましたね。

移転先には暫くたってから行ってみた。

 

 

雨でした。

ナビしながら車を走らせた先

 

 

いや、黒。

四角っ

 

 

もう見た目で来るんじゃなかったと早くも後悔

しょんぼり気味で店内へ

 

あ、あー

今時のオシャンティーな風のソレですね

ハイ

はい・・・

 

 

 

そこと言えばのケーキを一つ買ってお店をあとに。

 

 

家に帰って半泣きになりながら食べた

美味しいケーキもお菓子も

何度も食べたこのケーキも

可愛い店内も、可愛い店員さん達も見る影もない

どこにでもあるシティ型の無機質なお洒落カフェとかケーキ屋になった姿は一ミリも魅力もない。

 

お店の人達にとって、また現オーナーにとって夢や憧れで、新しい土地で新しいスタート

きっと、そこでも長く愛される店にはなっていくんだろうね。

 

 

 

最後の一口を放り込んで

 

 

もう二度と行く事はないけど

大好きだった

ありがとう

 

珈琲は甘く入れたのに、苦かった。

 

 

 

最愛のケーキ屋を失い、放心のままケーキ屋さんを探す旅に出ると

ちょっと離れたいつもは行かない通りに小さな可愛いケーキ屋さんを発見。

食指が動いて気まぐれに入って見ると、中も可愛い。

カフェスペースはないけれど、こぢんまりとしつつ私の好きなものが溢れていた。

 

 

行きつけになるかは分からないけど

新しいこんにちはを見つけて少し嬉しくなった。

 

 

 

出会いと別れは人も物も突然やってくる

人生の新陳代謝でありなくてはならない。

 

 

執着がわりと強いタイプの私には世代交代を受け入れる度量がないのだ。人よりも。

 

今思い出しても悲しみ深いけど、新しく出会ったケーキ屋さんのケーキもお菓子も美味しかったから

また一つ私の人生は進むのだ。

 

 

ニヤニヤ幸せは色々だ

 

 

そろそろ寝ようか

おやすみなさい