刀ミュの歌合大阪公演、初めての全通してきました。
その備忘録です。
観た位置はこちら。
赤丸が有澤くんのキャスト先行でなんとかつかめた初日の席。
二日目マチネがオレンジで直前販売での注釈付席。
青が二日目ソワレの大阪千秋楽の立ち見の位置。(ぼかしています。何故ピンポイントで示さないかは後述します)
黄緑と紫のところはカメラとかレーザーみたいなのがある場所で客席を潰していました。
まずは総評。
大阪城ホールめちゃくちゃ良かった
刀ミュの年末ライブを唯一毎年開催している場所だけど、大阪城ホールの形態とキャパはそれに非常に適している会場なのではないだろうか?
いや、でもそう思えるのは年末に観た福岡公演があってこそなのかもしれない。
福岡公演はアリーナのサブステージがわりと近い、そして刀剣男士やアンサンブルが出入りする通路に面した場所だったんですよね。
だからすごい沢山の男士を近くで見られました。
走ってるから一瞬だけど。
ああでも、客降りでにっかりさんが目の前で立ち止まってくれた喜びは忘れられない。
顔を見るのが恥ずかしくて、だけど視線を落としたらにっかりさんの細い腰で、えええ、私どこ見たらいいの?って混乱したあれはもう本当に……
いやいやいや、この記事は大阪城ホールのこと書かないと。
今年は事前にステージ配置イメージが出て、注釈付指定席の場所もだいだいわかりましたね。
緑と紫の部分が潰れていることを知っていたので、初日参戦で自分の席を確認したあとすぐチェックしました。
特に緑。カメラだった感じですね。
もったいないなあという場所でした。
さて、初日の赤丸席。
うんうん、すごくいい感じです。
福岡がアリーナ席でいろいろと楽しかったけど見えない部分も多々あり。
この席は全部がとても綺麗に見える席でした。
それと座っていてもすごくよく見えるので誰も立たない。
去年大阪城ホールのアリーナで見たときも思ったのですが、大阪城のスタンド席は全然立ってない。
その意味が分かった。
大阪城ホールのスタンド席は普段の劇場よりも強い傾斜があって、むしろ立つとみんなが見え辛くなる。
初日、座席の初めから終わりまで立っていた人がすこし向こう側に三人くらいいましたが(私の視野の妨げには全くならなかった)彼女らのすぐそばの人たちは誰もなにも言わないんだなと思ったけど、あの状況で立ち続けられるあの神経がそもそもおかしい。
ちょいヤバい性格の人に違いない。
私が隣だったら、おばちゃんだから何言われても鋼の心臓なのでどーでもいいから「後ろの人のために座りませんか?」とたまりかねて声をかけてしまったかもしれない。
通路から二席めだったので、客降りでむっちゃんが来てくれて反対側の人にファンサしてたのが見えてすごい嬉しかった。
あと、御手杵、明石、篭手切、安定たちが来て、最後国広が来てはけて行った。
ということで、福岡でピンポイントで熱い感じで観て、大阪初日で全体像を観た。
そしてそして。
間際で買った注釈付きのチケット。
今回はどこが注釈付きになるのか事前にわかりましたよね。
大阪はこんな感じ。
思うに……。
この注釈付席は、スクリーンに映し出す和歌が完全には見えず読みとれない範囲だったんでしょう。
二回観た私は和歌が見えるかどうかなんてたいした影響はないと知っている。
和歌が読めたか、意味が分かったか。
そんなのは結末に全く何も関係がない。
「歌合」というからには本当はそれではいけないのかもですけれど。
それと、あの席は反響音が少し強めにあって、たまに二重に聞こえる場合があるのがちょっと気になりはしましたが。
結果的に二日目マチネのオレンジ○席は、既に二度観た私には神席。
席の位置が分かった時点でこれは申し訳ないと思うくらいいい席(あくまでも私にとってですが)でした。
舞台上のスクリーンは半分以上見切れて、あの呪文のようなことばとか映し出される和歌は予想通り全文は読めません。
そして「獣」後半で兼さんが下手奥で踊っているのは全く見えませんでした。
でも、既に二回観ている私にとってそれがなんだというのでしょう。
メインステージの近さ。
もう、近いということがこれほど楽しかったことはないと思うくらい堪能できました。
だってね、キャストが舞台の下手の一番端まで来たら、アリーナ最前列より近いですよ。
物吉くん、御手杵、はっちあたりは端の端まで来て笑顔を見せてくれたし、今回下手側でのお芝居の演出があって兼さんの細かいお芝居も見られたし。
サブステージが遠いといえば遠いですが、すぐ横にスクリーンがあるので、サブステージで歌うにっかりさんの大アップとかもちょっと嬉しかった。
通路から二席めだったというのもあって、客降りで横の通路まで鶴さん、はっち、巴さんが来てくれた。大満足。
兼さんも曲終わりギリギリにブロック後ろ側の通路に来てくれたけどちょっと後ろの通路が遠く、多分彼、急いでいたようであっという間で良く見えずでした。残念。
二日目ソワレ、千秋楽の立ち見。
マチネの注釈付き席が全然よいので、注釈付きでも見切れでも何でもいいからチケ買って立ち見を捨てようと決心しマチネ終了後に窓口に買いに走ったのですが、既に当日券は完売。
午前中ならまだあって少し迷ってやめたのが悔やまれる。決断早くすべきだった。
さて、sold-outの大阪城ホールでの立ち見だ。
チケット発券したときから不安しかない。
何が不安かって、立ち見の整理番号がなんと4桁だったのだ。
は?2000番台???
え、え、立ち見、どんだけ詰め込むつもり?
調べたところによると、確か大阪城ホールのこのステージ方向では立ち見は最大700のはずではないのか?
焦った。焦って検索しまくった。
「大阪城ホールの立ち見は地獄」という文字。
え……。
スタンド席の最後列と立ち見のレベルが同じなので、スタンド総立ち状態になると全く見えないらしい。
そして立ち見も二列目三列目になるともう完全に絶望。
刀ミュの立ち見は携帯椅子や台の持ち込み禁止なのでウラの手も使えない。
緊張感いっぱいでしたが、一日目のソワレ二日目マチネの時に立ち見の人たちの様子を確認したところ4桁のうちの最初の「2」はどうも「二日目」とか「二日目ソワレ」とかそういう区別の意味だと理解。
よかった。めちゃくちゃ詰め込まれるわけではない。
立ち見が二列以上ある様子はないし、スタンド席は立たないので、立ち見でもちゃんと見えると確信。
問題は500番代まである、つまり600人近くいるうちの私の順番は丁度真ん中あたりだということ。
さて、場所的にどこを狙うか。
観たい部分の優先順位を頭の中で練りつつ、入ってみた様子や埋まり具合で決めるしかない。
緊張感いっぱいで吐きそうだった。
立ち見の入場はまず100番単位で別々にグループにされ、それから5番ずつかたまりで番号を呼ばれて番号順に入場するので、ネットで見たような20人とかいっぺんに入れられて走るとか、そういう様子は全くなかったのでほっとしました。
で、入りましたが、入ってすぐの自分的な狙い目で3番手位にマークしていたところが空いていたので、いったん少し通り過ぎたのですが、すぐ戻ってそこにすることにしました。
それが青○の位置。
ここ、ちょっと特殊で壁で囲まれて半個室みたいになっているところ。
三人程度なら余裕の空間。
こんな感じ。
(写真お借りしました)
これは私がいた場所の反対側、上手側の同じ感じのところからの写真。
壁が邪魔になって見えない部分もあるのですが、通路の位置になるのでまっすぐ前は何の障害物もなく見えます。
戻ると一人先客が。
「どこを取りますか?」と聞くと「真ん中」とおっしゃったので、私はサブステを完全に捨てることにしてメインステージがよく見える向かって右を取りました。
最終的にもう一人左側にいらっしゃって、三人での個室状態。
今年はサブステが去年より後ろ側にあったので、本当に全く見えませんでしたが、にっかりさんや兼さんのサブステの大事なところはちゃんとスクリーンがぬいてくれるはずなので問題なし……ということにした。
それよりもメインステージへの近さを取りたかったのと、前日とマチネで、どうも今回は客降りでだれがどこに来るかは会場ごとに決めてあるのか、回ごとに変化はしていないのでは?と気付いたから。
本公演では客降りのあとに人間キャストの歌があってその間にキャストたちは裏に戻って着替えたりするわけですが、今回、客降りのすぐ後の曲が「獣」で、キャスト達は戻ってすぐスタンバらなくてはならない。
しかも兼さんと国広は出だしのシルエットのところで既に舞台上にいなくてはならないので、客降り曲の終わり近くには必ず舞台に最も近いはけ口付近にくるはずだと読んだ。
にっかりさんはたぶんスタンド両脇側には来ない。
そして兼さんは最終的にスタンド下手側に来てはける……はず。
読みが当たりまして、彼はマチネで慌てて戻った様子だったのでソワレは少し早めに戻ってきたのでしょうか、通路でゆっくりファンサするめちゃヤバい和泉守の姿を遠目ですがばっちりキャッチしましたありがとう。
手すりに両手を組むようにしてかけて顔を覗き込むようにして笑って指差しされた審神者さん、生きてますか?
そして思いがけず物吉くんがタタタッと階段をすぐ前まで駆け上がってきて、私たち三人に手を振ってくれた。
ええ、そこには私たち三人しかいませんのでね。
立ち見にまで気を遣ってくれてあれがとう、物吉くん。すごくうれしかったです。
大阪城ホールのスタンド席の注釈付き席付近は本当にすごく楽しめました。
真っ暗になって審神者がペンライト付けたら、舞台からはこんな風に見えるんだ~とか、ちょっと雰囲気が分かった気がした。
キャストさんたち、当然かもだけれど、アップで抜かれていなくてもみんな表情まですごく細かく演技してるのも見られたし。
小狐丸のくだり、最後の方で本物と偽物が入れ替わっていたの、気づきました?
私、気づいていませんでした。
すっと入れ替わったのが見えてしまい、初めて気付いた。
お話も何度か見て、意味深というか、なんとなく言いたいことがちょっとわかってきた感。
そして、大阪スタンド席は立たないから立ったり座ったりする必要が全くないわけで、それだけでもすごい楽というか、楽しむことに集中できました。
今回の「歌合」、今までの乱舞祭みたいに立って見ないほうが断然いいです。
そして、大阪の審神者さんたち、よく笑う。
「ここは笑うとこや」という、笑いのアンテナがあるのかもしれんと思ったw
大阪初日でキャストたちが「あ、受けがいい!」って気付いた瞬間がなんかピンと伝わってきた感あった。
蜻蛉切は元々すごくサービス精神旺盛のキャストさんですが、笑いの反応の良さにアクセル全開でしたよ。すっごい笑った。
で、わかりました。
今回の「歌合」、いろいろ考えずただ単純に笑えばよかったのではないかと。
日本では「笑い」には古代から「魔を払う力がある」とされている。
「笑い祭」という奇祭もありますしね。
そしてふと思いついたのは「天の岩戸」のお話。
岩戸の中に隠れてしまった天照大神を「笑いの力」で引き出したわけで。
笑いに神を降臨させる力があることの暗示だろうかなと。
だけど、「歌合」の前に公開されたあの不思議な言葉と鶴丸が「えおえおあ極」と呼ばれた動きをする動画とか見せられたら、なんかもっと高尚な何かがあるんじゃないかって構えて観てしまうじゃないですか。
ミスリードされてしまっていましたよ、私。
そしてあの不思議な言葉をしっかりと私たち審神者が唱えないといけなかったんですね。
火の神が神剣によって殺され、その血から生まれた神たちの名前を。
踊らなくていいけど唱えないといけなかったのですよ。
審神者が唱えることで条件が揃うのです。
だからかな。
大阪初日、男士たちの声に合わせて審神者みんながすごくしっかりと唱えたんですよね、照れも何もなく。
そしたら、なんとなく舞台上の男士たちから「そうそう、そうだよっ!それでいい!」っていう念が来た気がした。
みんな感じていたと思う。審神者の声が大きくなっていったから。
やっと意味が分かってきました。
そして「やまとうたは ひとのこころをたねとして よろずのことのはとぞなりにける」
和歌の元は「人のこころ」。人のこころが沢山の言葉を生み、そしてそれが和歌となる。
全ての元は人のこころ。
人のこころを和歌という形にして集めましたという意味だったのかしら?
刀剣男士もまた「ひとのこころ」をたねとして生まれた存在でもありますよね。
歌合大阪の舞台はものすごく良心的だというのもよくわかりました。
もっともっと客を詰め込もうと思えは詰め込めるはず。
「大阪城ホール、見切れ席」で検索するとかなり酷い、メインステージがほとんど見えないほどギリギリのステージの真横まで座席として売っているコンサート画像が出てきます。
まあ、刀ミュはライブ部分だけではないので、メインステージのお芝居が全く見られないのはやっぱあかんやろと思いますが。
だけどですね。
私は立見席のチケットを一般販売開始の時に買ったんですが、あのとき、他の席全部売切れてましたよね?
当日引き換え券販売開始で見てみたらフツーに席と注釈付き席、見切れ席ってあって、立ち見はなかったですよね?
早まって立ち見を買わなきゃよかったとすごい後悔してしまったですよ。
悔しいのと兼さんの歌をもっと聞きたかったこともあって注釈付き買ってしまって結局大阪全通することになっちゃったんですけどね。
当日引換券が発売になるかどうかは賭けではありますが、ちょいショックでした。
しょうがないけど。
でもまあ、立ち見もいい経験になりました。
立ち見、番号が早ければ、見る角度を選べるという利点はありますけれども。
当日引換券でのマチネ立ち見のソワレだったんで、お昼前に家を出て、マチネ終わってソワレは絶対立ち見集合時間に間に合わないといけなないし、立ち見もお一人様参加なので場所を取っておいてもらってトイレに行くとか何か買うとかも出来ない。
でもマチネ終了から立ち見習合時間まで1時間半しかなくて。
とにかく、一万人の人が一旦会場から出るわけですから出るのにも時間がかかるし、ソワレ参加の人も来てるのでJO-TERRACE OSAKAの飲食店はもうみんなほぼ満席で入れず。
そしてローソンも激混み。
何も食べられず、自販で小さいお茶を買って少し飲んだのみ。
だけど恐らくハイになっていてアドレナリンが出てたんでしょうね、空腹感が全くなかった。
ソワレが終わって帰り路、なんとなく頭痛がして「やばいな、風邪貰っちゃったかも」と思ったのですが、風邪ではなかった。
多分、軽い脱水症状を起こしていたと思われます。
気を付けないと……。夏でなくてよかった。
すごく楽しく、そしていろいろよくわかった「歌合」大阪城ホールでした。
大阪城ホール内の激混みのトイレ、逆にガラ空きのトイレの場所も把握したので今後に生かそうと思います。
あとは大千秋楽のライビュだな。
そして今日はこれから刀ステ維伝のライビュへ。
行ってきま~す。
おまけ
二日目マチネ、舞台挨拶で石切丸が兼さんに「こんなときはどんな一句を」と振った。
「大阪城 何回来ても いいんだジョウ」
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二日目ソワレ舞台挨拶は、今度は石切丸は挨拶する三人に「土地の言葉で」としばりを入れた。
石切丸「ほんま、おおきに」
そして今剣にふると、困った今剣は突然蜂須賀虎徹に走り寄り、引っ張り出すと一言
「これは蜂須賀さん?いえビリケンさんです」
大阪審神者、みなブッと吹き出す。
わりと何を振られてもうまく切り抜けるタイプのハッチが固まってしまったw
ビリケンさんって知ってる?これよ。
金色なんだな、これ。
そして、ハッチの横にいた大倶利伽羅がツボってしまったらしい。
後ろを向いて必死で笑いを我慢してたwwww
おもしろかったです。