みほとせ観劇、楽しい一日でした | 雪の上に照れる月夜に梅の花

雪の上に照れる月夜に梅の花

雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

 

楽しみにしていた刀ミュ「三百年の子守歌」、観てきました。

 

大阪、西梅田にある「サンケイホールブリーゼ」

10年くらい前に出来たブリーゼタワーという複合ビルの7階にある。

「ブリーゼブリーゼ」という商業ゾーンがあって、なかなかお洒落なレストランや沢山入っている。

オープンしたころ友達と数回行った。

ホール内に入るのは初めて。

ホールの入り口あたりは、以前に刀ミュの「天狼傳」のときにグッズ販売でプログラムだけ買いに行ったたので知っている。

真っ白でとても綺麗なホール。ホワイエも全部が真っ白。

ところが舞台のあるホール内に入ると一転。真っ黒。

座席が固く、足元もとても狭くて、背の高くて足が長い方ははちょっと窮屈かも。

足を前に伸ばし気味にして座高をさげる工夫をすることも不可能なので、大きな人の後ろに当たってしまったらもう諦めるしかないです。

京都にある私の苦手な京都劇場と雰囲気はとてもよく似ている。

ビルの中の劇場だからしょうがないのかもしれない。

 

さて、座席は二階席最前列のほぼど真ん中。

以前、「スカーレット・ピンパーネル」を梅田芸術劇場メインホールの二階席最前列に当たりちょっと疎外感があったので、やっぱり最速でチケ取ったんだから一階席に当たりたかったなあと少々がっかりだったんですが、これが予想以上に良席でした爆  笑爆  笑爆  笑

京都劇場の二階席ほど傾斜は感じなかったし、なにより二階席でも舞台上の方が見切れない。(正直、上が見切れる京都劇場は最低ショボーン

それどころか、何だこの見晴らしの良さは!!!

前に誰もいないから当然と言えば当然なんですが、やっぱりホール自体の大きさのせいでしょうね。

(ちなみに梅田芸術劇場メインホールは1905席、ここは912席)

パッと見て視野に舞台全部が概ね入る。

円盤の全景映像で見ている感じです。テンション上がった爆  笑娘も喜んでくれましたチョキ

 

さて三百年。

 

第一部は阿津賀志山巴里ほどの違いはなくて、細かな演出の違いにとどまった感じでした。

 

これを書いた人と「結び」を書いた人が同じというのが不思議な気もするけども、まあシナリオのあれこれはもう……ね……。

 

各キャラ、キャストさんたちがさらにキャラを深めてグレードアップしている感。
そしてやっぱりさすがは荒木にっかりさん。さらに魅力がUPしたにっかり青江だった~。

前回の三百年ではお話の中ではにっかり青江は出力を抑えているというか、敢えてあまり絡まないというスタンスだったのかもしれなくて、第二部の歌とダンスで目を惹く感じだった気がする。
私はらぶフェス2017のライビュで初めて「荒木にっかり!この人って!」と目を付けたわけですが。
ライビュや円盤だと、映っていないときの演技ってわからないから正確には何とも言えませんが。

でもやっぱ荒木さんはさすがだと思いました。

台詞を言っていないときの彼、円盤やライビュだと映っていないようなときの彼がめちゃくちゃにっかり青江だった……。

立ち姿、仕草……。

前回を生で見ていないので正確に比べることはできないのですが、ただ座っている姿が、去年手に入れた青江のぬーすとにそっくりだったんですよ。

 

 

このぬーすと、刀をどう持たせたらいいかわからなくて、私は普通に作法通り右手側に置いたんですが、荒木さんは左に立てるようにして持ってたな。

なんというのかな……刀そのものへの愛着というか、これが自分の本体だみたいな?

執着とはちょっと違う。刀が自分の一部というか自分が刀の一部というかそんな感じが伝わってくる。

上手く言えないけど、舞台の上でどんな場面でも、ただ立つ、座るとかいうごく普通のしぐさでもにっかり青江として演じ続けている彼を本当にすごいと思いました。

そういえば……。

らぶフェス2017で荒木さんの演技に魅入られて去年彼が土方歳三を演じる舞台を観に行ったとき、私が目を見張ったのは土方歳三として舞台に立ったときの彼の後ろ姿だったことを思い出した。

舞台そのものはシナリオがあり台詞が決まっていて、その台詞を言わねばならない。
それに対する云々は私にはやっぱりある。

だけど、荒木さんが演じた土方歳三の背中にはものすごく感じるものがあった。

彼の土方歳三は言葉にならない思いを背中で語っていたんだよね……。

 

荒木さん自身は舞台より映画が好きなのかな。

映画を凄い本数観ている感じだけど、舞台はあまり観に行かない感じ。

だけど、彼は映像もいいけど生の舞台でものすごく光る役者さんだと思ったな~。

彼を劇場で生で観られて本当によかったです。

 

あ、それと、青江の左肩についている白装束、多分以前はわりとしっかりとした生地であまり着物っぽく見えなかった気がするんだけど、今回は薄物っぽいというかほんのりと透ける生地で、その分その白生地が重なり合うと白の濃淡がわかるので、明らかに単(ひとえ)の着物の形をしたものが肩についているというのが離れた客席から観てもわかるようになりました。

あの生地、すごい綺麗でふんわりとした感じもあって、なんか幽霊ついてるぞ感もあり。

すごく良くなっていました。

 

 

千子村正の彼もいい役者さんだと思った。
正直、彼の千子村正には賛否両論があると思う。

ゲーム内の千子村正が刀ミュの村正かと言われたら、私には「わからない」としか答えられない。
ゲームの千子村正推しの人はどう思ってるのかなとちらっと思ったりもする。
だけど、刀ミュの本丸では千子村正のキャラを彼は自分のモノにした感があったなあ。

ちょっとお笑い感を持たせてハズしつつも、ここぞというときの村正感。

そのOn/Off感がいいなあと思いました。

 

物吉君の成長が目ざましい。

三百年のお話、本当は物吉君が要のお話ですよね。
だけど前回はそこまで感じることができなかった。
そういう演技ではなかったという意味です(辛口)

でも今回は物吉君がちゃんと自分が要であることを背負えていると思える演技でした。

彼、めちゃくちゃ成長したよ……。

歌もダンスもすごく上手くなってて、オバサンの私は若いってすごいなあと感動しました。ありがとう。

 

蜻蛉切の歌の巧さはほんとうに圧巻だった。

今回、座席数1000以下の小さな劇場ではもったいないと思ったよ、彼の歌唱力は。

多分、彼、この規模だとマイク要らないと思う。

むしろ年末の幕張のらぶフェスで、彼のソロの歌唱を生で聴けたことがすごい印象に残っている。

 

 

さて、第二部。

 

すごい楽しい爆  笑

やっぱり私はこれが一番何も考えずに楽しめるから好きだな。

それにこの二階席の最前列真ん中ヘン、キャストさんたちが見上げるときの視線に当たる感じ。

気のせいですけどね。うん、わかってますよ、ちゃんと。

でも「上もちゃんと見てるよラブラブ」感が何度も感じられて(うんうん、気のせいなんですけどね!)

 

ホールの音響のせいなのか私の席の位置の問題なのわからないんだけど、ちょっと音が潰れて平面的に聞こえたのが残念だった。

音響はやっぱり梅田芸術劇場のほうが上ということか……。

でも曲自体もバラエティーにちょっと乏しかったかも……。

 

二曲目の椅子での演出のやつが一番好きかな。

 

客降りは、二階席は伽羅ちゃん、村正、石切丸が来ましたラブラブ

 

伽羅ちゃん、ファンサ巧いと聞いていたけどホントだね。
ギリギリまで飄々とした表情で何もせず、消える前に何かしていく感じ。
彼、声はすごく良かった。

前の伽羅ちゃんが好きだった。だけど今回の伽羅ちゃんも嫌いではないです。
これからを期待という感じか?

剣術をしている娘は彼の殺陣が気になるようで。

刀の持ち方や斬るときの刃の面、そして体軸を見て「正直、それじゃ斬れないんだよね……」と。
 

石切丸さんはもう本物の美しさがすごい。
また観られてめちゃ嬉しい。

なんかでも、らぶフェスであんなに必死に観たのに、今回こんなに近くで観ていいのか?みたいな神々しさだった。

 

ブリーゼのベランダ席、めちゃお得かも?!

場所的に見切り席だと思うんだけど、らぶフェスでも思ったけど、ミュは見切り席に手厚いから。

 

村正が客降りで来てくれたときは感動した……。
丁度歌うパートが回ってきていたので、生声を聴けてしまいました。

あああ、いい……めちゃいい……。

 

なに?これ?

私は「結びの響~」が初めての生観劇で、そのあとらぶフェスなんで、こういう小規模のホールでの刀ミュは初めての経験だったんだとはたと気付いた。

 

めちゃええやん!

すごいキャストと近い感!

 

「結び~」は梅田芸術劇場だったから。
だけどそんな大きなホールだったからあの回り舞台を使う演出が可能だったんだよね……。
このサンケイホールブリーゼでは回り舞台できない。回り舞台を使えるホールって限られている。

 

だけど、こういう小さなホールで兼さんを観てみたいなあ……。

もう一回生兼さん観たい……。
「結び~」は回り舞台が必要でどうしても大きなホールしか上演できない。でも天狼傳なら……。

天狼傳が再演になったら是非観たいなあ。

 

 

 

さて。

 

ソワレだったのでその前に軽く食事して……と思ったのだけど……。
 

ブリーゼブリーゼ内のレストランはほとんどがランチとディナーの間はクローズにするところで。
飲茶のお店に行くつもりだったのに、そこも17時までクローズ。

数少ないカフェっぽいところもマチネからの審神者の皆さまらしき方々で満席……。

このあたり、普段はビジネス街なのでそういう営業形態が多いんだろうな。

探し回ってやっと「フランダーステイル」というビアホールっぽいお店に入った。

 

 

お料理はどれもとても美味しかったけど、ここでウリだというヒューガルテンホワイトがあまりにイマイチで。

梅田ですごく美味しいヒューガルテンホワイトの樽生を飲ませてくれるお店を知っている私と娘。

観劇後、飲みに行きました。

 

Seven seas

 

いやあ、めちゃ楽しかった。

 


上に写っているレーズンバター、ここのやつホント最高なんだけど、ほら、私、ダイエット中だからさショボーンショボーンショボーン

下のはフィッシュ&チップス。

塩とビネガーかけてめちゃうま。

 

いい舞台観て、そのあとに美味しいお酒を軽く呑んで美味しいものを食べながら感想を語りあう。

めちゃ楽しい。

 

娘との語らいは楽しい。だけど……。


同世代の刀ミュ、刀ステ友達が欲しいなあ。

 

どなたか私とミュやステ、ミュやステのキャストさんの他の舞台とか一緒に行きませんか?とか言ってみたりするおねがい

 

 

 

 

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