映画刀剣乱舞を観てきました(ネタバレなし) | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

 

本日「映画刀剣乱舞」初日。

 

脚本の小林靖子さんが、私がかつて大好きだった「星獣戦隊ギンガマン」「未来戦隊タイムレンジャー」「セーラームーン」「救急戦隊ゴーゴーファイブ」なんかのメインライターだったということを最近知った。

それまで私は戦隊ものにハマったことなかったんですが、初めてハマった戦隊ものがギンガマン。

どう言ったらいいのかわからないのですが、ギンガマンのシナリオって、主役の五人の一人一人の個性がきっちりあったんですよ。

地球を守るために戦う。でも、みんな一緒に頑張るなかのそのなかに、彼ら一人一人が自身の「戦う意思」と「戦う意味」を持っている設定だった……と記憶している。

そしてギンガレッドの成長物語。

私の大好物満載だったんです。当時は気付いてなかったけど。



これは好みのストーリーを供給してもらえる気配しかないじゃないか。

 

それならばと思い、キャストの舞台挨拶のライビュ付きの初日を観てきました。

 

 

面白かった!!!

めっちゃくちゃよかった!

 

期待以上のものを観せて頂きました!

同じように感じた方は多かったのではないでしょうか。

上映終了したとき、客席でみんな拍手してしまったんですもの。

 

 

ストーリーが期待通りすごく良かった。

わかりやすい。破綻がない。

疑問が湧き、空想をめぐらし、裏設定があるのではと必死で妄想したり、設定を脳内で補充する必要がないから、脳みそが疲れない。だからファンタジー含みであってもすごく楽しめる。

逆に非常に素直なシナリオといえばそうなので、もう少し謎要素の強いものがお好みの方には物足りないかもだけど、予想外の展開や驚きもあったし、「ほお、そうきたか」と感心した展開もあった。

歴史というものの考え方、それを守るということの意味、正しい歴史とは何かという、ある意味物語の中の核になるものがちゃんとあって、それが私の考えに似ていたのが私には分かりやすかった理由かもしれない。


結構NHKの大河ドラマが好きでよく観るほうだったのが、ここ数年「真田丸」をのぞいて途中脱落してしまうことが多くて。
物語やドラマはファンタジーであることは重々承知。

だけど、架空の人物ではなく歴史上の人物が描かれた物語を観る面白さは「そうだったかもしれないな」と思える「作り話」であることだと、個人的には思うのです。

あり得なさすぎるファンタジーはまだいい。ファンタジーとすっぱり割り切るから。

歴史物語と銘打って史実を持ち出しておきながら明かに辻褄が合っていないお話が一番がっかりする。

その物語の中で生きている登場人物のリアリティーが全くなくなってしまうから。
 

映画刀剣乱舞は「もし、歴史が改ざんされたら」の「もし」を扱うお話だったのだけど、この話はあり得るかもなあという展開で、それがものすごく私好みでした。

 

 

 

ストレートプレイの方の舞台からのキャストさんが5名に舞台とは違うキャストさんが3名。

舞台からの方々は、舞台と違ってお化粧が自然に近いのがすごい良かったな。

とても綺麗でした。
あとやっぱり映画でしか出来ない表現ってあるじゃないですか。
何かを映して伏線張るとか、視線の動き一つで気持ちを表すとか。

三日月宗近役の鈴木さんは、舞台での三日月宗近役では意識して常に抑えめの演技をされている感じを受ける。

とてもミステリアスな感じ。

そして彼の三日月宗近はとても見目がよい。刀ミュのまりちかさんの「華の魅力・光の魅力」とはまた違う「静の魅力・影の魅力」とでもいいましょうか……。

その彼がスクリーン上で視線一つだけ動かす美しさ。そこに見える心の動き。

いや~、よかった……(ため息)

 

殺陣も舞台以上の迫力。

舞台挨拶で鯛ちゃんかな?誰かが言ってたけど、舞台はメインキャストもアンサンブルさんも「安全第一」

怪我なく、確実に毎回同じ動きが出来るように練習し、毎日の生の舞台を無事務めなくてはならない。

何度も再現しなくてはならない舞台と違って、映画は一発だけいい動きをすればいい。しなくてはならない。

そういうまた違った緊張感もあるし、なにより殺陣の距離が舞台より近い。

スタントさんたちもキャストに入っていて、舞台ではできないレベル。

それと安土桃山のあの時代の合戦風景って、やっぱり人をいっぱい使って本物の馬も出てきてっていう迫力もあった。

 

 

日本号がすごい大人の男。
この日本号さん好き。そこはかとない微々たる量の甘さというか、色気がある。

そして舞台挨拶で隣が不動の鯛ちゃんで、いやあ、体格差に萌えちゃいましたよ~ラブラブ

大きい男が好きだからさ。
 

 

舞台挨拶で、鶯丸役の彼は面白すぎるキャラだと思いました。

今まで見たことないタイプだなw

あ、映画の鶯丸はちゃんと鶯丸でしたよ。

すごい美しいです。ギャップ感じちゃったくらい。

長谷部も相変わらずの大阪のコでした。

薄桜鬼のライビュの舞台挨拶で土方さんの姿のままでバリバリの大阪弁の大阪ノリで話し、「大阪弁の大阪ノリの土方歳三や……」と思ったのは今でも忘れられません。

長谷部はもう見たら笑ってしまう感じが……(ゴメンなさい)

骨喰の無垢な感じもよかったな。

不動の鯛ちゃん、この子は初見が薄桜鬼の龍之介だったんですよ。

次が舞台刀剣乱舞の不動行光で。

初見ではあまり強い印象なかったんですが、観るたびにいい子で味がある子だなと思えています。

今後に凄く期待。

 

薬研の彼は……この子、ホントに綺麗な子。

アニメの「活撃・刀剣乱舞」から抜け出してきたみたいな。

薬研にも「物語」があるだろうに。

うちに秘めたものを、彼の印象的な目と面差しで感じさせてくれていました。

 

そしてまんばちゃん。

薄桜鬼の沖田総司で初めて彼を見て、綺麗な子、かわいい子だと思い、そして舞台刀剣乱舞で彼の成長物語をみせて頂いた。

今回はお化粧が薄いから?かな?

自然体っぽくてかわいいし、いい意味で肩の力が入りすぎていない山姥切で、私は好きでした。

まんばちゃん推しの人たちには物足りなかったかもなあ……。

 

 

ということで。

 

映画刀剣乱舞、是非観てみてください。

きっと楽しめると思います。

 

ある意味、刀ステ、刀ミュのライビュ観るよりお得感あるかもです。安いし。

舞台を生で見る楽しみは確かにあります。

それのライビュの楽しみもあります。

 

だけど、映画でしか出来ないものもあるから。

 

 

刀剣乱舞というコンテンツは映画も楽しい。

 

映画でしか出来ない表現を楽しめて、またとうらぶの新たな魅力と可能性を感じてしまいました。
 

 

とうらぶの魅力って無限大だなあ。ほんとすごいわ……。

 

 

 

※ネタバレの記事を別に書きます。備忘録として。