Lemon | 雪の上に照れる月夜に梅の花

雪の上に照れる月夜に梅の花

雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

年末年始、どうお過ごしですか?
すでに仕事始めの方も多いですよね。

私地方は比較的天気もよく、のんびりとしたお正月を過ごしています。
珍しく、結構テレビを観た年末年始でした。


2018の紅白、本当に面白かった。


紅白は毎年なんとなく観てる。
テレビの前にじっと座ってテレビだけ観ている年って、まあなくて。
たいてい大晦日の夕食&後片付けと、翌朝のお雑煮の準備をしながら、途中お風呂に入ったりしながらの視聴なんだけど。


2018は特に後半は秀逸だったと思う。
前半もだけど、紅白という男性女性の組み分けの枠、完全に超えてたよね。
勝敗なんて、すっかり忘れて楽しみました。

推しの刀剣男士に関しては、序盤の山内惠介さんとのコラボは、時間遡行軍も出てきて刀ミュの第一部の雰囲気かなあと。
最初、舞台の前の客席のところで山内さんを囲んで乱舞して。
そして舞台に向かうとき、刀剣たちが刀を納め山内さんに従い守る感じがすごく良かった。
とうらぶの世界観を表していたね。
どんな場面でも、たとえ主が男審神者で「失恋で死にたいくらい悲しいけど生きるっ」って歌を歌っていようが、時間遡行軍から主を護るんだなみたいなw

とうらぶのほんちゃんは、思ったより短くて……。

でも、兼さんがワンフレーズ歌えたのが感動。
有澤くん良かったね~と、また母目線で涙。
凄い短かったのが残念だったけど。

あとでTwitter巡っていて教えてもらったのだけど
兼さんの「紅蓮の狼 反骨の刃 必殺の剣」と
そのあとの髭切の「たわやかに 白妙の鬼神が如く」で
『紅白』を歌ったんだというのがまたなんとも渋い。


貴方たち、本当にすごいわ……。


後半トップのDA PANPで、岩融、今剣、源氏兄弟、むっちゃん、はっちのノリノリのUSAダンスはすごい楽しそうでしたね~。
いまつるちゃん、めっちゃ嬉しそうやった。
はっちの健介くんて、この子じわじわ来るな~。
推しキャラではないし、にっかりさんみたいに一目で墜ちる感じじゃなかったんだけど、観るたびにこの子いいな、チャーミングだなと思う。
最初、この子天然だなと思ったんだけど、違うな。
その場の雰囲気を掴むのがうまい。だからこそ、その場にちょっと変化を起こせるんだな、この子。
欲を言えば、全員のダンスを見てみたかったなあ。
特に三日月さんとか。もちろん兼さんもだけど。
石切丸とか蜻蛉切も見たかったな。

そのあとの北島三郎の「まつり」に、兼さん、長曽祢さん、はっち、蜻蛉切、巴と岩融がいた?
もっといたかな?よく見えなかった。
DA PANPのときみたいに全員をカメラで抜いてくれなかったし。
けど、兼さん最前列でノリノリで団扇振ってて、北島三郎の乗った山車が出てきたら指さして長曽祢虎徹になにか言ってる感じ?だったのとかがあまりに可愛くて。
録画をあとで何度も何度も観てしまった。

真剣乱舞祭を思い出しちゃって、また観たくなってしまった。
早く円盤発売してくれないかなあ。らぶフェスロスです。


後半、知ってる曲が多くて。

平成という時代をすでに大人として過ごした私には、記憶の引き出しを開けるような、そんな感じ。
聖子ちゃんのメドレーとかユーミンとか最後のサザンとか。
彼らは昭和の私がティーンエイジャーだった頃からヒット曲のあったアーティストだもんなあ。
もうめゃくちゃ懐かしい曲で。

ユーミンの選曲なんて二曲とも荒井由実の時代のやつだよ。あ、聖子ちゃんも昭和の曲ばっかりかな?
サザンもよかった。
私世代が一番よろこぶ選曲だったよ。
てか、桑田さん、すごい機嫌よかった?!


でも、知らない曲もすごく楽しめました。


Perfumeは相変わらずよかったし、椎名林檎と宮本浩次は独特の世界観を可視化さたようなミュージカルみたいだった。


そしてそんな初めて聞いた曲の中にものすごく心を掴まれたのがあった。

それが米津玄師さんの「Lemon」

彼の存在すら知らなかった。

だけど彼が紅白に出るというのがTwitterで大きなニュースとして流れたので、興味を持ってはいました。

亡くなった愛しい人への歌。

日頃、pixivとかで絵画の力をすごく感じていて、言葉で表現することのもどかしさを思っていた。
もちろん、私の紡ぐ言葉なんて稚拙だから比べることすらオカシイのはわかっているたけれど。
言葉は絵に勝てないのかなあと思っていた。
だけど、言葉に曲を伴った歌の力のすごさよ……。

言葉によって抽象化された感情。

謎っぽい言葉の中に、人はそれぞれの心に様々な思いや立場、風景を思い浮かべる。
具体的な「何か」をはっきりと表現しているわけではない。
生き残った人の悲しみの歌なのか、それとも死んだ魂の想いなのか、それすらも曖昧な謎さもある。

だけどそんな歌詞に心を強く動かされる……。


前で踊っていたダンサーさんの踊りがとてもエキセントリックでそれに賛否両論あったみたいだけど、私は最初見たときびっくりしたけど何度か観て納得した。

耐え難いほどの心の痛み。

生き残ったものの痛みなのか、それとも愛する人を残して逝った魂の痛みなのか……。


すごく印象的な一曲でした。


ドラマ『アンナチュラル』の主題歌だったそうで。

普段、あまりテレビを観ないので全然知らなかった。
でも、この曲がきっかけで、そして偶然お正月にまとめて再放送をしているのを知ったので、ドラマも観てみました。

すっごいよかった。

人の死と生き残った人の想いを描いたドラマなので「面白い」と表現していいのかよくわからないけど、人の想いをとても丁寧に扱っているなと思ったし、本筋がしっかりしているだけでなくていくつもの伏線や登場人物の人生や想いがスパイラルのようになっていて、すごく引き込まれた。

まだ全話観られていないのだけど、続きが楽しみです。

全部録画しとけばよかったな~と、今更。



さて、去年刀ミュで生まれて初めてペンラというものを購入し、色の切り替えとかにあたふたしましたが、今って自動制御というか遠隔操作ペンラってのがあるんですね。
話で聞いて「へーーーっ!」とびっくりしていたのですが、紅白の画面で「これかぁ」と思ったよ!
客席のペンラの点灯消灯、色の切り替えが演出効果の一つとして無線でコントロールされるやつ。
ググったらもう6年くらい前から紅白に導入されていたんですね。
今までペンラに興味なかったから、全然気が付いてなかったわ~。
だからあんなにみんな失敗することなく綺麗に同じ色にさっと変えることが出来るんですね。
すごいなと思ったけど、刀ミュのペンライトはこれからも遠隔操作にならないでほしいなとチラと思った。
そりゃあ2018のらぶフェスの18色のペンラは使いこなすのが大変なシロモノでしたが。
2017のらぶフェスの円盤にもあったみたいな、たとえば「光る棒を俺の色に変えてくれ~」という兼さんの声に客席みんなが一斉に色を変えるとか、ああいうやり取り、楽しいじゃないですか。
ああいうのが出来なくなっちゃったらつまんない気がして。


……って、またちょっと話がそれましたが。


平成最後の紅白だったからか、紅白から去った歌手の方が帰ってきたり滅多にテレビに出ない方々が出演したこと、そして一昔前に流行ったような出演者(特に○ャニーズ)が途中で抜けるということなく、みんな最後までいるのもすごくよかったかも。
特別コーナー出演だった刀剣男士も出番が終わったらすぐ撤収だろうと思っていたら、最後の蛍の光までいましたものね。
最後ちらっと加州とか映ったし。

よかったよかった。


惜しかったのはチコちゃんかなあ。
ちょっとウザかったかも。
少し出るならまあ許せたかもだけど、ちょい出演分量が多すぎた感が。



CDTVは寝落ちて見逃したので、録画を観ました。
CDTVのバクステも観れなくて、配信で確認。




兼さん「ここで一句」やったんですね。
「そば食って 今年も俺らの 傍にいろ」
相変わらず川柳っぽいけど。

だけどこのコーナーのMC、イマイチでしたね~。
男士たちがもうMC置いてけぼりで突き進んだので、言うことは言えたみたいだけど。
安易に「つはもの」と言ってしまって、刀剣男士たちがMCは特につはもの組に発言を求めているのかなちょっと迷った場面もあったりして。
知らないなら知らないでいいよ。
だけど、MCのくせに知らないアーティストの簡単なデータを読んで、基礎知識仕入れておいたりしないんだろうか?

CDTVの本番の方の中居くんもめちゃくちゃ酷かったな~。
彼が言葉遣いを古風にして世界観に入ろうとする必要ないのにな。
こういうの苦手ですって顔じゅうに書いてあったし、へんに引きずられて大失敗してた。
二度といじって欲しくないな。

そう考えると、Songs of Tokyoの関ジャニ∞の村上くんはめちゃくちゃ上手かったなあ。
紅白の司会者さんたちも無難にこなしてくれてた。
NHKのほうはMCを含めた念入りなリハーサルがあったからかもしれないけども。
まあでも、CDTVの方は二曲ご披露してくれたから。
「Can You Guess What?」大好きだし。
三百年組はやっぱキャリアのある役者さん揃いだからなあ。
だけど崎山石切丸っ!
あのウィンクは反則っ!
ひっ!ってなったじゃないかっ!
崎山石切丸は本モノ見て、あまりの美人さんにびっくりしたキャラの一人だ。
いや、みんな美人さんだったんだけど。


そんなこんなで。

あとは、予定していなくてちょこっとしか観られなかった「家康、江戸を建てる」もちゃんと見たらよかったと思った。
オンデマンドで観ようか考え中。
それと偶然後半だけ見た「平成ネット史」がすごくおもしろかった。
息子がいなくて残念。一緒に観て、ちょっと意見を聞いてみたかった。
「平成ネット史」は再放送があるので、それで前半もちゃんと見たい。



ということで。
2018~2019にかけて、観ていたテレビ、雑感でした。