秋に京都国立博物館で大規模な刀剣展がある。
とてもとてもとても楽しみにしていました。
「京(みやこ)のかたな ~匠の技と雅のこころ~」展
それの内容に関する記者会見が6月11日(月)の14時から開かれる。
しかもそれをニコ動で配信する。
その情報をTwitterでキャッチしたとき、びっくりしました。
とうらぶの経済効果?なのか、今まで刀剣展は数々あけど、ニコ動で記者会見を配信するというのは初めてなんじゃないでしょうか?
これは……とうらぶの影響?
とうらぶの人気は確かにすごい。
だけど、キョーハクがそれに乗るのかな……。
なんとなく腑に落ちないなと思いつつ、情報を得た時点でタイムシフト予約。
さっきそれ、見ました。
びっくりした!!!
いい意味で驚かせていただきました。
記者会見そのものが京(みやこ)における刀剣の歴史の簡単なレクチャーみたい。
記者会見とそのためのパワーポイントの画面を見ているだけですごく勉強になりました。
ニコ動もそれを分かっているのか、パワーポイントの画面を全面にしてくれた。
全部スクショしました
京における刀剣の歴史の説明が簡潔でとても分かりやすかった。
キョーハクがどういう意図でどういうストーリーを描いて展示をするのかもよくわかりました。
一見の価値はあります。興味のある方は是非。
とうらぶとのコラボはなんと23振り(現時点)
山伏国広、千子村正、同田貫は刀匠が同じということで勘定に入れている感じ。
そんな大掛かりなコラボだとは思ってなかったので驚いた。
今まで他の美術館博物館でやっていたコラボとは規模が違う。
歌仙さんと長谷部が来るのはなんとなく知っていたので、近くに来てくれて逢えるから嬉しいなというレベルだったんですよ、私。
ところが……。
鳴狐、次郎ちゃん、謙信くんも来てくれる。
国宝と粟田口の主要作品はほぼ網羅するらしい。
それってすごいこと……。
キョーハク、本気出したよ
そして
キョーハクが真剣乱舞祭状態
そう思いました……
日本に国立の博物館は四つしかない。
東京、京都、奈良、九州。
「国立」というと、最近の風潮では国の威信をかさに着て好きに優雅にやってるというふうに思われがち。
だけど私は違うと思う。
日本の文化遺産を必死で、それこそ滅私奉公で護ろうとしてくれている機関。
国宝や重要文化財を守ってくれている。
国宝や重要文化財を展示したところで、それを見に来てくれる人は年々減っている。
銅鐸やら仏像、仏教画……見たいですか?見に行きますか?
浮世絵以外の日本画をわざわざお金を払って博物館に見に行きますか?
かなりの人力を使って修復したり維持をしている。文化財だから。
でも、ペイして見てもらえないのならば……。
妹がそういう美術の世界にいます。
そして娘が博物館学芸員の資格を取ろうとしている。
美術館、博物館がどれほど困窮しているのかを彼女たちから聞きます。
博物館学芸員のほとんどは正社員ではありません。
最近Twitterで漫画家さんとか絵師さんの叫びを聞きますが、文化にお金を払わないということそのものが日本の文化なのかもなあと思ったり。
だから最近の巷のヲタ活動の活発さに私は光を見出している。
文化財に携わる人たちの気持ちを理解できるんじゃないかなと。
いくら好きでやりがいがあっても、贅沢はしないけど食べて行けるくらいの報酬が必要ですよね。
形のないモノ、娯楽にペイできることこそが豊かさですよね。
それが文化を育む。
あ、話がまたそれてしまいました。
秋の刀剣展、すごく楽しみ。
コラボ券は数量が少なすぎて買えないだろうなと思うけれど、フツーの前売りは買おうと思います。
三回くらい行けたらいいな。
今年は本当にいい年。
去年の終わりからいい舞台やなんかを見られて幸せ感が来てたけど。
刀ミュ初参戦で、私は本当に今この時代に生きていてよかったと思ったくらい楽しかった。
先日の土方さんの和泉守兼定に逢えたのもすごく嬉しかった。
そしてこれからの刀ステ、サンファン、そしてこの刀剣展。
年末にはらぶフェスもある。
生じゃなくてもライビュでも十分楽しいからな、らぶフェスは。
自分が楽しいと思うことをするのって大事ですよね。
お金を使わずに楽しむことが出来たらそれはそれで素晴らしい。
でも、楽しいことにお金を払うことすべてが享楽的で間違っているわけではない。
楽しませてくれるものや相手に、その適正な対価を支払うのはむしろ大切なこと。
それが「経済をまわす」ということでもあるよね、福島の地震でよく言われた言葉だけれど。
キョーハクが本気出して今、刀剣展をする。
よし。いいじゃないか。
私も、キョーハクを応援したいから、今回はめいっぱいお金落そう。
がんばれ、キョーハク