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雪の上に照れる月夜に梅の花

雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

 

ひとつ前にUPした記事で、刀ミュのチケっト当たって滅茶苦茶喜んでいた私ですが……。

 

知らない間に春の新作刀ミュの人間キャストが発表になっていたみたいで。

 

天狼傳の時の土方歳三役のキャストさんが入っていた……。

しかも名前トップだ。

これは……もしや刀ミュでも土方さんの話をするのか!?

 

衝撃を受けております……ショボーン

 

それでか~。

昨日の夜、ちょっと見たくなかった内容のツイが流れてきて。

 

フォローしている方とはいえ、ただ単に絵を見たか何かでこちらがフォローしているだけで話したこともない方がいいねしたツイがTLに流れてくるの、どうにかならないかな。やめてくれないかな、Twitterさん。

ブロックするほどではないというか、全く知らない方のツイートだし、普段は大抵どんな内容でもスルー出来るんですが。

 

丁度それを見てしまうちょっと前に、偶然全然別の方が「兼さんや土方組推しは、新選組や土方さんが好きで好きになった人が多いのかな、私は違うけど」と呟いていて、私は逆に新選組や土方さんのことをほとんど、もしくは全く知らないで兼さんや土方組が好きな人の方が多いと感じていたので、へーっと思っていました。

 

そしたら今度はまた全然違う方の、ソハヤノツルキに関するツイが。

 

とうらぶの何が困るかというと、その高い知名度のせいで作られた設定があたかも真実のように広まってしまうことだと。

 

とうらぶのソハヤノツルキの設定は設定であって、現存するソハヤノツルキウツスナリとは違う。

 

そうです。その通り。そしてこれは単なるゲーム。

それに関していちいち「違う」というのもなんだか大人げない気もするけれど、その話が本当のこととして定着してしまったら困ると、やはり大事に思う人は思うのだという気持ちはとてもよく分かった。

 

堀川国広に関して、どこかの二次の設定があたかも史実のように出回っているのが私は気になっていた。

堀川国広が兼さんの身代わりにGHQに接収されて太平洋に沈められたって話。

そんな話、今まで聞いたことなかったよ。

そもそも兼さんだって……と、話し出すと長くなるからやめますが。

ただ、沖田総司の佩刀が一振りも残っていないのは、もしかしたらGHQに取られたからかもねという憶測

は一度だけ聞いたことはあったけど。

ただの憶測で証拠はひとつもない。

 

 

作り話が定着することを懸念するのは近年の大河ドラマでも言えることで。

 

ドラマはドラマ。作り話。

でも、イメージが定着してしまったり、あり得ないエピソードが、特に歴史に関心のない人たちの間で広まってしまう、しかもたいていそっちが多数派。

それが怖いと思う人はいるのですよ、やっぱり。

 

今年の「西郷どん」は島津久光がおバカなおぼっちゃま的に、ケンコバヤシ演ずる島津斉彬が名君の誉れ高いヒーローみたいに描かれていますが、私は久光さんは広い見識を持っていた印象なのでちょいイメージ違うんですよね。

 

ま、それはもういいとして。

 

 

土方さんが出演するとしたら……。

もう想像しただけで怖すぎる。

 

天狼傳のときの近藤さん、総司役の方は出ません。

そして加州清光もメンバーに入っていない。

 

刀剣男士は兼さん、安定、長曽祢虎徹、堀川国広、そして、坂本龍馬の愛刀・陸奥守吉行、架空の刀の巴型薙刀の6振り。

 

初期刀の陸奥守吉行が登場するので龍馬さんの話かなと思っていた。
いや、多分、それを願っていた。そして今もそうであることを願っている。

 

だけども、土方さんしかいなくて、そしてこのメンバー……。

もう箱館の話をするのではないかとしか……。

 

やめて、やめて、頼むからやめて。

 

土方さんと兼さんのお話は、もう活撃でやったやんか。

もう土方さんのことで泣く兼さんを見たくないの。苦しむ兼さんを見たくない。

だからって、逆に、わりと平気で自分の今の主は土方さんじゃないと言い切る兼さんも、土方推しからしたらすごくすごく寂しくて、観るのが辛いのよ。

 

巴形薙刀がメンバーにいるのもちょいびびってる。

逸話も前の主も持たぬ巴形薙刀。

兼さんが心の中に仕舞ってる前の主への思いを笑ったり、それはおかしいと言ったり、今の主の刀でいるべきだって踏みにじったりしないであげてね、お願いするわ。

 

 

 

注意兼さんの修行の手紙のネタバレ入ります注意

 

 

 

兼さんは自分たちは持ち主の思いで形作られているという。

つまりは土方さんの思いが兼さんを形作っていると。

そして「去り行く時代への感傷」が今までの自分の核だったと修行の手紙の書いた。

去り行く武士の時代の象徴が土方歳三であり新選組であり、それらへの感傷が彼の核だったと言う意味だと私は思った。

だから兼さんは土方さんへの感傷を越えて、未来へと進もうとしていると私はあの手紙から理解した。

 

兼さんは「感傷を越えて」と言っているけど「感傷を捨てて」とは言っていない。

だから、やっぱり彼の心には土方さんがちゃんといる。いや、いてほしいのです。

土方さんを思う心の痛み、それを自分の核なのだと認識して正面から受け止め、そして忘れない。

土方さんが兼さんの心の中にちゃんといると信じたい。

土方推しのわがままかもしれないけれど。

 

 

活撃ですごい胸が痛くて、そして私的にはあの土方歳三は絶対あり得なかった。

あの箱館を自分の中ではないものとして、活撃は第10話で終わりなんやと自分に言い聞かせて、時間かけてやっと乗り越えたのに。

 

 

 

キャストの件で娘と二人でどよーんと落ち込んでいます。

 

それなら観に行くなと言われそうですね。

 

土方さんの箱館編だったら、多分娘も私も泣くと思う。

みっともないくらい泣くかもしれない。

それが感動して泣けたらいいんだけど、それならすごく幸せなんだけど、こんな土方歳三にされてしまったっていう悔し涙だったらどうしよう……。

怖いです。

刀ミュのシナリオは近藤さんを台無しにしてしまった前科があるだけに……。

刀ミュの土方さんは姿がいいので私も娘もお気に入り。

なのですごいショック大きそうで、ホント怖くてたまらない。

 

あああ、悩ましい。

土方さんのお話ではないことを心から祈ることにします。

 

 

 

 

 

そんなこんなで「つはものどもがゆめのあと」の配信を二人で観た。

 

 

 

注意ネタバレあります。ご注意ください注意

 

 

読んでしまってから「読みたくなかった」という苦情はナシでお願いします。

 

 

第一部

ええっとですね……。

正直言うと、お話がよく分かりませんでした(´;ω;`)ウッ…

 

今剣は自分が本当は実在しない刀だということにまだはっきり気が付いていない。

でも岩融は、前回の阿津賀志山異聞のときに今剣と自分は実在しないのではないかということをなんとなく感じていた。

というのも、岩融は当時は薙刀ではなかったような感じがしたから。

そして今回、髭切膝丸の源氏兄弟が顕現。

岩融は、髭切膝丸たちと同時代に源氏の刀であったはずの自分と今剣が彼らと互いに面識がないことに疑問を持ち、やはり自分たちは実在しないと確信するが、もしそのことに今剣が気づけば彼がとても傷つくのではないかと心配していた。

かたや三日月宗近は何故か部隊からふらりといなくなり単独行動が増えていた。

審神者はそれに気づいて、源氏の内情をよく知る髭切膝丸に三日月宗近と今剣を見守るようにと申し付けた。

 

ここまでは分かった。うん。

 

だけども、兄弟思いだった源頼朝が源義経を討つと決めたのも、義経をかくまっていた奥州藤原家の藤原泰衡に義経を自害に追い込みその首を頼朝に差し出させたのも、実は三日月宗近の説得によるものだったというのがびっくりだったよ。

頼朝が仲のよかった弟の義経を討った理由は、一般的には確か一言で言うと戦上手で名声を得た義経が勝手に朝廷に接触して官位をもらったからだったと思うんだけど。

壇ノ浦の戦いはストーリーに出て来て、戦上手は示されていた。

でも突然の頼朝や藤原泰衡の心の変化は、三日月宗近の助言によるものだったという話でした。

三日月宗近は何度も何度も時間を遡り、彼らに接触し、このまま義経が天下を取れば、戦上手の義経のこと、戦乱の世となり世は治まらない、後世に確かなものとして生きた証を残すには彼を殺すべきだと説得し続けたらしい。

 

わからない。全然わからない。

三日月宗近の立ち位置は?どういう立場なのか?

刀剣男士が守る歴史とは何なのか。

人に接触し、そうやって歴史に関係することを指示するのは歴史への干渉ではないのか。

途中それに気づいた小狐丸が「それは逸脱行為です」と言って三日月宗近を止めようとするシーンは出てくるけれど、結局、何を言っているのかよくわからなかった。

 

そもそも「正しい歴史」とは何なのか。

それは刀ミュ、刀ステ、そしてアニメと、どれを見ても感じることではある。

そして今回、何度も刀剣男士が時間を遡ることそのものが歴史に変化をもたらすというように取れる部分もあった。それは藤原泰衡の帯刀が髭切だったという場面。

 

で、三日月宗近の歴史への画策で刀剣男士自身の過去の記憶も変化してしまうのか?髭切が「自分が藤原泰衡のところにいたことを忘れていた」と言うんだよね。

 

何が正しい歴史なのか分からない。

確かに、歴史で確実に絶対正しいと分かることなんてなにもない。

でもそれならば、三日月宗近が導いた歴史もまた「正しい歴史」といえるのだろうか?と疑問に思った。

「三日月宗近がこうであってほしいと思う歴史」なのではないのか?

そして、藤原泰衡と「未来(現代)に残っている確かなものを護るため」みたいなことを言うんだよね。

それを刀身が残っている三日月宗近が言うことにすごく違和感を覚えた。

「現存する」というのはとても強い。現存することほど「確かなもの」はない。

でも、その今「確かなもの」と思っているものは、そしてその由来は本当に確かなのか?正しいのか?

それもまた誰にもわからないと思うのです。

かたや実存しない刀とされる今剣。

でも本当に実存しなかったのかと言われれば、それもわからないんじゃないか、実在しなかったという証拠もないと思ってしまった。

劇中では義経と今剣が名乗りあって義経が「(今剣という名を)聞いたことがない」と言って、今剣は自分が実在しなかったことを確信するんだけれど。

三日月宗近が彼個人の意図でもって歴史をいじっているという印象しか残らなくて……。

ちょっと展開が乱暴なのではないかと思いました。

 

そして最後、義経が殺される場面、「弁慶の立ち往生」をまたやるのかなと思ったら、なんと義経チンギス・ハーン説?蝦夷生存説?アイヌの神様説?みたいなのを解決策として持ってきたのでひえぇぇぇぇぇっ!とひっくり返りそうになりましたよ……。

チンギス・ハーンとは言わなかったけど、三日月宗近は義経を殺さず、彼にこのまま逃げろと言って、義経は弁慶を伴って北に逃げました……おしまい……というのでして。

 

そりゃまあ、義経が殺された絶対絶対確実な証拠があるのかと言われればないしだな……。

 

でもなんかもう何でもありで「正しい歴史なんかどこにもない」というのを伝えたかったのかなあと思ったり。

 

元々、いろいろ考えた末、私は刀剣男士とはそれぞれが自分の信じる歴史を守り、それはひいては彼ら自身の存在や由来を護ろうとしているだけなのだという見解に今のところ落ち着いているので、まあいいと言えばいいんですけどもね。

そうなると審神者は何のために刀剣男士を戦わせてるのか?時間遡行軍って何なのか?が大きな疑問になるわけですが、それもまたただの夢、ゲームなんだからさというのに落ち着くのかなとか。

 

うーん、でもたとえ「歴史を守る」ためだとしても「歴史に刀剣男士がかかわってはいけない」という縛りをあまりにも大きく無視されてしまい、世界観がよくわからなくなってしまったというのが正直なところです。

だから今回は時間遡行軍との戦いというのはほとんどなくて、人間たちの戦いやいざこざを刀剣男士が見守り、歴史がおかしい方に行きそうになったから刀剣男士が矯正したという、そんな感じ。

だけど、人の歴史は人が作るべきもの。

時間遡行軍が手を出したわけでもないのに違う方向に歴史が進むというのなら、それが「人の歴史」としては「正しい歴史」なんじゃないのかなあ。うーむ……。納得いかん。

 

なんだかボーゼンとしてしまった。

そしてね、義経チンギス・ハーン説やアイヌ説がアリならば、今度の春の新作で、土方さんロシア亡命説?とかになったらどうしよう……と娘と真剣に頭抱えた。

土方さんもあるんですよ、そういうの。

埋葬地が不明ということになってますからね。

アメリカで生きていたっていう設定の小説とか漫画もあったような気がするな。

 

とうらぶは「正しい歴史というものそのものがない」というスタンスで観た方がよさそう。

もしくは「刀剣たち自身が正しいと信じたい歴史を実現するお話」と割り切ったほうがいいですね。

 

 

あああ、もう、土方さんがどう扱われるのかが心配で熱出そうだ……。

 

 

第二部になってホッとしました。

 

やっぱすごく楽しい。こういうのがいいよ、いろいろ頭悩ませないでいいから。

第一部が二時間くらい、第二部が40分くらいでしたが、時間配分反対にしてほしいと思ったな。

 

源氏兄弟のダンスと歌は期待通り。

三日月さんも元々わりといい声だったけど、さらに歌上手くなったなあ。

 

正直、トライアルを観たときは、刀剣男士たちの姿はとてもいいんだけど、殺陣もまあまあいいんだけど、歌はこれで大丈夫なのかと聴きながらちょっとハラハラしてました。

 

二年キャリアを積むとすごいねえ、やっぱり。

 

三日月さんは、舞台向きかなあと思っていたけれど、最近見てると彼自身はアイドルのコンサート系の方の方を目指したいのかなぁ?今回なんとなくそう思った。

小狐丸は年末の真剣乱舞祭でおっ!と思った通り、変わりましたね、歌声。

ちょいホッとしたりして気を抜くと元に戻っちゃうのはご愛敬。

第一部の立ち上がりが彼のソロで、それがやっぱりすごくよかったな。

第二部のソロの曲も堂々と歌えててすごくよかった。これからも頑張って欲しい。

岩融は、彼の人柄がにじみ出るようになりましたね。彼、嘘つけないタイプやな、ええ子や~と常々思ってます。こなれてきて彼らしい温かみのある「彼の」岩融になって来たなぁ。

今剣はもう、相変わらずの舞台さばきの上手さ。体は小さいのに舞台だと大きく見えますね。

 

ただ、最後のとうらぶのテーマ曲、長時間で疲れてきてるのかなとも思ったし、歌い慣れた曲だしエンディングでホッとしてしまったのかなとも思いますが、あと一息なのでもう少し丁寧に……。

君たち、歌えるはず。

 

 

とまあ、ちょっと辛口な感想でした。

 

 

 

大阪公演、男性が客席にわりといらっしゃったので、ちょっとびっくり。

今回の「つはもの」は中ホールでしたが、春の公演は大ホールの方になる。

どのくらい見えるかな。

 

 

なんやかんや言いましたが、やっぱり行くよ。行ってみてくるよ。

 

 

娘は第2部用に「土方さん笑って」という団扇を作ろかなとか言ってますw

マジか……。