俊太郎様彼目線花END読了 | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

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花END読了しました。

まあ、面白かった…かな?
でも本編ほどではなかったな、やっぱり。

いや、難しいとは思うんです、俊太郎様√の彼目線は。

というのは、池田屋事件以降、彼は獄につながれてしまっているので、彼目線ということになると、彼には外の様子は全く見えないわけで。
だから主人公もほとんど登場しない。

私、俊太郎様本編の主人公、わりと好きなんですよ。

俊太郎様とイチャコラ…が目立つ主人公なので、苦手だと仰る方が多いのですが。

でもね、
本編の主人公は、佐幕派、倒幕派を公平に見る目を持ってるんだな。
人として公平に見る目がある。
社会を意外と冷静に見る目を持っている。
だから、土方さんに対しても、やったことは憎んでも彼自身を憎んでいない。
それどころか、彼の真意までわかっている。
そして、大胆で度胸もある。
もう少し大人で恋に恋する感じが落ち着いていたら、土方さんのお相手にいいかも(爆)

イメージとしては…
高校時代、結構お洒落とか恋とかが好きなイケイケ系だったけれど、20代で前半で起業しちゃった…みたいな、そんな感じの女の子。

女には嫌われるタイプかも?ですけれど。

その彼女のいいところは…やっぱ、なかったな、彼目線では。


俊太郎様に関してですが…。

う~ん…私は史実の古高俊太郎という人をあまり知らないのですけれども。

シナリオの後半戦に入って、前半で思った「三十路の初恋」の感じは薄れて、志士の一人としての感じが出てきたので、よかったです。マシになりました(←何様!)

だから、後半、ライターさん変わったのかな?と思って。

龍馬さんが主人公のことを「○○どの」って言ってるんですよね…。
そうだっけ?
本編のほうでそうなっているのかな?もう忘れちゃったのだけれど。

だけれども。
俊太郎様は幕末ではどういうスタンスでどういう思想を持っているのか?

俊太郎様が主人公が暮らす未来が、争いごとのない(←見方はいろいろあれど、少なくとも刀での斬り合いはない)平和な世の中だということに安堵するという気持ちはまあ分かります。
(平和なんてそんな簡単なものではないですけれどもね、本当は)

俊太郎様は何に命を賭けていたのか?ですよ、問題は。

それは多分、有栖川宮さまの志と重なるのだと思うのですが。
というか、有栖川宮様をお助けすることを一番の自分の役目だと思っていたのではないかと思うのですが。

だけども、私的には何故有栖川宮様がそれほどまで長洲に肩入れせねばならぬのかが分からなくて。
最終目的は、朝廷による親政じゃないのでしょうか。
そのために幕府は排除したい、それ故倒幕派の長洲と手を組みたいと思っていたのだろうと。

だからですね…。
俊太郎様が主人公の未来の話を聞いて、本当に「身分の差が無く、誰でも自由に言いたいことが言える世の中」になればいいなと思ったのかなと。
平和でさえあれば、政治体制がどうなっていてもいいのか?
身分の差が無くなる…ということは、有栖川宮さまをはじめとする公家もいなくなるということですよ。
それ、そんな呑気に聞いてていいのか?
本当ならばもっと危機感を持つはずじゃないのか?
そして“大臣”…つまり臣下が政治を担っている。
その話も聞きましたよね?俊太郎様!
臣下が政治を担う…つまり、幕府がある今の状態と同じような形に戻るということじゃないですか。
徳川幕府が邪魔で、違う機関を作りたいというならば「成功した。新しい世の中になった」と言えるとは思いますが。
それでも、今は天・皇♪陛☆下は政治的なことは一切できないものね…。
その世の中が、俊太郎様の願う「平和な世」なのですか?


これって、土方歳三が新選組より女を取ったという話と同じくらい、変な話だと思うなあ…。


てかね。
そういうところに安易に触れなきゃいいのになと思ったんです。
別にどうしても必要な台詞ではない。
なんでこんな余計な台詞をはさむかな…。

表面的にしか俊太郎さまのことをとらえていないんだなぁと思ってしまった。


ま、たかが乙女ゲームのシナリオなんですけれどね。
そこでガクーンとテンション下がってしまったもので…。


そして…。
八・一八の政変後や池田屋事件後その俊太郎様の周辺にいる方々の台詞がね…。
これ、その約5年後の会津藩も、同じことを思っていただろうな~って思った。
長洲であろうが、会津であろうが、人の思う事はそう変わりはしないんですよね…。



花ENDそのものは…。

あれだけなんか主人公のことにデレデレになっていた俊太郎様が主人公と別れるというのに少し違和感はありましたね…。
そして六角獄舎脱出のあと、俊太郎様、生きていたんですね…。
それは意外でした…。
そして平野国臣くんたちも生き延びたのだろうか…(←関係ない!)
現代は…まあ、いいか。あんなもんか。

拷問のシーンの背景、蔵の中風?新しかったですね。
そして六角獄舎内の背景…あれはどっか他のゲームから取ってきたのかな?
なんかヨーロッパの石の牢獄っぽくて、なんかちょっと頭の中が混乱してしまいました。
あの背景、なくて後ろ真っ暗とかのほうがよかったかも…。


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しかし…
話は全く変わりますが、有栖川宮様の元婚約者があの公武合体のために降嫁した和宮さま。

降嫁して、徳川の人として生きた和宮。
なんか、女って強いですよね。したたかだ。(あ、良い意味でですよ)


あと、最近よくお目にかかる久坂玄瑞クンですが…
この人、折れるってことを知らないというか出来ないというか。
一番危ないタイプじゃないかと最近思っております。
損して得取るとか、そういうのは全然できない人なんだろうな。
よく言えば誤魔化しが出来ない真面目な人なんだろうけれど。
頭よかったのだろうけれど、いわゆる「莫迦になれない」というか。
なんかコンプレックスがあったんじゃないかなと思ったりしてしまいます。
頭よくてこういうタイプでしかも周りが「秀才!」みたいに持ち上げてる。
すげえ厄介なんだよな、このタイプ…とか思ったりする…。