逢引・チェリ三と膝枕 | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

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艶が~るの土方√、本編&彼目線第7話を中心とした内容、そして第13話付近の逢引内容のネ・タ・バ・レを盛大に含みます。
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さて、いきます。


艶の土方さんの膝枕のシーン。第7話その5。
とてもいいシーンでもありますし、スチルもあり、プレミアムではボイスもついて印象的なシーン。

でもここはですね。
本当の意味で…というか、土方推し、新選組推しにはものすごく注目度の高い大事なシーンなんですよ。
…というのもですね、ここが山南さん切腹直後のシーンだからです。
山南さん切腹事件はナゾの事件、真相が分かっていない。
それは山南さんもさることながら、近藤さんも土方さんもこのことに関する文書をいっさい書き残していないから。
沖田総司が故郷への手紙に一言軽く触れた程度。
永倉新八の「浪士文久報告記事」や島田魁の「島田魁日記」にも出てきません。
永倉新八の「新選組顛末記」には出てきますが、この永倉さんの本は永倉さんが回顧・口述したのを小樽新聞社の記者が聞いて書いています。ですから著者は永倉新八ではないし、永倉さんの思い違いの部分や、著者による故意に脚色した部分があるように指摘されていますので、信憑性に疑問が残る。
子母沢寛の本にも脚色が含まれている部分があるし、ましてや西村兼文の「新選組始末記」は信頼性が全くない。
正直、何か新資料が出てこない限り、山南さんの事件の真相はわかりません。

ただ。
物語としては、ここで土方歳三が何を思ったかというのは前半の山場の一つなんですよね…。

彼が書き残すことをしなかった思い。
それは書き残すことを憚るほどのもの、簡単に言葉になんかできないほどのものだったと想像することも出来る部分。

艶では土方さんが飲めないお酒を飲んで…でも酔えなくて。
主人公の膝枕で隊内の当たり障りのないことをあれこれ話す。
核心に触れないことをつらつらと話す土方さん。
心の本当の思い、辛い気持ちを話してしまいたいけれど話せない、そして山南さんを思うならうかつに話すべきではないという土方さんの気持ちが感じられるようで、私はとても好きだった。
そんな土方さんの姿としてはとてもいいシーンだと思っていました。
だから、このシーンで土方さんが「…それに…」と言ったきり黙ってしまうところも凄く好きですし、その続きを無理に聞き出そうとしない主人公にも好感を持っていました。

そして本編は「ほんの少しだけ土方さんの唇の熱を感じたのだった」という意味深な言葉で終わります。

これは本編10話の懐中時計を手渡すところのKissの部分で、そこが初Kissであり、7話の部分は手でそっと土方さんの唇に触れたか何かしただけだったんだな…とわかりますが。
でも、それを想像したらすっごくよくて、大好きだったんですけれどね、私。
土方さんを膝枕して、顔にかかった前髪を指で梳いてあげて…眠ってしまった彼の唇にそっと触れてみる…あああ!なんていいんだろう…と勝手に盛り上がっていた。

だけれども。
彼目線ではここに続きがあります。

目を覚ました土方さんは「何か…やったか?」と聞く。
彼は「自分が何かやってしまったか?」と聞いたつもりだった。
(何が心配だったんだろう…お尻なでちゃったとか?!?)
どぎまぎした主人公は「ごめんなさい。指で唇に触れました」と白状する。
「なんだ、口付けたんじゃないのか」という土方さんに、主人公は「そういうのは好き同志でするものなので…」と、どぎまぎして答える。
ふと土方さんは「お前、口付けたことあるのか」と聞いてしまう。
首を横に振る主人公に、土方さんは何故かとても安堵した…。

そんな感じのお話。

彼目線の時点で「すっごい余計な部分だなぁ…まるっきり蛇足だわ…」と思っていた部分です。
糖度をプラスしたかったのはわかりますが、私的にはこの部分がくっついたことで随分がっかりしてしまいました。
むしろ、彼は心の中に言えない辛い気持ちを抱えていたシーンなので…。
ふと目を覚ました時に「何かしたか?」というより「何か言っちまったか?」と心配するんじゃないかと思って。
そんなすんなりと山南さんへの気持ちが女への気持ちに切り替わって欲しくなかった…とでもいいましようか。

「あ…これが『艶の土方歳三』なんだわ…」と思った大きな部分の一つです。



そんなこんなの膝枕。


プレミアムの逢引では、これが更に進化(?)します。
プレミアムではもちろん土方さんではなくチェリ三です。


逢引・膝枕 (バージョンその一・揚屋編)

はぁ…幸せ…。私の膝枕で寝てくれるなんて…。
こうやって寝顔を見ていたら触りたくなっちゃう…。
でも土方さんは仕事柄眠りが浅いから…

①髪を撫でる
土方さんが目を覚ますが「他の客が部屋の前を通ったからだろう」という土方さん。
主人公は私が触ったせいも、ちょっとはあったかも…と思っていると…
「…もうやらねえのか?」
「もう少しお前の膝を借りて癒やされていたいんだ。だからさっきの続きしてくれよ」

髪に触れられたことより、外の足音のことを言うチェリ三。
「えーーーっ!私が触ったことよりそっちなのぉぉぉ」と不満げな主人公が嫌だ。
でも、わかっているくせに外の足音のせいにするのはチェリ三よりも土方さんですね。
そしてそのあとの「もうやらねえのか」も土方さんだ。
ただそのあとが…。
突然膝の上で寝ている彼がこっち向いたらチェリ三だったっつーね(爆)
いつの間に入れ替わったのか…。
ホント、こういうの「いらんこと言い」っていうんだよ。
「もうやらねえのか?」と言われて、あ…ばれてた…とどぎまぎする主人公に手を伸ばして後れ毛を直してやりながら、フッと笑った…とかにしておいてくれたらすごく萌えたのになぁ…。


②やめておく
万が一起こしてしまったら申し訳ないから、やめておこう…。
こうして寝顔を見ているだけで満足だものね。
でも、格好良くてドキドキしてきてしまった…。
「…ふっ…何を一人でおたおたしているんだ」
「起きてらしたんですか、いったいどこから…」
「お前が俺の方に手を伸ばそうとしてやめたところからか」
恥ずかしいところをみられてしまった。
「悪かったな、気を遣わせて」
伸ばされた手が主人公の赤くなった頬を撫でる。
「もう我慢しなくていいから。ほら、俺をお前の好きにしろよ」(←ボイス)


ボイスついてるけど、ついてるけどぉぉぉぉ。
どーしてこんなチンケな台詞を言わせるかなぁぁ
しょうがないか、チェリ三だから。
よし、チェリ三、ホントに好きにしていいんだなっ!(爆)
逢引チェリ三の、この大口叩くクセ、なんとかなりませんか?
そして選択肢もねぇ…(´_`。)
「やめておく…が…」とかなんかもうちょっと…。
でもね、ホント、チェリ三もだけれど、主人公も自分本位なんだわ。
「自分の満足」はわざわざこの字数が制限されている場所で文字にしなくてよろし。
起こしてしまったら申し訳ないからやめておこう。
だけど土方さん寒くないかな。そうだ土方さんの羽織…。
膝を動かさないように手を伸ばすが、もう少しのところで届かない。
もうちょっと…もうちょっと…。
そのとき「ククッ」と笑い声が。
「土方さん!起きてらしたんですか!」
「もう少し寝たふりしていてやろうと思ったんだがな。あんまり面白くってつい声が出ちまった」
「もう!」
……とかなんとか。
土方さんってさあ…「可愛い」って言わないと思うんですよ。
「可愛い」の代わりに「面白い」って言ってるように思うんだけれども。
違うかなぁ…。


③手に触れる
そういえば手をつないだりすることはあっても手を監察したことってないかも…。
そーっと触ってみようかな…。
温かい…。大きな手のひら。指もすらっと長くて、意外と傷がなくて…。
そのときぎゅっと手を握られて、小さく悲鳴をこぼしかけた。
「そんなに俺の手が気に入ったか」
「わ…すみません。起こしてしまって…」
「謝っただけじゃ許さねえよ。好き勝手俺の手で遊んだんだ。お前の手でも遊ばせてもらおうか」

出たァ!チェリ三参上!!!
「好き勝手に俺の手で遊んだ」って、主人公、寝ている土方さんの手でいったい何したんだ。
恋人つなぎとか?
ピースさせて顔の横に置いたとか???
「お前の手で遊ばせてもらう」がジャンケンとかあやとりだったらどうしよう…(哀)



膝枕(バージョンその2・屯所編)

これはもうどうしようもなくチェリ三です

珍しく膝枕をして欲しいと言われたので膝を貸したら、いつの間にか土方さんが寝てしまった。
何か寝言を言っているみたい…。

①口付けを…
「…○○…口付けさせてくれ…」
仕方ない。眠っている今のうちにKissしてあげよう。
そう思ってキスしようとしていると…土方さんが目を覚ました。
「あっ!すみません!私その…」
「…いいから続けてくれ。俺も丁度お前と口付けしている夢を見ていたところだ。
毎回、この寝起きだと嬉しいんだがな…」
「私も別に…かまいませんよ」
精一杯強がっていうと、土方さんは可笑しそうに笑みを漏らした。

口付けしている夢を見るチェリ三。
「いいから続けてくれ」って言われて続けられますか?
もし万が一これが土方さんだったら…。
主人公の顔が近づいてきたのに気付いたら、ものを言う前に身体が動くだろうよ。
主人公の頭を引き寄せてKissしちゃうだろうよ。
そして、たとえ主人公とKissしてる夢を見ていたとしても
そんなの死んでも口に出さない

②おにぎりのこと
「…○○の…おにぎりが…食べたい…」
土方さんが目を覚まし「ん…すまん。いつの間にか眠っていたようだ」
「いいですよ、別に。そんなことより土方さん…今度また刻んだ沢庵を具にしたおにぎり作ってあげますね」
「…何故分かったんだ。おれが食べたいと思っていたことが」
「土方さんのことだったら何だってわかりますよ。これも愛の力ですかね」
「ふふ。バカヤロウが」

「おにぎりが食べたい」なんてことを大の大人が寝言でいうとは思えませんが。
あ、それは「口付けしたい」も同じですね。
でもこれ…百歩譲ってもし本当にその寝言を聞いたとしたら、黙ってません?普通は。
まあ、相手にもよりますが、副長みたいなタイプだと黙ってるなぁ。
何も言わずに次の日のお昼にでも沢庵おにぎり作って出すよ。私なら。
そして「なんだってわかる」と思っている主人公の思い上がりが嫌。
でも艶の土方さん…いや、チェリ三ならJKにそう思われても仕方がない(涙)
「愛の力」って…あのなぁ…(呆)
大鳥さんのそのシーンは…14話にありますがねえ…。
なんだろう、この初々しさのない主人公は?どうしたらいい???
艶の主人公は初々しさだけがウリなんですよ。
子どもでオバカであんまり深く物事を考えられなくて。
だけど純で初々しい。そこだけがこの子の魅力なんですよ。
そこを無くしてどうするよ???
土方√の主人公はそんなに賢くないけれど、この二人はバカップルではなかったハズ…。
そして細かいことですが「バカヤロウ」は「馬鹿野郎」でお願いしたかった。
「阿呆」は萌えますが、こんな偽物野郎に言わせてたまるか、馬鹿野郎!(キッパリ)


③仲間のこと
「…近藤さん…総司…何故死んでしまったんだ…」
土方さんが目を覚ました。
「ん…すまん。いつの間にか眠っていたようだ。近藤さんや総司の夢を見ていたよ…。例え夢の中でも二人に会えるのは嬉しいものだな」
「私の膝枕のおかげかもしれませんね。
また二人に会いたくなったら、いつでも私の膝をお貸ししますからね」
「ふふ。ありがとよ」


????????

「何故死んでしまったんだ…」が、どうして「夢の中でも会えるのは嬉しい」になるのか???
土方さんはまだ心の整理が出来ていないのでしょ?違う???
そして自分の膝枕のおかげという主人公に嫌悪感。
なんだろうね…その自信。
こんな厚顔無恥な女のどこがいい???
艶の主人公はそれでなくても子どもで、こんな奴をなんで土方歳三が好きなのか私には理解不可能なんですけれど(この際本音炸裂)、その上厚顔無恥とはもう救いようがないというか。
そんな女が好きで「ふふ、ありがとよ」なんていっちゃってるアンタは
絶対土方歳三じゃない

ホント、いいかげんにしろよ



艶の土方さんの本編膝枕シーン、すごく素敵なのに…。

それを使ってこんな逢引考える新運営って、ホントに本編を大事にしているなんて絶対に思えないと思うのは、私だけではないはずです…よね…?