艶 再演「春待ちわびし恋の花」 第二幕 土方歳三 感想再び | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

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去年の節分イベです。
別名「花里ちゃんイベ」
それ以前にも花里ちゃんをダシにした(←)イベはありましたが、ダシにするだけして花里ちゃんを放置&忘却の彼方、自分は旦那様とイチャコラ…というヒドイ主人公でした。
今回ももしや…と思いましたが、二幕は良かったと思います。

ちなみに菖蒲さん登場のイベは

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今、再演の間にあるこの「菖蒲の花咲く頃に」がダントツにいいです。
是非読んでみてください。
第二幕の過去記事はこちら。
菖蒲の花イベ 第二幕 総括

第三幕も全員読みましたが、記事は総司と土方さんだけ。
この頃私、総司さんがイチオシ、副長が次点だったのだけれど、この菖蒲の花イベとそのあとの「遣らずの雨に濡れて」で、副長がナンバーワンになったのだった…。
いえ、総司さんも好きなんですよ。
でも、どうも私が好きだと思った本編の総司さんとイベの総司さんが違うことが多いなぁとずーーっと思っていて。
その点、副長は、このへんの初年度あたりのイベでは、どのイベでも(但し「やきもちバレンタイン」は例外。あれは別人)そこそこ及第点をとってくる感じだったんですよね(←お前は何様な上から発言お許しを…

なんだか懐かしいなぁ…。


と、また話が脱線。元に戻します。

何の話だっけ…そうそう「春待ちわびし恋の花」でした。

去年一年間で、どの旦那様も素敵、そして艶が~るならでは、艶が~るの世界観を十分生かした総合得点では断然「醍醐の華宴」イベが良かったと思います。
あれに勝るものはない。

でも、さて、土方歳三としてはどうか?といわれますと、この「春待ちわびし恋の花」の第二幕に私は軍配を上げます。
この第二幕が去年のイベの「ベスト・オブ・土方歳三」だと思います。
そしてスチルも土方さんに関しては「醍醐の華宴」よりこちらのほうが好きです。
ええ、大好きですっ!
スチルも「ベスト・オブ・土方歳三2014」だったと思います。私的に。
貼ったら叱られるので貼りませんが。(←前科があるのでね)
地味です。醍醐の華宴のスチルに比べたらものすごく地味です。
ウケないと思います。多分私だけだと思います、これが好きだなんていうのは。
髪の生え際が真っ直ぐすぎるのがちょっとアレなんですが…。
でも大好きなんです。地味だけれど、刃のようにぎらりと光る副長が大好物なんです。
これとか、あとは先ほどの話の「遣らずの雨に濡れて」とか。
ああいう副長がイイんです。


第二幕の副長は何がイイって、主人公の子どもっぽいというか、あんまり深く考えていないというか、「喧嘩はよくない」「仲なおりして欲しい」っていうね…ステレオタイプの幼稚園の先生みたいな思考(花里ちゃんのことを考えているとは思いますが)を越えて、陽次郎という「その人」をとか、彼と花里ちゃんの「将来」…というと大げさかもですが…少し先ををちゃんと考慮しているところ。
そこがすごく彼らしい。
甘ちゃんの主人公が陽次郎さんを庇おうとしたところで「邪魔するな」とばっさり言った副長も、ホント彼らしくて大好きだ❤
そうそう♪男同士の話に首を突っ込んではいけません。
仲直りするにしたって、それこそ幼稚園での仲直りみたいに「ごめんね」ってお互いに言い合って、握手して…みたいなのでいいわけないじゃないですか。
遊女見習いと飾り職人見習い。
形だけ仲直りさせたって意味がない。もうそんな年じゃないってこと。
このシナリオの副長は、花里ちゃんをちゃんと大人扱いしていて、陽次郎さんに「お前も大人の対応をしろっ!一人前の男ってもんはだなぁ…」って教えようとしたんだろうなと思った。
仲良しこよしの子どもの世界にはいつまでもいられない。
今はまだ大人と子どもの間だろうけれど、「一人前の男ってものの考え方ってのはこうなんだよっ!」ってのを見せたって感じ。
そうやって、陽次郎さんを引っ張り上げる?みたいな。
その感じってすごく彼らしい。
本当は世話焼きの土方さんですが、彼ならではのちょっとしたハードルを用意した感じ。
そうやって自力で乗り越えさせることによって、陽次郎さんは一つ大人になる。
そして花里ちゃんも、土方さんのハードルを乗り越えて、一つ大人になる。
喧嘩をした二人を「元に戻す」のでは足踏み、もしくは後退で、前進ではない。
二人で乗り越えさせて初めて二人の関係が一歩前進して、新たな展開も見えてくるんだなぁ~なんて、読みながら思いました。
二人の力で乗り越えるチャンスに主人公が首を突っ込もうとしたところも、土方さんが止めた。
えらいですよ、この副長。
さすが、屯所で沢山の若い男たちとずっと暮らしているだけある。
「男を育てる男」ってこういう人だと思うんですよね、私は。
伊達に新選組副長をやってないなあ…そう思わせるところがまた、このシナリオのいいところなんですよ。
「土方歳三」がどういう人物なのかをふかーいところまで考えて書いてるな~と思えるから。


さて、第三幕ですが…。えっと、再配信は26日からですね。
うーん、私的には二幕のほうがずーーっと良かったので…。
前に公開になったときも感想で書きましたが、第三幕は旦那様目線だったらかなーーり良かったんじゃないかなぁと思っています。



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土方ファンにもいろんな方がいらっしゃいますが…。
実在した人がモデルのキャラに関してのファンは、大きく分けて二種類いらっしゃいます。

そのゲームでのそのキャラが好きな人
「実在したその人」が好きで、その幻影を追えるから、そのキャラが好きな人

私は最初は前者に近かったと思うけれど、好きが高じて後者になってしまいました。
そして、土方さんファンは後者の割合が高い?感じ???
そういう人達は、自分の中に確固たる「土方歳三像」をお持ちです。
あ、もちろん前者の中にも「艶が~るの土方歳三」の確固たる像をお持ちの方もいます。
そういう人達と話すことの楽しさを最近よく思います。

艶が~るも来月末には一旦終了。しばしのお別れ。
プレミアムになって帰ってきてくれるとはいうものの、全く不安がないわけではない。

そのためにこの年明けからは新イベも来なくなってしまって。
この状態があと二ヶ月続くのか~と思うと、なんだか寂しいなぁ…。
イベント読んで、そのイベがいいか悪いかももちろん凄く大事。
いいイベを読んで素敵な土方歳三に逢えるのはとてもうれしい。
でも、それだけじゃなかったんだなぁ…としみじみ思います。
艶のイベを読んで、そこにいる「土方歳三」に関して、コアなファンの方々とあーだこーだ話すことそのものが楽しかったんだなぁ…。


プレミアムとして再発信する「艶が~る」

またそんな時間を沢山持てたらうれしいなぁと思っています。

私の場合、本当に勝手な「土方歳三像」で、
悪ふざけした会話なんかもしてしまいますが、それもまた楽し❤
たまには…いいですよね♪
(副長ごめんなさい!)